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ギターレスならではの洗練された音を武器に、ライブシーンを駆け抜ける3ピース高校生バンド【ココラシカ】

ギターレスならではの洗練された音を武器に、ライブシーンを駆け抜ける3ピース高校生バンド【ココラシカ】

6月19日に開催された、高校生による高校生だけのロックフェス「TEENS ROCK in TOKYO 2022」。そこでは「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2022」の出場権獲得を目指して、10組の高校生バンドがしのぎを削っていました。

目指すはロッキン!高校生が主催する高校生バンドだけのロックフェスに潜入【TEENS ROCK in TOKYO 2022】 | Steenz(スティーンズ)
6月19日(日)に開催された「TEENS ROCK in TOKYO 2022」。予選34組から選ばれた10組の高校生バ…
https://steenz.jp/9390/

今回「Steenz」では、未来の音楽シーンを盛り上げる新たな10代の才能との出会いを記念し、ハイレベルな演奏を披露していた出演バンドに、単独インタビューを敢行。音楽にかけた、10代ならではアツい想いに迫ります!

第2回は、23歳以下限定アマチュア音楽コンテスト「Tokyo Music Rise 2022 spring」での優勝経験をもつ、都立鷺宮高校2年の3人組バンド「ココラシカ」です。

ココラシカを知る5つの質問

ココラシカは、コウキ(Vo./Key.)、コタロウ(Dr.)、ラナ(Ba.)の3人からなるバンド。ギターレスバンドならではの、洗練された音楽性が魅力です。今回は、メンバーのコウキとコタロウに質問をぶつけてみました。

Q1. バンドのコンセプトを教えてください。

コウキ「ギターレスの3ピースバンドにしかできない、シンプルで無駄のない音楽の美しさを表現したいと考えています。人数が少ないからこそ、余計な音のない音楽を奏でられると思っています。

当初から、おしゃれな雰囲気を目指していたので、バンド名を決めるときもカクテルの名前から選びました。いろいろ探しているうちに、辿り着いたのが『ニコラシカ』というお酒。深い意味はないんですけれど、最初の文字を『コ』にすると、メンバー名のコウキ・コタロウ・ラナの頭文字になることに気づいて、『ココラシカ』に決めました」

 

 

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Q2. 結成ストーリーを教えてください。

コウキ「昨年の8月に、僕がふたりに声をかけるかたちで始まりました。

僕の親が音楽家で、小4のときから作曲について教えてもらっていたのもあったのと、尊敬している藤井風さんみたいな音楽をやりたいというイメージもあったんです。だから、メンバーを決めるとき、本気で音楽をやっていて、演奏したい音楽のジャンルが近いか、という基準で選びました。

ベースのラナは、最初の自己紹介で『プロでやっていきたい』と言っていたし、プロのサポートもしているくらいの凄腕のベーシスト。ドラムのコタロウは、高校からドラムを始めたとは思えないくらいセンスが良くて、みるみるうちに上達していっていたので、ぜひ入ってほしいと頼みました。

もともとはギターも入れる予定ではあったのですが、しっくりくる人がいなかったので、いっそのこと3ピースでやってやろうと思ったんです」

コウキ(Vo./Key.)

Q3. 楽曲のこだわりはありますか?

コウキ「作詞作曲は、僕が担当しています。曲をつくりたいってなったら、まずはいろんな人の曲を耳コピして分析します。

そこから自分らしさを付け加えるために、こうしたら気持ちいいだろうな、っていうのを考えていくんです。この分析プロセスはすごく大事にしてます。自分らしさの中に、いろんな色を取り入れていくという感じとも言えます。

逆に作詞は、他人の言葉よりも、自分の言葉で書くことを意識しています。まず、言いたいことを決めて、そこに向けて、物事を客観的に見て、それを繊細に表現していきます。

曲を分析していると、いいなと思っても、オリジナリティがなかったり、自分だったらこうするのに……と思う場面がよくあって。出来の良し悪しは置いておいて、自分らしさはすごく大切にしています」

ラナ(Ba.)

Q4. バンドのイチオシの曲はありますか?

コタロウ「『わがまま』という曲です。歌詞が冬っぽくて心地よくて。個人的には、Saucy Dogっぽい言葉選びだなって思います。ストーリー性もちゃんとあって、人それぞれの捉え方ができる曲です。これは、音源を残していないので、ぜひライブに聴きに来てください!」

コウキ「作詞作曲担当としては、『占い師』がお気に入りです。自分で言うのもなんですが、よくこんな曲つくれたなって思います(笑)。無駄のない展開、キャッチーなメロディライン、そして歌詞の世界観……どれも気に入っています。各パートごとに見せ場もある、自信作です!」

 

 

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コタロウ(Dr.)

Q5. 今後の目標を教えてください。

コウキ「高校生活の間に500人以上の前でライブをすることです! 夏休みの予定のほとんどはライブで埋まっているので、少しでもお客さんに来てもらいたいなって思います。SNSでは、僕たちのことを知ってもらうために、カバー曲も披露しているので、ぜひチェックしてほしいです。

いつもは月に2、3本くらいなんですが、今年の夏はすごく多くて、週5でライブがあることも。暑さに負けず、走り抜けていきます!」

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Photo:Eri MiuraKaichi Komatsuzaki(Live Photo)
Text:Atsuko Arahata
Edit:Takeshi Koh

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Atsuko Arahata

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