Teenage Realities

オールドデジカメやフィルムカメラって本当に人気なの?スマホ時代のエモ写真やカメラについて10代に聞いてみた【10代リアルVOICE】

オールドデジカメやフィルムカメラって本当に人気なの?スマホ時代のエモ写真やカメラについて10代に聞いてみた【10代リアルVOICE】

タイムリーな話題から、カルチャー、さらには社会問題まで、さまざまなテーマについて、リアルな10代の声を聞くシリーズ10代リアルVOICE

今回のテーマは「レトロな写真・動画」について。いま、改めてオールドデジカメの人気が上がっていたり、あえて古いiPhoneなどで写真や動画を撮るのが流行しています。スマホで高画質な写真が撮れるこの時代に、なぜレトロな写真や動画に惹かれるのでしょうか。そこで、写真についてのこだわりや、レトロな写真をどう感じているかなど、10代にとってのレトロ写真の受け止めを、5人のティーンたちに聞いてみました。

1. 加藤実希さん「写ルンですを愛用。現像することで初めてわかるエモさがいいです」

「スポーツ=我慢」という価値観を変えたい!スポーツメンタルトレーニングを学び競技にも挑戦する大学生【加藤実希・19歳】

19歳。学生団体ORYVESに所属し、AO入試についての座談会などさまざまなイベントを開催。大学ではスポーツメンタルトレーニングについて学ぶ。

「『写ルンです』を使っています。レトロでかわいい写真が撮れるのももちろんですが、印刷してみないとどんな写真をなのかわからないっていう点が、エモくていいなと思います。便利になりすぎた現代だからこそ、見える世界なのかもしれません。」

「スポーツ=我慢」という価値観を変えたい!スポーツメンタルトレーニングを学び競技にも挑戦する大学生【加藤実希・19歳】
「スポーツ=我慢」という価値観を変えたい!スポーツメンタルトレーニングを学び競技にも挑戦する大学生【加藤実希・19歳】
「気になる10代名鑑」の676人目は、加藤実希さん(19)。学生団体ORYVESに所属し、AO入試についての座談会など様々なイベントを開催しています。もともと大好きなフィギュアスケート競技に携わりたいという思いから、大学 […]
https://steenz.jp/26938/

2. あべいあるなさん「フィルムカメラで撮影すると、昔の風景が蘇ってくる気がします」

国籍に関係なく、日本の良さを守り続けられるように。富士吉田市の活性化に取り組む高校生【あべいあるな・17歳】

17歳。地元・山梨県富士吉田市の活性化に取り組むNPO法人に所属して、地域のためにさまざまな取り組みをおこなう。

「一眼レフのフィルムカメラを使っています。祖母が使っていたという、50年前くらいのクラシックなフィルムカメラを購入して、使い始めました。地元での活動をしているので、地域の写真を取ることが多いです。フィルムカメラを使うと、昔の風景が蘇ってくる感じがします。」

国籍に関係なく、日本の良さを守り続けられるように。富士吉田市の活性化に取り組む高校生【あべいあるな・17歳】
国籍に関係なく、日本の良さを守り続けられるように。富士吉田市の活性化に取り組む高校生【あべいあるな・17歳】
「気になる10代名鑑」の667人目は、あべいあるなさん(17)。地元である山梨県富士吉田市の活性化に取り組むNPO法人に所属して、地域のためにさまざまな取り組みをしています。さまざまな国の人とともに、地域をつくっていける […]
https://steenz.jp/26274/

3. 佐藤綾音さん「いいと思ったものをそのまま撮りたいという気持ちがあります」

17歳。悩みを抱える中高生をひとりでも減らしたいという思いから、メンタルケアを行う学生団体『empathieエンパティー』を立ちあげて活動中。

「オールドデジカメとかフィルムカメラはもっていないけど、レトロなものが好まれている理由は、海外の製品に憧れるのと同じで、身近にあるものとは違う質感に、憧れを抱いてるからだと思います。

わたしの場合、写真を撮るときは、いいなと思ったものを、なるべくそのまま撮りたいという気持ちがあるので、加工も明るさを実際のものに近づけることだけです」

悩みを抱える中高生をひとりでも減らしたい。仙台を拠点にメンタルケアの学生団体を立ちあげた高校生【佐藤綾音・17歳】
悩みを抱える中高生をひとりでも減らしたい。仙台を拠点にメンタルケアの学生団体を立ちあげた高校生【佐藤綾音・17歳】
「気になる10代名鑑」の668人目は、佐藤綾音さん(17)。悩みを抱える中高生をひとりでも減らしたいという思いから、メンタルケアを行う学生団体『empathieエンパティー』を立ちあげて活動をしています。活動を通して知り […]
https://steenz.jp/26344/

4. 山澤充希さん「10年以上前の一眼レフカメラで撮ったレトロな写真は懐かしさを覚えます」

「江戸東京野菜」の存在を通して東京の伝統や歴史を広めたい。農業を盛り上げる商品開発にチャレンジする高校生【山澤充希・17歳】

17歳。高校でのプロジェクト活動をきっかけに「江戸東京野菜」という東京の伝統野菜に出会い、その周知や普及に向けて活動中。

「10年以上前の一眼レフカメラを使っています。このカメラを使って撮った写真を、パソコンの編集ソフトで編集して、そこからSNSやプロジェクトのホームページにアップロードしています。

レトロな写真って、見たときに懐かしさを感じますよね。僕自身も、小学生時代に流行っていた音楽を聴いたりするのと同じ気持ちで、小学校のときの写真などを見ることがあって。どこか懐かしいような感覚は好きなので、レトロな写真は好きですね」

「江戸東京野菜」の存在を通して東京の伝統や歴史を広めたい。農業を盛り上げる商品開発にチャレンジする高校生【山澤充希・17歳】
「江戸東京野菜」の存在を通して東京の伝統や歴史を広めたい。農業を盛り上げる商品開発にチャレンジする高校生【山澤充希・17歳】
「気になる10代名鑑」の666人目は、山澤充希みつきさん(17)。高校でのプロジェクト活動をきっかけに「江戸東京野菜」という東京の伝統野菜に出会い、その周知や普及に向けて活動しています。これまでの活動を通して、農業の厳し […]
https://steenz.jp/26077/

5. 黒澤諒さん「チェキを買いました。データでは得られない味のある写真が撮れます」

メイクは自己表現する最高の手段!コスメを通じて“ジェンダーステレオタイプ”のアップデートに挑む【黒澤諒・17歳】

17歳。ジェンダーステレオタイプのアップデートをめざし、メイクや美容の発信などをおこなう『re-make』プロジェクトを立ち上げ、現在は法人化を目指して活動中。

「1か月ほど前、1万円くらいする『チェキ』を買いました。画質や写真の精度でいったら、普段使っているスマホで十分だし、画質もいいですが、チェキはその場で現像されて、時間が経つと鮮明に見えてくるところに、データでは得られない味を感じるんです。 インスタ映えではなく、実際に自分の手の中にその瞬間があるのが、特別感につながるんだと思います」

メイクは自己表現する最高の手段!コスメを通じて“ジェンダーステレオタイプ”のアップデートに挑む【黒澤諒・17歳】
メイクは自己表現する最高の手段!コスメを通じて“ジェンダーステレオタイプ”のアップデートに挑む【黒澤諒・17歳】
「気になる10代名鑑」の677人目は、黒澤諒さん(17)。ジェンダーステレオタイプのアップデートをめざし、メイクや美容の発信などをおこなう『re-make』プロジェクトを立ち上げ、現在は法人化を目指して活動しています。さ […]
https://steenz.jp/26150/

10代はスマホを使いながらも、レトロな写真に惹かれ、実際に一眼レフカメラやチェキなどを使用していました。写真そのものだけでなく、写真を撮る時間や、現像されている過程など、時間を楽しんでいるという声も。写真に求めることは、利便性やクオリティだけではないということが、リアルな声からもわかりますね。

Photo:Eri MiuraNanako Araie
Text:Serina Hirano

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Serina Hirano

エディター/ライター

1994年生まれ、東京都出身。現代を懸命に生きている若者を応援するため、フリーランスとして活動。カフェ店員をしながら医療に関する記事を執筆し、2024年よりライター兼エディターとしてsteenzに携わる。各業界に対して様々な側面から活動している。

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