タイムリーな話題から、カルチャー、さらには社会問題まで、さまざまなテーマについて、リアルな10代の声を聞くシリーズ「10代リアルVOICE」。
今回のテーマは「ピアス」について。以前はファッション感度の高い若者の象徴として扱われることもあり、ピアスを開けることが当たり前だった時代もありました。しかし現在は「若者がピアス離れをしている」とも言われています。そこで5人のティーンに、「ぶっちゃけピアスホール開いてる?」「開けたいと思う?」などなど、ピアス事情について、詳しく聞いてみました。
1. 山下彩夏さん「ファッションの幅を広げたいと思って、高校卒業後に開けました」
「ピアス、開けています。高校生のときから、ピアスを開けたらファッションの幅が広がるかなと思って、卒業したらすぐに開けようと決めていたんです。だから卒業後、すぐに開けました。
毎日いろいろなピアスを選ぶのが楽しいし、ファッションの幅が広がったと思います。でも最近だと、イヤリングやイヤーカフなど、ピアス以外のイヤーアクセサリーも充実しているイメージがあるので、開けなくてもファッションを楽しめる範囲が広がっているように思います」
2. kokonaさん「いまは開けていないけど、鼻ピとリップを開けたいと思っています」
「いまは開けていないのですが、これから鼻の中心にするセプタムと、リップピアスを開けたいと思っています。まわりにもピアスを開けている友達は多くて、わたしも高校を卒業したら早く開けたいと思っています」
3. わかやまちはなさん「友達はピアスしている人が多いかも。誰かに開けてもらうのに憧れがあります」
「ピアスホールはまだ開けていません。開けたいと思いつつも、実行に移さないまま、時間だけが過ぎてしまいました……。また、誰かに開けてもらうことになぜか憧れがあって、開けていないということもあります。
大学の友だちは、ピアスを開けている人が多いです。特にわたしが所属するテキスタイルデザイン専攻には、おしゃれに気を遣っている人や、個性的なファッションをしている人がたくさんいるので、必然的にピアス着用率が高くなっているのかなと思います」
4. 太田雅啓さん「抵抗はないけど、手入れが大変そうで踏み切れずにいます」
「東大の友人でピアスホールを開けている人は、少ない気がします。僕自身は、開けること自体には抵抗はなくて、高校のころから何度か開けようかなと考えたことがあります。それでも踏み切れていないのは、手入れが大変そうだから。特に最初のうちは、穴を定期的に掃除しないと膿んでしまうと聞いて、それがどうしてもネックで……。でも、やっぱり興味はあるので、いつかチャレンジしてみたいです」
5. 鶴田一朗さん「興味はあるけど痛そうだし、ピアス以外の選択肢もアリかなって思います」
「ピアス、開けていません! これから開けてみたいという興味はありますが、当分の間は開けなくてもいいや、とも思っています。やっぱり痛そうですし……。まわりの友だちは、ピアスを開けている人もいるけど、開けずにイヤリングで十分だと言っている人もけっこういます。
意外と僕のまわりには、ピアスをつけていない人のほうが多いかもしれません」
世間で言われているよりも、ピアスホールを開けることに対して、前向きなティーンが多いようでした。とはいえ、イヤリングやイヤーカフなど、ピアスを開けなくても楽しめるアクセサリーも充実してきている今日このごろ。自分なりの楽しみ方で、ファッションを楽しんでいけたらいいですね!
Photo:Eri Miura
Text:Ayuka Moriya