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“若者は電話が嫌い”ってホントなの?10代に電話への抵抗感についてぶっちゃけ聞いてみた【10代リアルVOICE】

“若者は電話が嫌い”ってホントなの?10代に電話への抵抗感についてぶっちゃけ聞いてみた【10代リアルVOICE】

タイムリーな話題から、カルチャー、さらには社会問題まで、さまざまなテーマについて、リアルな10代の声を聞くシリーズ10代リアルVOICE

今回のテーマは「電話」についてLINEはもちろん、いまではInstagramでも通話機能が実装されていますが、一方で「電話に苦手意識をもっている若者が増えている」と、さまざまなメディアでいわれています。そこで、いまの10代は電話をどれぐらい普段使っているのか、電話について、ぶっちゃけどう思っているのか、5人に聞いてみました。

1. おやまさきさん「電話するときことはほとんどなくて、やむ得ずかける感じです」

19歳。文化服装学院のファッション工科専門課程に在学。手編みからコンピューターニットまで、幅広く作品づくりに取り組む。

「電話にはなんとなく抵抗があって、自分からかけることはほとんどないです。かけることがあるとすれば、友達と一緒にお出かけをしていて、途中ではぐれてしまったときくらい。本当に、やむを得ず電話をするくらいです」

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2. おさむさん「自分からかけるのも、かかってきた電話に出るのも苦手。できればテキストで済ませたい」

18歳。トヨタの創業者である豊田佐吉さんに影響を受け、さまざまなイベントやインターン、ビジネスコンテストといった課外活動に積極的に参加。

「電話をかけることは、生活の中でほとんどなくて、基本はメールやテキストで済ませることが多いです。そんなこともあって、電話に慣れていないので、少し抵抗があります。かかってきた電話に出ることも、誰かに電話をかけることも、どちらも慣れていないです。

電話をかけるといえば、病院に予約の変更をお願いするときか、役所へ問い合わせするときぐらいかもしれません」

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3. 横濱奏恵さん「友達とはどうでもいい話でも電話してしまいます」

16歳。学業の傍ら、貧困や政治、ダイバーシティなど、さまざまな分野の活動にチャレンジ。

「わたしは、電話をかけるのも通話をするのも、あまり抵抗がないです。人の声を聞いてコミュニケーションをとることが好きなので、どうでもいいことでも電話をかけちゃいます。この前は友達とブラッド・ピットがイケメンなことについて電話で話していて、気づいたら2時間も語ってしまいました(笑)」

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4. 柴田花菜さん「電話に抵抗はないけど、家族や親友以外とは通話しません」

19歳。LGBT差別やSNSでの誹謗中傷をなくすことを目指して活動する学生団体『Cue』を立ち上げるなど、精力的に活動中。

「週3回か5回ぐらい、電話で話します。やっぱり電話って、メールとかで文字を打つよりも楽だから。だけど、誰とでも電話するっていうことはなくて、すごく親しい友だちか家族としかしません。

最近した電話は、友だちが休学するかどうかの悩みを聞いていたので、電話でいろいろ話したのと、遠方にいる家族とのビデオ通話をしました。電話自体には抵抗ないですけど、そこまで仲良くない人は、電話だとちょっと気まずくなる気がします」

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5. SERUCHOCOさん「読み手の状況によって汲み取り方が変わらないように、大事な話ほど電話します」

18歳。教育系団体『Sentliber』の代表。カナダの高校に通った経験を活かした発信なども行なう。

「自分の気持ちや想いを伝えたいときは、LINEではなく電話をかけますね。テキストに感情を乗せてしまうと、読み手の状況によって汲み取り方が変わってしまうので、大事なことほど、『ちょっと電話をできる?』って聞いて、できるだけ会話で伝えるようにしているんです。

いちばん直近だと、学生団体の運営をしているので、団体に入ったばかりの新しいメンバーに電話して、次の会議についての連絡をしました。普通に、家族と親友とのコミュニケーションでも電話をよく使います。高1までは電話することそのものに抵抗がありましたが、親友が電話をよくかけてくる子だったので、慣れました。

とはいえ、誰にでも電話するわけじゃなくて。学生団体や起業界隈とは電話するけど、それ以外のSNSでつながった人と電話で話すのは苦手意識があって、あまりしません」

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電話に対する抵抗感について聞いてみると、その意識がハッキリとわかれる結果となりました。しかし、日常的に電話をすると答えた10代であっても、まずLINEで「いま、電話してもいい?」と事前に確認してから、電話につなげるとのこと。やっぱり10代にとって、相手の状況がわからなかったり、距離がまだ縮まり切ってなかったりする相手に、いきなり電話をすることは、かなりハードルが高いようです。

Photo:Eri Miura
Text:Ayuka Moriya

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Ayuka Moriya

エディター

1999年生まれ、秋田県出身。東京外国語大学 国際社会学部在学時よりライター・エディターとして主にインタビュー記事の執筆、ディレクションに携わる。Steenzでは、2021年ローンチ当初より「気になる10代名鑑」のコンテンツ制作を担当。

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