タイムリーな話題から、カルチャー、さらには社会問題まで、さまざまなテーマについて、ティーンたちの声を聞くシリーズ「10代リアルVOICE」。
今回のテーマは「注目しているサステナビリティ活動」。レジ袋の有料化をはじめ、身近なお店やさまざまな企業で、環境に配慮した取り組みが加速しています。そこで今回は、SDGsのための具体的なアクションとして実行されている、環境に配慮した取り組みやサービスについて、5人のティーンに意見を聞いてみました。
1. 岡本青空さん「スタバの紙ストロー。初めは疑問だったけど、いまは共感」
「スターバックスによる、レジ袋有料化+紙ストローでの提供は、自分の中では大きいですね。正直なところ、最初は『なんでレジ袋も有料化するの? なんで紙ストローにするの?』と疑問を感じていたのですが、森林の環境保護のためと知って、納得できました。
スターバックスのような世界的に大きい企業が紙ストローに切り替えたことで、環境保護の取り組みがもっと拡がるきっかけになると思いました」
2. 柴田花菜さん「キットカットのパッケージ。環境に良くて、新たなコミュニケーションのきっかけにも」
「お菓子の『キットカット』のパッケージです。脱プラのために、プラスチックのパッケージから紙のパッケージに変わっています。紙のパッケージの方がプラスチックのものと比べておしゃれだったので、単純に好きだなと感じました。
また、その紙のパッケージを使い、折り鶴などを作って大切な人に想いを伝える、というコミュニケーション方法が提案されていて、今までゴミとなっていたものから、新しい価値を創造するというアイディアにも、好感を持ちました」
3. 長潟優祈さん「ファストファッションブランドのショッパー有料化」
「ファストファッションブランドで、ショッパーを有料にしているところ。ユニクロも紙袋になって、有料になりましたね。
みんなが買い物に行く機会の多いファストファッションだからこそ、環境問題に取り組んでいるのは効果がありそうだし、関心を持つ機会も増えるので、いいと思いました!」
4. 薄井華香さん「くら寿司のマイ箸持参。自主性に任せるスタンスが素敵!」
「地元にある『くら寿司』に行ったときに、『マイ箸を持ってきてくださったお客様には、お会計時に5%offします。』と書いてあるのを見つけました。
プラスチックストローから紙ストローに替わっているお店も増えていますが、正直、私の意見としては、飲んでいるうちにストローの紙の部分がふやけてしまって、気持ち良く飲めず、食品そのものの価値を落としてしまっているのでは、とも思うんです。
くら寿司の方法は、店側から強制するような環境配慮ではなく、自主性に任せた環境配慮のやり方。だから、私たち自身が日ごろから気をつけようという意欲が上がりそうだなと感じました」
5. 宮沢桜太朗さん「Allbirdsの藍染めワークショップ。お気に入りの一足により愛着がわきます」
「サステナブルなシューズを販売するAllbirdsさんの『スニーカー藍染めワークショップ』です。これは、徳島県を拠点に藍染師として活動されているWatanabe‘sさんとのコラボで、天然の藍でAllbirdsさんの天然素材のスニーカーを染めるというもの。
どちらも環境に配慮された天然素材なので、罪悪感なくファッションを楽しむことができます。僕は元々Allbirdsさんの『ウールスニーカー』を履いていましたが、自分の手で藍染めすることで、多少の汚れが目につかなくなり、より愛着も持てて、もっと長く大切に履こうという気持ちになりました」
食やファッションをはじめ、多様なジャンルのサステナビリティ活動が集まりました。こうした企業の取り組みや社会で起こっている具体的なアクションを参考に、私たちも、できることから行動を変えていきたいですね!
Photo:Eri Miura
Text:Ayuka Moriya
Edit:Takeshi Koh