タイムリーな話題から、カルチャー、さらには社会問題まで、さまざまなテーマについて、ティーンたちの声を聞くシリーズ「10代リアルVOICE」。
今回のテーマは「とっておきの勉強法」。もうすぐ夏休みですが、多くの学生にとって、その前に立ちはだかるのは、テストや期末試験。そこで今回は、ティーンがリアルに実践している勉強方法について聞いてみました。
1. 柴田花菜さん「付箋と赤シートはやっぱり暗記に欠かせない!」
「暗記科目には、付箋勉強法をやっていますね。正方形の大きめの付箋に、覚えたいことをオレンジペンで書いて、ジャンルごとにまとめるといったやり方です。
私の場合、地理で国別の宗教や文化について学ぶときは、イギリスやドイツ、フランスといったジャンルごとに付箋を分けることで、知識が混ざらずに、綺麗にまとめるうようにしています。ノートのページを分けたり、線で囲んで区分したりすることもできるけど、付箋を使ったほうが、キッパリと区別がつくし、ノートのどこにまとめたかが覚えやすくなる気がします。
赤シートと組み合わせて、いつもテストを乗り切っています」
2. 薄井華香さん「真っ白な紙に殴り書きして、頭の中を整理する」
「私が実践している勉強方法は、とりあえず紙に書くということです。線が入ったルーズリーフはダメ! ほんとに真っ白で、なにも書いてない紙がいいです。
勉強していると、頭の整理がつかなくて、思うように進まないことが多くあります。そんなときは、殴り書きでもいいから、真っ白の紙に自分の思っていることやわからないことを書き出し、ひとつずつ整理することを大切にしています」
3. 中村結さん「勉強垢をつくって、同志を見つける!」
「勉強アカウントを作ることです! 自分ひとりでは勉強していてつらいと思ってしまうことがよくありますが、Instagramなどで勉強アカウントを作ることで、ゴールは違っても同じく勉強をがんばっている仲間を見つけることができます。他の人のモチベーションの保ち方などを知ることもできるので、おすすめです」
4. 宮沢桜太朗さん「秀才・赤場帝一になりきる!」
「(1)勉強する内容と時間を決めます。(2)鏡の前で前髪を七三分けにします。(3)部屋にこもり、鉢巻を巻き、真剣な表情をつくります。(4)タイマーをセットし、『はじめ!』と叫んで勉強を始めます。(5)タイマーがなったら『終わり!』と叫んで、部屋を出て休憩します。
これは漫画『帝一の國』に出てくる、赤場帝一の真似です。とにかくなりきることで、頭が良くなった気がして、問題を解ける気になるんです。特に、なかなか興味を持てない教科を勉強するときは、この方法で集中します。
ちなみに僕は、ウォークインクローゼッドに机と椅子だけ運んで、勉強部屋を作っていました。できるだけ気になるものを置かないのもコツです」
古典的な勉強法である音読や付箋を使った方法から、SNSを使うアイディア、さらにはキャラクターになりきるワザなど、バラエティに富んだ回答が多数集まりました。テストシーズンに向けて、みんなの勉強法を、参考にしてみてください!
Photo:Eri Miura
Text:Ayuka Moriya
Edit:Takeshi Koh