2025.02.18 Teen's Snapshots

めざすは日本版イーロン・マスク。「何度でも挑戦できる環境」をつくる中学生CEO【則竹瑛斗・15歳】

「気になる10代名鑑」の894人目は、則竹瑛斗のりたけえいとさん（15）。『Challase株式会社』のCEOをつとめながら、教育活動家としても活躍しています。将来的には、日本をより良くするため、イーロン・マスクのように民間と政治両面からアプローチしていきたいと話す則竹さんに、活動のためのファーストアクションや、将来の展望を根ほり葉ほり伺いました。

則竹瑛斗を知る5つの質問

Q1. プロフィールを教えてください。

「CEOをつとめるChallase株式会社を経営しながら、教育活動家としてNPO法人Locaneerでの活動にも取り組んでいます。

Challase株式会社は、SNS・エンターテインメント事業を展開するスタートアップ企業です。『Chatwork』創業者の山本敏行さんと共同で立ち上げました。『新しいチャレンジのベースを創り出す』をミッションに掲げ、中高生マーケティングチーム『Z世代バズらせ隊』や、U25ビジネス番組『子猫の逆襲』などの企画・運営・制作をおこなっています。もうひとつのNPO法人Locaneerは、高校3年生の今永拓輝くんと一緒に運営している、中高生が自らアクションを起こし学ぶことができるアクセラプログラムを提供している団体です。

活動の軸は、何度でも挑戦を繰り返して、成功と失敗が経験できる環境を整えること。

ぼくは千葉県松戸市で生まれ、小学3年生まで日本で過ごしました。その後、父の仕事の都合で3年間ほどアメリカに滞在したのですが、そこで日本と海外の教育の違いに違和感を覚えたんです。帰国後も、日本の教育制度に疑問が残ったままで。いつか日本の教育を変えたいなと思ったことが、起業や活動につながっています」

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Q2. 活動にあたってのファーストアクションは？

「やりたいと思ったことをいろんな人に話したのがスタートです。FacebookのMessengerを使って、いろんな業界で活躍されている方々にひたすら連絡していきました。

例えば、Challaseの創業をお手伝いしてくださった山本敏行さんや、『トビタテ！留学JAPAN』プロジェクトディレクターの船橋力さん、起業家の成田修造さんとか……。皆さん、連絡すると『頑張れ！』って応援して下さって。

そうしてると人脈が増えていくんです。ハードルは高いかもしれないですが、やって損はないと思います。人脈がないって思う人は、まずひたすら連絡することから始めてみても良いんじゃないかな」

Q3. 活動の中で、悩みがあれば教えてください。

「マネジメントや、組織づくりですね。

Challaseは、いまは8人でやっているんですけど、昔は30人ほどのメンバーがいました。30人を統括するために、各部門にヘッドマネージャーを立てたときもあったのですが、彼らがどう指示を出しているのかも把握できていないときがあって。マネジメントがうまくいかなかったことに反省を感じています。

次に活かしていくためにも、これからは他のメンバーと1対1で話す機会を密にしながら、また少しずつ組織を大きくしていければいいなと思っています」

Q4. 最近、新しく始めた挑戦はありますか？

「ChallaseでYouTubeチャンネルを始めました。山本さんをはじめ、起業家の方々をお呼びして対談するチャンネルで、SNSにも力を入れていこうと思っています。

ほかにも、昨年の12月にはU18向けの挑戦を応援する『Japan Youth Entrepreneur Summit 2024 （JYEサミット）』というイベントを開催しました。起業やスタートアップに興味のあるU18と、未来志向の経営者・投資家が集まって、お互いに刺激を受け合える場を作りたくて。50人以上が集まり、人生で初めてのオフラインイベントになりました」

Q5. 将来の展望は？

「将来的には、日本を『この国に生まれて良かった』と思える国にするため、民間と政治の両面で取り組んでいきたいです。

ゆくゆくは『日本版イーロン・マスク』になりたくて。南アフリカ共和国の起業家、イーロン・マスクは、テスラやXの代表をつとめ、いまでは政治にも関わっています。やることがとにかくビッグなんですよ。宇宙とか、未知の領域に投資をしながらも、政治にも関わっていて、実業家が政治に参入して国全体を変えていっているっていうところに憧れます。

ぼくも貪欲になって、どんどん上をめざしていきたいです」