タイムリーな話題から、カルチャー、さらには社会問題まで、さまざまなテーマについて、リアルな10代の声を聞くシリーズ「10代リアルVOICE」。
今回のテーマは「検索ツール」について。情報やアプリがありすぎる現代、モバイルネイティブといえる10代にとって欠かせない「検索」を、どんなツールをつかって、どんなふうに行っているのでしょうか。そこで今回は、4人のティーンに、知りたい情報について、どの検索ツールを使って調べているのか、聞いてみました。
1. 小野凪さん「ChatAIが搭載された検索エンジンBingを使っています」
「検索エンジンは、Bingを最近使っています。GPT-4で動いているAI検索エンジンで、人工知能を使ったチャット技術などが導入されています。情報収集や知りたいことは、Google検索よりも深く知ることができるので、助かっています」
2. 川﨑万緒さん「ファッションやグルメなどは基本、インスタで調べることが多いです」
「私は普段、ファッションの勉強をしているのですが、ヘアスタイリングやネイル、ファッションアイテムなどは、全部Instagramを使って調べていますね。グルメの情報やアミューズメント施設などの情報もインスタが多いです。インスタグラマーやTikTokerのほうが、WEBページよりも詳しく、リアルな声で伝えている気がするので、お店や行き先を選ぶときに、参考にしています。ただ、お天気とか、知らない言葉など、基本的な調べものはGoogleを使うことが多いです」
3. 加藤海凪さん「用途に応じて使い分け。同じことをInstagramで調べてから、TikTokで調べることも」
「複数の検索エンジンやSNSを、用途に応じて使い分けています。Instagramでは、ごはん屋さんやファッションを調べることが多いです。ビジュアルで検索結果が見れるのでGoogleで調べるよりもイメージが湧きやすいんです。TikTokでは、ファッションの着こなしなどについて調べることが多いですね。インスタで見て気になったものを、さらにTikTokで調べて、動画で詳しく見ることもあります。他には、Googleは初めて聞いた言葉や曖昧な情報から調べたいときに使っていて、デザインやイメージを調べたいときはPinterestを使うことが多いです」
4. 渕上駿介さん「基本的に調べものは『Google』で事足りています」
「基本的に調べものは『Google』一択ですね。『Instagram』にも検索機能はありますが、僕にとってインスタは娯楽が目的。あとは、映像をつくっているので『YouTube』で調べることもあるし、『Pinterest』を使ったりすることもあります」
複数のツールを使い分けて調べることが当たり前の10代。特に、若い世代にとってマストともいえるアプリ『Instgaram』は、つながりを求めるSNSの域を超えて、検索ツールとしても支持されていることがわかります。また中には、検索するときに、AI機能を意識してるという声も。情報があふれる社会だからこそ、どんなツールをつかって、どのようにキャッチするかが、ますます問われそうですね。
Photo:Eri Miura
Text:Ayuka Moriya