Teenage Realities

カラオケ行く?歌うだけじゃない10代のカラオケの使い方【10代リアルVOICE】

カラオケ行く?歌うだけじゃない10代のカラオケの使い方【10代リアルVOICE】

タイムリーな話題から、カルチャー、さらには社会問題まで、さまざまなテーマについて、リアルな10代の声を聞くシリーズ10代リアルVOICE

今回のテーマは「カラオケ」。最近では、フードが魅力的だったり、プロジェクターなど設備が進化していたりと、新しいスタイルも生まれています。しかし、いまの10代はそもそもカラオケに行くのでしょうか? そこで、実際に「カラオケ行ってる?」「カラオケボックスで何してる?」といった質問を、5名のティーンにぶつけてみました。

1. がくさん「最長で10時間滞在したことも。フリースペース感覚で使っています」

18歳。カナダの高校へ通う高校3年生。アジアンヘイト撲滅を目指すアパレルブランド『NOMAH(No More Asian Hate)』を立ち上げ。

「一緒に行く友達にもよりますが、カラオケに遊びに行くことはよくあります。いまはカナダの学校に通っているので行けませんが、日本にいたときは、1か月に1回ぐらいは行っていたと思います。

滞在時間は、だいたい1~2時間ぐらい。でも長いときは、10時間いたことがありました、そのときはカラオケとしてではなく、フリースペース感覚で、勉強をしたり、BGMを流しながらおしゃべりをしたりする場所になっていました

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2. 鈴木愛梨さん「時間をつぶすのにちょうどいい!フリータイムで月1回は行っています」

18歳。教育や国際協力問題に関心がある。マレーシアにあるMonash Universityへの入学に向けてギャップイヤー中。

カラオケ、よく行きますよ。少なくとも、月に1回は行っていると思います。フリータイムにして3~4時間利用するときもあるし、朝から行って8時間ほど利用することもあります。

Wi-Fiが完備されていたり、コンセントがあったりと、設備が整っているので、時間をつぶすのにも最適。普通に使っていますね」

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3. れいんぼーさん「コロナ前は友達とよく行っていたけど、いまはヒトカラのほうが多いです」

16歳。ゼロ高に通うレインボーヘアの高校生。WEB制作や映像制作にも挑戦中!

「カラオケ、行くことはあります! でも、最近はコロナのこともあって、めっちゃ仲のいい友達と、年に1回行く程度です。

ひとりカラオケはめっちゃ好きで、よく行きます! ヒトカラのときは人目も気にせず、自分の好きな曲を、好きなように歌いまくります。よく歌うのは、乃木坂46、絢香さん、Creepy Nutsさんなどです」

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4. Komatsuさん「好きな曲がカラオケになかったり、マイナーすぎて知らない人が多かったりするから行かない」

19歳。高校卒業後、会社員として働く傍ら、フリーランスのカメラマンとして活動。主にライブ撮影を行っている。

「友達とカラオケに行くことは、あまりないですね。好きな曲がカラオケになかったり、マイナーすぎて知らない人が多かったりして、盛り上がらないことを経験しているから。

友達と盛り上がるために、そんなに好きじゃない曲を聴いたり、無理して覚えたりするのはちょっと違うって思っていて。あとは、音楽は好きですが、歌や自分の声には自信がないというのもあります。

あ、でもひとりで行くことはあるんです。まわりを気にせず、好きな歌を好きなだけ歌って、自分の世界に入り込める時間が好きです

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5. 西風明さん「行きたい気持ちはあるけど、なかなか近くになくて」

「カラオケ、あまり行かないです。行きたい気持ちはあるのですが、住んでいるところが地方ということもあって、近くカラオケ屋がないんです……。

家族とは、家でカラオケ採点アプリを使って遊ぶことがあります。採点の性能が低かったり、歌いたい曲がなかったりすることもあるけど、無料だからいいかなと思って使っています」

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いまの10代の中にも、カラオケに行くという選択肢はちゃんと存在していました。でもやっぱり、コロナ禍の影響もあって、大人数でカラオケに行くことはないという回答が多く集まりました。カラオケの使い方ひとつとっても、多様化していることがわかりますね。

Photo:Eri Miura
Text:Ayuka Moriya

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Ayuka Moriya

エディター

1999年生まれ、秋田県出身。東京外国語大学 国際社会学部在学時よりライター・エディターとして主にインタビュー記事の執筆、ディレクションに携わる。Steenzでは、2021年ローンチ当初より「気になる10代名鑑」のコンテンツ制作を担当。

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