
ローカル店ならではのドキドキ
友達と出かけるときは、いつも行く場所を事前に調べちゃうタイプ。そうじゃないと、そわそわしちゃうんだよね。ネットできちんと調べて、口コミを見て、メニューを確認して、決めることが多い。
でも、初めて降りた駅で、そこのローカルな飲食店を見つけると、なんだか運命を感じて気になっちゃう!レトロな雰囲気は、味の保証をしてくれるような安心感がある。
一方で、入るのにはちょっと緊張する。でもお店の雰囲気やルールって入ってみないとわからないから、運頼みで挑戦してみるのもなんだか楽しい(笑)今回は、餃子lover友達のかなちゃんと一緒に町中華へトライ!週に3回は餃子巡りをするほどの餃子通らしいので、心強い!
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町中華デビュー戦
訪れた「栄信軒」というお店は、街中華にしては珍しい2階建て🥟
忙しない厨房の雰囲気に緊張しながらも、店主さんからは「2階の席に行って〜」とさっぱりした対応。こうやってちょっと入りづらかったお店が自分のテリトリーに入る瞬間は、謎に達成感を感じてしまう🦸
前に行った地元のお店では「飲み放題頼まないと注文は受けないよ!」っていうルールがあったみたいで、初めての私はちょっとびっくり(т-т)常連さんが「ダンナは頑固だから笑」って声をかけてくれて、少し仲間に入れたような気分だったな。
圧倒的安心感!
餃子にチャーハン、中華そば、どれを頼んでも、「やっぱり美味しい」と、常に期待に応えてくれるのが中華料理だと絶大な信頼を置いている⟡.*
友達との夜ご飯で「どこ行こうかなー」って迷った時、とりあえず町中華に行けばハズレないよね!って選んじゃうくらい。味に信頼を置いているのはもちろん、価格だって安心。イタリアンとかだと、行ってみたらめちゃくちゃお高くてビビることもある。でも町中華は値段の変動があっても〜1000円くらい。Google口コミ信者の私からしても、⭐︎3.0以上だったら安定して美味しい👍🏻
そういえば、メニューに料理の写真がないのって久しぶりの感覚だった。最近はタブレットやQRコードのデジタルメニューが増えてきて、写真も見れるようになってるよね。実際にお店にいるのにスマホ画面でメニューを見るって、一気に日常に戻される感覚があるんだけど、伝わるかな?(笑)
だから、ちょっと不便でも見にくくても、紙のメニューシートから友達と「いっせのーせ」って指さしながら注文を決める時間が楽しくて好き。(よく餃子か小籠包でセーノで決めがち笑)
お店と私の関係性
町中華って、なんとなく「知り合いのお家にあがらせてもらう」みたいなイメージがある。
普通のチェーン店だと「お客様は神様です!」的な接客で超丁寧。アルバイトの子たちが丁寧に接客するのはすごく尊敬するし、日本のいいところだなと思う。
でもその点、町中華はちょっと違う気がする。「入れさせてもらってる」「食べさせてもらってる」感が満載で、むしろ店のほうが立場が上なくらい。接客はマニュアル通りのおもてなしじゃないけど、取り皿や箸を持ってきてくれるタイミングが絶妙で「あ、今ちょうど欲しかった!」ってなる。食べ終わったらサクッと「はい、お上がり^^」くらいの適当さがちょうどいい。
たぶん、がっちり決まったお客さんマニュアルがないからこそ、変に気を使われすぎず、でも必要なときにはちゃんと考えて動いてくれる。そんな絶妙な距離感が、町中華ならではの心地よさなんだろうなぁ。
自然と作られる空気感
みんなは飲食店のBGM、アリ派?なし派?
私は断然アリ派🙋 店主さんの音楽の趣味を知れるのが楽しくて、気になった曲はスマホに読み込んでプレイリストに追加したりもする。でも、ここはテレビもBGMもなかった!🎧🙅🏻ここで聞こえるのは調理の音と時々交わされる会話だけ。音楽がない分、お店の空気感がストレートに伝わってくる。
「中華コンセプト」のお店って、赤や中国の装飾で雰囲気を作るところが多いけど、ここは「ん?なんだこれ?」ってついつい気になっちゃうインテリアばかり。海外風の壁掛けや昭和の俳優のポスターが並んでいたり、いろいろなものがごちゃ混ぜ。でも、それが妙にしっくりきて、ここにしかない空気感がなっていて、それが結果的にこのお店らしさになってる(笑)。
接客やインテリア、空間そのものに滲み出る個性は、「ブランディング」や「マニュアル」では生まれないもの。これだから、歴史の詰まったお店はやっぱり今後も見過ごせないな・・!
今回訪れたのは…
町中華 栄信軒
花小金井駅北口から徒歩約2分にある町中華のお店。1960年創業の老舗で、地元の人々に長く愛されています。レトロな雰囲気が漂う店内は、初めてでもどこか懐かしい気持ちにさせてくれる空間。1階にはカウンター席、2階にはテーブル席があり、ゆっくりと食事を楽しめます。
住所:東京都小平市花小金井1-12-15
営業時間:11:30~15:00 / 17:00~21:00
営業時間:水曜日
おでかけ相手
メイクアップアーティストを志しながらも、餃子を愛しすぎるあまりに、餃子を発信するためのInstagramアカウントを設立。1日で何軒かはしごするほどの餃子通。そのほかにも昭和なカラーやテイストが好き
キヨトカナのプロフィール
東京のはずれにある大学に、実家の車で通う大学3年生。
キャンプと銭湯、愛犬のLINEスタンプづくりが趣味。音楽を聴きながら散歩するのが最高の癒しで、髪色は月に2回はチェンジする
Text:Kana Kiyoto
Direction:Yukiho Wakao