
タイムリーな話題から、カルチャー、さらには社会問題まで、さまざまなテーマについて、リアルな10代の声を聞くシリーズ「10代リアルVOICE」。
学生にとって、アルバイトはお金を稼ぐだけじゃなく、新しい経験や出会いのチャンスでもあります。今回の「10代リアルVOICE」では、実際にバイトをしている10代にインタビュー! どんなお仕事をしているのでしょうか? バイト選びのポイントや、コレからやってみたい仕事について聞いてみました。
1. 卯木遥奈さん「教育系バイトでやりがいを実感」

中学時代の経験をきっかけに、教育問題をテーマにした弁論活動に取り組んでいる19歳。
「塾講師と試験監督のバイトをしています。
どちらも責任がある仕事だけど、児童生徒とともに、同じ目標に向かって努力でき、喜怒哀楽を共有できることが最大の魅力です。教育に興味があるひとや、責任感があるひとには向いていると思います。
バイトを選ぶときは、シフトの調整がきくか、自分にとってやりがいがあるかが大事。試験監督のバイトは時給も高くて、大学生でも無理なく働けるからおすすめです。あとは、幅広い年齢層の方とも関わりたいので、カフェバイトにも挑戦してみたいなと思っています」
2. Kayo.Cさん「目標に合ったバイトを選択」

中高生向けの経済学を学ぶ『Being Economist for Late Gen-Z』というウェブサイトを運営している18歳。
「カフェバイトと英語学童で働いています!
バイトを探すなら、自分がよく行くお店や知り合いのいるお店からスタートするのがおすすめです。時給だけじゃなくて、待遇や働きやすさもしっかりチェックしたほうがいいと思っています。それと、自分の目標に合ったバイトを選ぶことが大切です」
3. タイガさん「会員制バーは刺激的な経験になる」

若者への社会課題の啓蒙につなげようと、缶入りのミネラルウォーターを開発・販売する会社を立ち上げ活動する19歳。
「自分の会社での仕事が絶対に入らない時間帯に、バーをやっています!
赤坂の会員制バーなのですが、普通に学生生活を送っているだけでは出会えないような方達と出会え、コミュニケーションをとることができるので、刺激的でとても楽しいです」
4. 友結さん「大学生になったらカフェバイトがしたい!」

ギフテッド研究に取り組み、子どものころから否定されない教育環境の実現をめざして活動中の19歳。
「わたしの学校は高校卒業までバイト禁止なんです。
でも、大学生になったらカフェで働きたいと思っています。特に、外国の方が多いお店で英語のスキルを磨けたら最高です。バイトを選ぶときに大事にしようと思っていることは、シフトの融通がきくかどうかと、お店の雰囲気! 働く前に実際にお店に行ってチェックしたり、先輩から紹介したりして、選んでいこうと思っています」
今回の「10代リアルVOICE」では、「スキルアップできる仕事がいい」「シフトの融通が大事」「働く環境を事前にチェックしたい」といった意見が多く聞かれました。気になったバイトや、挑戦してみたい仕事はありましたか?これからも10代の関心ごとや、彼らのリアルな視点と声をお伝えしていきます!
Photo:Nanako Araie
Text:Serina Hirano