タイムリーな話題から、カルチャー、さらには社会問題まで、さまざまなテーマについて、リアルな10代の声を聞くシリーズ「10代リアルVOICE」。
今回のテーマは「Discord(ディスコード)」について。もともとはゲームプレイ中のコミュニケーションをスムーズにするために誕生した「Discord」ですが、いまやゲーム以外の領域でも幅広く活用されるようになり、特にZ世代から圧倒的な支持を集めているといわれています。そんな「新時代のSNS」ともいわれる「Discord」を、リアルな10代はどのように使っているのでしょうか。4人のティーンが教えてくれました。
1. 渕上駿介さん「サークルやイベントの運営などで日常的に使っています」
「Discordは毎日使っています。大学のサークルやイベントの運営などのコミュニケーションツールがDiscordなんです。チャンネルで分けられているので、いろんなことを話し合う場面でも使いやすいと思っています」
2. 加藤海凪さん「LINEほどプライベートすぎない感じがちょうど良いです」
「Discord、わたしもよく利用しているし、まわりの友達もよく使っています。LINEなどのコミュニケーションツールはプライベート感が強いので、イベントで知り合ったくらいの人と交換するのは若干ハードルがあって。だから、Discordがちょうどいいんです。
ただ欲を言うと、通知の方法などが、もうちょっとわかりやすくなったらいいなと思っています。最近は、プロジェクト関係で知り合った人などとDiscordで連絡をすることが多いので、見逃さないようにしなきゃいけなくて。そこがアップデートされたらもっと使いやすくなると思います」
3. 川﨑万緒さん「ゲームをやっている人が使うもの、というイメージが強いです」
「わたしはDiscordを使ったことがないです。わたしのまわりでは使っている人はいなくて、正直、ゲームをしている人が使うツールかな……という印象でした。コミュニケーションツールはたくさんありますが、LINEやカカオトークのようなトークアプリとの違いも気になるし、どういった目的の人が使っているのかもまったくわからないので、すぐに使い始めるのにはちょっと怖いなというイメージがあります」
4. Kafukaさん「いろんな人と出会うことが好きなので、興味はあります」
「Discordは使ったことがありません。詳しいことはよくわかっていないけど、わたしはいろんな人と出会ったり話したりするのが好きなので、興味はあります。いまはどんどん便利なチャットツールが増えてきているので、機会があればぜひ使ってみたいと思います」
テキスト、音声、ビデオを通してオープンなコミュニケーションが取れるところが魅力のDiscord。2023年7月からは、若いユーザーの安全を守るためのセーフティー機能が実装されるなど、10代も安心して使える取り組みもされているようです。SNSをはじめ、コミュニケーションツールがあふれるいまの時代に、これからどんなふうに広がっていくのか、どう使われていくのか、ますます目が離せませんね。
Photo:Eri Miura
Text:Ayuka Moriya