タイムリーな話題から、カルチャー、さらには社会問題まで、さまざまなテーマについて、リアルな10代の声を聞くシリーズ「10代リアルVOICE」。
今回のテーマは「ネイルケア」について。日常生活で、意外と見られることの多いのが手元であり、ネイルケアは年齢を問わず、関心事でもあります。しかし、ネイルの維持には時間とお金がかかるもの。そこで今回は、10代のネイルケア事情について。そもそもケアしているのか、またどんな方法でしているのかについて、5人のティーンに教えてもらいました。
1. 望月春希さん「セルフネイルを通して、自分らしさを思いっきりに表現しています」
「セルフネイルしてます! 自分でするのは大変だけど、自由度が高いし、個性を思いっきり表現できるので、おすすめです。ネイルアートは性別の壁を感じさせないし、唯一無二の、オリジナティを生み出せるスペースだと思っています。もっともっと広がっていってほしいと強く思っています」
2. しおはるさん「一時はサロンに通ってジェルネイルをしていたけど、いまはセルフでやっています」
「一時期はジェルネイルをしていましたが、すぐに伸びてしまうのと、そのぶん維持費も時間もかかってしまうのでやめました。ネイリストさんとの相性もあるし、クオリティ、価格、場所など、全部がフィットするのは難しくて、なかなか通いたいサロンを見つけるのは大変です。でも、ネイルをしていると手元がかわいくて、テンションが上がります!
いまは自分でネイルをしていて、これはこれで楽しいです。髪を切るのと同じくらい、ネイルケアをしていると清潔感が生まれると思っているので、性別関係なくネイルケアはとても需要があると思います」
3. 山下花音さん「マニキュアを塗ると、テンションが上がる感じがします」
「普段、楽器を弾くので、ネイルサロンに行って本格的なジェルネイルをすることはないです。でも、自分でマニキュアを塗ることはしてます。特にここ最近になって、頻繁に塗るようになりました。爪先がおしゃれだと、気分もあがるんです。
最近、男性の方でも、モノトーンでシンプルなデザインのネイルをされているのを見かけて、シンプルにかっこいいなと思いましたし、個性的でオシャレが好きなんだなって感じます」
4. 原 龍大さん「やったことはないけど、チャレンジしてみたい気持ちはある!」
「いままでもネイルをやったことはないのですが、最近流行っているメンズネイルは、清潔感やファッション的にもアリだなと思っています。いつかチャレンジできたらと思っています」
5. 亀田サンゴさん「爪はいちばん目に入る場所?やったことはないけど、やりたい人はどんどんやればいいと思います」
「自分自身がネイルしたことはないです。ただ恋人が『ネイルを始めたことで、ハンドケアをするようになった』と言っていて、そういうメリットもあるんだなと感じました。漫画のセリフか、誰かの言葉かは忘れてしまったんですが、『爪は、自分が普段、自分の体でいちばん見るところだから、綺麗なほうが良いよ』と言っていたので、清潔感が増すのかなと思いました。
最近、メンズネイルをする人も増えているそうですが、個人的にはしたい人がすればいいと思っています。ネイルをすることに性別は関係ないし、それを強制させるのも違うと思うし。何かの古いしきたりに縛られているよりも、いろんなことにチャレンジしている人は素敵だなと思うので、メンズネイルにチャレンジする人も、もっといてもいいと思います」
学業や活動、それぞれの活動に熱心な10代らしく、コストを抑えつつ、自分らしさを発揮できるセルフネイルを楽しむという声が多く聞かれました。爪先に自分の好きなデザインや色が詰まっていると、テンションがあがり、清潔感が増すといった意見も多く、メンズネイルへの抵抗もゼロという結果となりました。
Photo:Eri Miura
Text:Ayuka Moriya