「気になる10代名鑑」の449人目は、山下花音（かのん）さん（16）。名古屋を拠点に、小学2年生のときに音楽活動をスタートし、「M∞NSTER AUDITION」の最終審査まで残るなど、注目を集めています。花音さんに、音楽を始めたきっかけや、今後の展望について深堀りしました。
山下花音の活動を知る5つの質問
Q1. どんな活動をしていますか？
「Sony Musicが主催している『ぷらにそか』というユニットがあるんですけど、そこの名古屋支部に所属しながら、ソロで音楽を中心に活動をしています。『ぷらにそか』は、同年代から20代前半の子たちによるカバーソングユニットです。最近は、学校内でバンドも結成しました。いま話題のアーティストのカバー曲を投稿したり、ライブに出演したりしています。あとは、SNSでの発信も頑張っています……！（笑）
わたしは、音楽から幸せや勇気、情熱だったり、いろいろなものをもらいました。いまはその音楽を通して、恩返しじゃないですけど、聴いてくださるみなさんに勇気を与えられるようなことができればと思って活動しています」
Q2. 活動をしようと思ったきっかけは？
「小さいころから歌うことが好きで、どこでも歌っていました。ただ音楽が好きっていう気持ちから、この好きを仕事にしていきたいという気持ちに徐々に変わっていったような気がします。
本格的に練習するようになったのは、小学2年生のとき。週末に歌のレッスンに通っていました。家族の積極的な協力もあって、早くからいまの向かって動き始めることができたと思っています」
Q3. 影響を受けた人はいますか？
「リトグリ（Little Glee Monster）です！ 昨年行われた、リトグリの新メンバーオーディション『M∞NSTER AUDITION』に参加したんです。オーディションのことを知るのが遅くて、締め切り前日に知って、ダメ元で応募したので、連絡が来たときはめちゃくちゃ嬉しかったです（笑）。そこからの3か月間も、ずっと受かるかどうかわからない不安と戦いながら、毎日があっという間で、なんとか最終審査まで残ることができました。
ここまで来たら、絶対に受かりたいって思っていたけど、最後の発表で、わたしの名前は呼ばれなくて……。正直、悔しすぎて頭が真っ白でした。すぐに前を向くことはできなかったけど、ここで終わったわけじゃない、違うかたちで大好きなリトグリと一緒になれるように頑張ろうって、気持ちを切り替えました。
大変だったけど、自分の成長になったと思います。大好きな人と大好きな音楽でつながれたことは、一生忘れられない体験になりました」
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Q4. 活動をする中で悩みはありますか？
「小学生のころから音楽活動を始めたんですけど、最初はまわりにどう思われるかなっていう不安もあったし、活動が多くなるにつれて、学校を休むことが多くなったり。夢に向かって活動していて、『すごいね』って言ってもらうこともあるけど、同級生からは理解してもらうのが難しい時期もありました。
それに、好きなことでも、ずっと続けていると『やらなきゃ』みたいな義務感を感じたり、うまく歌えないとネガティブな気持ちにもなったりすることも……。だけど、今はバンドのメンバーや、オーディションのときに出会った仲間の力も借りながら、自分の気持ちに負けないように活動できるようになったなと実感しています」
Q5. 今後の展望は？
「直近のことだと、いまちょうどオリジナル曲を作っているので、それを早く完成させて配信したいです。あとはライブハウス以外でもライブをしたり、活動の幅を広げていきたいです。
大きな目標は、街中でわたしの歌が流れたり、わたしがリトグリに憧れたように、わたしに憧れて夢や目標にチャレンジしてくれる人が増えたりしたらいいなと思います。世界中の人々に、わたしの歌で笑顔になってほしい。かっこつけた言い方だけど、その大きな思いがいまの活動の中心にあります。
あと、わたしは名古屋で活動しているのですが、同じように地方で頑張っている人が、もっと日本や世界で活躍できるようになっていけたら嬉しいですね」
山下花音のプロフィール
年齢：16歳
出身地：愛知県名古屋市
所属：ぷらにそか
趣味：歌、ベース、ファッション、メイク
大切にしている言葉：「間違いなんてないよ」「夢を諦めない」
山下花音のSNS
M∞NSTER AUDITION沢山の応援ありがとうございました。
自分なりの言葉でまとめました。
良かったら最後まで読んでください。#モンスターオーディション #リトグリオーディション #新リトグリ pic.twitter.com/3MZEaXDO5f— 山下 花音 (@YamashitaKanon) November 16, 2022
Photo：Eri Miura
Text：Sayuri Otobe
