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動画を通して世の中の『いいもの』を発信したい!作家性よりも伝わることを求める映像クリエイター【戸川晴馬・18歳】

動画を通して世の中の『いいもの』を発信したい!作家性よりも伝わることを求める映像クリエイター【戸川晴馬・18歳】

「気になる10代名鑑」の349人目は、戸川晴馬さん(18)。「PR映像クリエイター」を目指して、映像を自主制作したり、制作現場でインターンをしたりなど、目標に向かって努力を続けています。「いまはとにかく場数を踏み、実績を増やすことが最優先」と語る戸川さんに、カメラを始めたきっかけや目指す将来像をうかがってみました。

戸川晴馬を知る5つの質問

Q1. どのような活動をされていますか?

PR映像クリエーターになることを目指して、自主制作はもちろん、インターンやアルバイトを通して、既存の何かを紹介する制作現場の手伝いをしています。

並行して、いろいろなコンテストに応募するようにしていて。成果としては、高校1年生のときに『LUMIX AWARD 2020 総合最優秀賞​​』と、今年の1月に『Photo&Movie AWARD 荻窪カメラのさくらや写真部門賞』を受賞しました。

映像業界は昔からのツテが主流だと聞いて、まずは存在を知ってもらわないと……と考えるようになったんです。仕事は後からついてくるはずと考えて、いまはとにかく少しでも多く場数を踏み、実績を増やすことを最優先に活動しています​」

 

Q2. 映像制作を始めたきっかけは?

中学生のとき、クラス行事の記念動画を作り始めたのが最初です。カメラ自体は、鉄道が好きで『撮り鉄』をしていたことから、よく触っていたんです。でも動画制作はこのときが初めてで、保護者や先生からも反響が大きくて、気がついたらハマっていました。

すぐに映像関係の仕事を目指し始めたのですが、最初のころは映画監督のような、自分の個性を表現するジャンルに興味があって。でも途中で、自分が向いているのは、原点でもある記念動画のような、誰かのためにつくる動画だと気付いて。それでPR映像クリエイターを目指すようになりました。企業や商品、行事などを、動画で魅力的に仕上げるクリエイターになりたいんです」

Q3. 制作のこだわりは?

「こだわっているポイントは、当たり前なのですが、『伝える』を最優先にすることです。

僕が手がけるジャンルは、クライアントの魅力をわかりやすく伝えることが大切。なので、撮影者の作家性が出てしまって逆に伝わりにくい……なんていう事態は避けないといけない。

SNSで多くの紹介動画を目にしますが、流行りの撮り方、例えば『シネマティック』みたいなテクニックを全面に押し出し過ぎて、伝えたいことがうまく伝わらくなっている映像を見ると、残念に感じます。流行りももちろん大切ですが、本質を見失わないようにしなければと思っています」

Q4. 最近、新しく始めた挑戦はありますか?

Blenderというソフトを使った、3DCGの勉強を始めました。

最初は、所属している部活でつくる映画の表現を広げるためでしたが、いまでは普通の映像にも取り入れています。複雑な環境の絵コンテに活用できるし、映像以外の学校の課題にも使えて、なかなか汎用性が高くて気に入っています。

まだまだ技術は低いですが、もっとスキルアップして、ゆくゆくはPR動画などにも使いたいと思っていて。できることは多ければ多いほど武器が増える思うので、どんどん学んで表現の幅を広げていきたいです」

 

​​Q5. 将来の展望を教えてください。

映像クリエイターとして、さまざまな地域・企業・職人・商品の紹介映像をつくって、世の中の『いいもの』を広めていきたい。特に、職人さんや中小企業など、普段日の当たりにくいところにフォーカスを当てて、紹介したいです。

高校卒業後の進路としては、進学はせず、いまやっている映像制作のアルバイトを続けながら、カメラを持ってさまざまなところを回ってスキルアップしていきたいと考えています。

大学に行かないぶん、4年後にスタートダッシュが早かった成果があらわれているように、全力で頑張りたいと思います」

戸川晴馬のプロフィール年齢:18歳出身地:愛媛県松山市趣味:撮影旅行特技:カメラ、水彩画好きな言葉:思い立ったが吉日

戸川晴馬のSNS

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高校生カメラマン はるま on Instagram: “第76回 按針祭 海の花火大会 を高校生カメラマンが1分に凝縮しました!⁡⁡⁡⁡ #按針祭 #按針祭海の花火大会 #花火 #花火大会 #伊東 #映画風 #映像クリエイター #映像制作 #lumix #lumixs5 #高校生 #高校生カメラマン #高校生カメラマンと繋がりたい”2,130 Likes, 19 Comments – 高校生カメラマン はるま (@haregraphy) on Instwww.instagram.com

 

Photo:Eri MiuraText:Mai Sugawara

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Mai Sugawara

ライター

2002年生まれ、東京都出身。青山学院大学 総合文化政策学部 在学中。Steenzには2022年6月より参加。学生ライターとして「気になる10代名鑑」のインタビュー記事執筆を担当している。

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