Teen's Snapshots

学生らしくないビジネス視点が強み!教育格差のない社会を目指す学生起業家【しめじ・18歳】

学生らしくないビジネス視点が強み!教育格差のない社会を目指す学生起業家【しめじ・18歳】

気になる10代名鑑」の86人目は、しめじさん(18)。以前、Steenzに登場してくれたハク。さんが立ち上げた、オンライン塾『寺子屋ISHIZUE』を提供する、株式会社ISHIZUEで取締役をしています。そんなしめじさんに、教育に関心を持ったきっかけや、大切にしていることを尋ねました。

■しめじを知る10の質問

Q1. プロフィールを教えてください。

「現在大学1年生で、 株式会社ISHIZUEの取締役として、最高広報・法務責任者をしています。具体的には、SNSの運用やメディア取材の対応をしたり、法的な部分の管理をしたりしています」

 

Q2. 今の活動を始めたきっかけは?

「高校2年生の冬、『全国高校生マイプロジェクトアワード』で、学校では教えないことを教えるオンライン塾『寺小屋ISHIZUE』を知って、ひと目惚れしたのがきっかけです

イベントの中で、教育というテーマでISHIZUEのメンバーとディスカッションしたんですが、すごく意気投合したんです。それで、イベントの翌日、メッセージを送って、すぐにジョインしました」

Q3. 活動するうえで大切にしていることは?

自分にしか出せないバリューを発揮することです。これまで約1年半、教育系の大きな企業でインターンをさせてもらって、ビジネスについて間近で見て多く学んできました。なので、学生でありながら、いい意味で学生っぽさのないビジネスの視点や知識が、自分にはあるのかなと思います」

Q4. 幸せや生きがいを感じる瞬間は?

会社や人の役に立てたとき。自分の行動が誰かの結果につながっているのを見ると、やっぱり嬉しいです。ISHIZUEでの仕事も、広報や法務の管理だったりするので、目立たないところでみんなを支えることに喜びを感じるんだと思います。メンバーからは『コンプラおじさん』と呼ばれることもありますけど(笑)」

Q5. 教育に関心を持ったきっかけは?

中学時代、学校の先生が嫌いだったこと。そのせいで、中学校にはほとんど通えませんでした。だけど、小学校と高校では良い先生に恵まれて、幸せな経験をして、いまの人生観ができあがった。じゃあその差は一体何なんだろう、と考えたことから、教育に関心を持つようになりました」

 

Q6. あなたの宝物を教えてください。

誕生日プレゼントで友人からもらった、Paul Smith の名刺入れです。これから10年、20年と、長く使い続けたいなと思っています」

Q7. 生きるうえでのポリシーを教えてください。

特にないです。不登校から一転して、今は会社の取締役をしているように、ここ3年間で大きく自分は変わりました。なので、目標や考え方もずっと変わり続けています。強いて言えば、『ポリシーを持たないこと』がポリシーです

Q8. 今後の展望は?

今年中にISHIZUEのInstagramのフォロワーを5桁にすることと、生徒数を今の倍にするのが目標。多くの人に知ってもらって、ISHIZUEを大きくしていきたいです。

また、4月から通う大学では、企業や経営についてより深く学びつつ、自分ならではの広報的な視点で、学校を盛り上げていきたいです」

Q9. 社会が「こう変わればいい」と思うことは?

教育格差のない社会に変わってほしい。それも、学校教育だけでは育まれにくい、人が生きていくための土台となる部分の教育を大切にする社会であるといいと思います」

Q10. 同じ時代を生きる10代にメッセージをお願いします。

今の時代、真にチャンスが平等なことはありえないと思っています。育ってきた家庭や、教わってきたことは千差万別で、たとえ同じ学校に通っていてもスタートラインはバラバラ。だからこそ、まわりと比べたり、過去を理由にしたりするのではなく、今できることやこの先やりたいことを考えながら、行動することが大事だと思います

■しめじの今日のファッション

ジャケット/Paul Smith トップス/GU パンツ/MONO MART シューズ/Dr.Martins

ポイントはPaul Smithのジャケットです。もともと父が着ていたもので、どんな場面でも合わせることができるのでお気に入りです!」

■しめじのSNS

★Twitter

 

★Instagram

 

Photo : Eri Miura
Text : Daiki Ido
Edit : Takeshi Koh

SNS Share

Twitter

Facebook

LINE

Ayuka Moriya

エディター

1999年生まれ、秋田県出身。東京外国語大学 国際社会学部在学時よりライター・エディターとして主にインタビュー記事の執筆、ディレクションに携わる。Steenzでは、2021年ローンチ当初より「気になる10代名鑑」のコンテンツ制作を担当。

View More