
「気になる10代名鑑」の1010人目は、杉山美唯さん(19)。ラジオパーソナリティとして表舞台に立ちながら、企画や編集などの裏方仕事にも力を入れています。自分の声を届けて、聞いてくれるひとにわくわくを与えたいと語る杉山美唯さんの、活動にかける想いやこだわりについて聞いてみました。
杉山美唯を知る5つの質問
Q1. いま、いちばん力を入れている活動は?
「地元である湘南のラジオ局と、所属している学生団体連合UNIONでラジオパーソナリティをしています。
地元のラジオ局、FM湘南ナパサでは毎週日曜日にパーソナリティーをしており、天気やニュースだけでなく自分が最近行った地元のお店や出会ったひとを紹介しています。自分が面白いと思った話を届けるように意識していますね。
学生団体連合UNIONでは、株式会社ガクシー、Binance Japan株式会社などの企業にインタビューをしています。また、株式会社ワタミや学生団体が主催するイベントに潜入調査をしたりしています」
Q2.活動を始めたきっかけは?
「昔から人前に立つのが好きで、いろんなことに挑戦していました。小学生の頃は委員長やクラス長に立候補していたし、歌や演技が好きで演劇のオーディションを受けたこともあります。
そして、高校1年生の時にテレビ出演の選考を通過して、初めて収録現場を体験しました。収録時の『この場にいるみんなで面白いものをつくろう』という雰囲気や面白さに妥協をしない姿に感銘を受けて、わたしもエンタメをつくる仲間になりたいと強く思ったんです。
そこからエンタメの世界にハマっていき、ラジオ局のインターンに申し込んでパーソナリティをはじめました」
Q3. 自身のクリエイティブに影響を与えたものは?
「お笑いが大好きなので、それがエンタメづくりに影響を与えていると思います。特に、芸人さんではラランドのニシダさんが好きです。ラジオに興味を持ったのもニシダさんのラジオを聴き始めたのがきっかけだし、彼のわくわくを届けたいという信念とか、お笑いだけではなく小説や演劇などにも挑戦し、面白さを突き詰めている部分を尊敬しているんです。
わたしには、受験勉強がうまくいかなくて辛いときに、お笑いをみたら自然と笑顔になっていた経験があって。それは、単純に内容が面白かったのもあるんですけど、自分の失敗を笑いに変える姿を見てかっこいいなと勇気をもらったからなんです。お笑いを見るともう少し頑張ろうと思える。わたしも、そんなふうに誰かに笑顔と勇気を届けたいと思って活動をしています」
Q4. 最近、新しく始めた挑戦はありますか?
「いままでは、用意された場で自分の声を届けることに取り組んでいたのですが、最近は企画出しから営業、台本作成、撮影、出演、編集、チェックまで全部自分で行うことに挑戦しています。もっとリアルな声を発信していくためには、自分で1から生み出す必要があると思ったからです。
それに、演者と裏方と両方の気持ちがわかるひとってなかなかいないじゃないですか。だからこそわたしがそれになってみたいという好奇心もあります。仕事の量は増えて大変さもありますが、それ以上に自分がわくわくするコンテンツを作れることにとてもやりがいを感じています」
Q5. 将来の展望は?
「演者としても裏方としても力があるひとになりたいです。そして、いつかは自分のラジオ番組をもちたいと思っています。
ラジオって声しか聞こえないからこそ、同じ部屋で自分に話してくれているような安心感があるんです。そんなラジオを聞いて、誰かが明日も頑張ってみようかなと思ってくれたり、わくわくしてくれたらいいなと思います」
杉山美唯のプロフィール
年齢:19歳
出身地::神奈川県小田原市
所属:東洋大学、学生団体連合UNION
趣味・特技:甘いものを食べること、人と仲良くなること
大切にしている言葉:自分が何者であるかに固執しなければ、自分がなりうる最高の自分になれる
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Photo:Nanako Araie
Text:Rinna Koike