
今回の”Hao in UGANDA”は、ウガンダのとある1カ月間の生活コストを紹介します。
生活費は日本より少し安い?
まず、フェスティバルの仕事があるとウガンダを離れることもあるため、大きく生活費に変動がありますが、カンパラの家にいる月の生活費は平均して約15万円。家賃は3カ月分を一度に支払う必要があり、医療費に関しては契約している海外保険を1カ月分に計算したときの値段になります。これは家賃を支払ったときの家計です。
ほぼ毎日自炊をしているため、食費は月に15,000円ほどしかかかりません。普段は月に一度、大型スーパーで食料品と消耗品を購入します。食料品は調味料や米、お酒など長期保存が可能なもののみで、消耗品はトイレットペーパーや石鹸、お掃除グッズなどを購入します。
ウガンダは頻繁に停電し、冷蔵庫で保存ができないことがあるため、それ以外の野菜や卵、牛乳、パンなどの食料品は全て近所のマーケットやスーパーで3日に一度の頻度で購入しています。
交通費はバイクタクシーやタクシーの費用で、ひとりで歩くのは危険な地域もあるため、基本的に毎日利用しています。バイクタクシーは20分の距離で約200円で、タクシーはその4倍ほどです。国内の長距離バスも2000円ほどで安い!
その他には友人へのプレゼントが含まれることが多いです。ウガンダ人はパーティーが大好きなので、ハウスパーティーに行く際のワインや誕生日プレゼントの費用です。
また、日本と比較して、洋服や美容院、ネイルといった美容費は1000〜5000円と安い印象ですが、ヘアスタイルにこだわりのあるウガンダ人の友人の中には3〜5万円近く費やすこともあるそうです。
住んでみてわかった、お金のこと
アフリカに住んでわかったのは、当たり前の文化としてお金の貸し借りがあるということです。家族や友人、近所の人の間でお金を貸し借りするということは信頼している証であり、借りる側も貸す側もプレッシャーを感じずに気軽に貸し借りしているようです。
ただ、わたし個人的には過去にウガンダでお金のトラブルを経験したので貸し借りはしたくないんです。だから、友人がお金が必要なときは貸さずにいっそ渡すようにしています。直近では友人が道端で強盗に遭い、顔に大怪我を負って医療費を必要としていたり、アーティストの友人が泥棒に遭い機材を盗まれたりといったときに渡しました。
日本ではなかなか見られない文化かもしれませんが、ウガンダのコミュニティにいる外国人は頻繁に経験することだと思います。
アフリカを縦断していた際はあまりお金がかからず、移住しても生活費は安いだろうと予想していました。しかし、実際のところビザや海外保険といった日本ではかからない費用はかなり高額です。
もちろん、月収が約1万円の人も多いウガンダで、現地の人と全く同じ生活を営んでいれば安く生活費を抑えられますが、外国人が同じ治安条件で、安全に住める地域で活動するには意外とコストがかかるのが現実です。
わたしは東南アジアを頻繁に旅しますが、タイやカンボジア、ベトナムでの生活費の方が安いと思うことがあります。これらの国では、ウガンダと比較して、ある程度の治安が保障されているからです。ウガンダで賃貸に住むよりも、東南アジアでプール付きのマンションに住む方が安いこともあるように思います。もしアフリカへの移住を考えている方がいらっしゃれば、参考にしてみてください!
次回は「ホテルを使わずにアフリカで9ヶ月、どう過ごす?」を紹介します!