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スコットランドのヴァイオリン留学で得た経験を胸に。音楽が生み出す「オンリーワン」を見つける【魅音さん・17歳】

スコットランドのヴァイオリン留学で得た経験を胸に。音楽が生み出す「オンリーワン」を見つける【魅音さん・17歳】

「気になる10代名鑑」の934人目は、魅音みねさん(17)。ヴァイオリンを通じて人と人をつなぐことを大切にしながら、演奏活動や芸術祭の企画に取り組んでいます。スコットランドの留学経験が印象的だったと話す魅音さんに、音楽にかける思いや今後の活動について話を聞きました。

魅音を知る5つの質問

Q1. いま、力を入れていることは?

ヴァイオリンを通じて音楽の力を探求し、その魅力をより多くのひとに伝えることに力を入れています。普段は日本各地でのコンサートやイベントに参加していて、留学先のスコットランドでは路上ライブにもチャレンジしました。

また、宮崎県での芸術祭の企画にも取り組んでいます。留学中に訪れた世界最大級の芸術祭『フリンジ』で、街全体が音楽に溢れていたのが印象的で。そんなお祭りを自分も作ってみたいと思って、いま計画している最中です。」

 

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Q2. 活動を始めたきっかけは?

音楽を通して多くの人に笑顔を届けたいと思ったことが、活動を始めたきっかけです。

音楽家の両親のもとで育ち、物心がついたころにはすでに音楽が身近にある環境でした。そこから父親のすすめでヴァイオリンを始めたのですが、音楽の道に進むと決めて、高校も通信制を選択しました。

自由な時間が増えたことで、イベント出演や学校公演など、より演奏の機会も広がったのですが、自分の音楽で笑顔になるお客さんを見たり、演奏をほめてくれるお客さんからの声掛けなど、音楽の持つ力を実感して。より多くのひとに音楽を身近に感じてもらいたいという想いが強くなりました」

Q3.活動をしている中で、印象的な出来事は?

『トビタテ!留学JAPAN』で行ったスコットランドです。幼少期に訪れたことがあったり、父も演奏したことがあったりする思い出深い場所だったので選びました。

路上ライブのほかに、現地の大学ではコンサートを開催したのですが、たくさんのひとの協力を得て実現できて。ホストファミリーは私の演奏に感動してくれて、高齢者施設での演奏の機会も作ってくれたんです。

自分の演奏で言語の壁を超えても多くの人びとに喜んでもらえたこと、そして支えてくれるひとたちとのつながりが持てたことがとても嬉しかったです。音楽におけるひととの縁の大切さを改めて感じた経験でした」

 

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Q4. どんなことをテーマに活動をおこなっていますか?

私の創作活動のテーマは『オンリーワン』です。演奏活動では、特定のジャンルにとらわれず、多様な音楽の魅力を取り入れ、唯一無二の表現を目指しています。ヴァイオリンというとクラシックのイメージが強いですが、実はクラシックの中にもジャズ風のアレンジや型にはまらない自由なスタイルがあったりします。

また、音楽業界に限らず、さまざまな分野のひとと交流し、異なる視点や考え方を学ぶことを大切にしています。『オンリーワン』というテーマは、私自身だけでなく、誰にとっても重要なものだと考えていて。これからも自分の世界観を深めながら、聴いてくださるひとにも、自分らしさを大切にするきっかけを届けられたらと思っています」

 

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Q5. 将来の展望は?

音楽は私たちの生活に溶け込む要素であり、スコットランドの留学経験から言葉や国境を越えてひととひとを結びつける力があると信じています。人生の中で何かしらの壁に直面し、悩んでいるとき、ひとりで抱え込まず、音楽を通じて誰かとつながることで、心が軽くなったり、新しい世界が広がったりするような場をつくりたいと考えています。

いま企画中の芸術祭でも、子どもや学生の創造性を育む場をつくって、町おこしにもつなげたいと考えています。今後も、音楽を身近に感じて、楽しめるような環境づくりに挑戦し続けたいです」

魅音のプロフィール

年齢:17歳
出身地:東京都
所属:N高等学校・トビタテ!留学JAPAN9期生
趣味:音楽・ヤギと鶏の飼育
特技:ヴァイオリン・音楽

大切にしている言葉:オンリーワン

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Photo:Nanako Araie
Text:Honori Kukimoto

 

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ライター

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