Teen's Snapshots

北海道の野生動物に魅了された高校生写真家。将来は看護師兼写真家をめざして命と向き合う【長谷野乃子•16歳】

北海道の野生動物に魅了された高校生写真家。将来は看護師兼写真家をめざして命と向き合う【長谷野乃子•16歳】

「気になる10代名鑑」の882人目は、長谷野乃子ののこさん(16)。中学1年生から身近な野鳥を撮り始め、いまでは関東近郊の里山や北海道でも野生動物の撮影をするなど、活動のフィールドを広げています。将来は看護師として働きつつ、北海道で野生動物の写真家としても活躍したいと語る長谷さんに、創作活動についてあれこれ聞いてみました。

長谷野乃子を知る5つの質問

Q1.いま、いちばん力を入れている活動は?

「地元の東京を中心に、野鳥の撮影に力を入れています。平日は主に、学校の周りの木に集まる鳥を昼休みに撮影していて、長期休みには北海道へ遠征したり、関東近郊の山へ登ったりして、野生動物の撮影もしています。

野鳥や動物にあまり興味がない人にも『可愛い!』と思ってもらえるような写真をテーマに、動物の魅力が詰まった瞬間を捉えるため、日々カメラと向き合っています

 

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Q2. 活動を始めたきっかけは?

中学1年生のとき、コロナウイルスの影響で休校になったことでした。自由な時間が増えたとき、カメラが趣味の母の影響もあって、昔から大好きだった動物や野鳥を撮ってみようと思ったんです。

撮った写真をスマホで簡単に編集してインスタグラムに投稿するようになり、そこから本格的にのめり込むようになりました。最近では、同じく10代で野鳥撮影をしている水谷草之介さんに写真の編集を教わって、動物の生き生きとした姿が伝わる作品をめざして撮影・編集を続けています」

Q3. 影響を受けた人物は?

野生動物写真家の半田菜摘さんです。1年ほど前、初めて北海道へ野生動物の撮影に行ったときに地元の人が教えてくれて。作品を見てみたら、どの写真も北海道の動物の魅力にあふれていて、一瞬で魅了されました。

半田さんは特に、動物の自然な表情を引き出すプロ。話を聞いてみたら、何年もかけて動物の生態や生息地を観察した上で、現れる場所を予測して写真を撮るそうで。奇跡のような写真が本当にたくさんあるんです。いつかわたしも、思わず動物の世界に引き込まれるような作品を撮れるようになりたいです」

Q4. 活動をする中でつらかったことは?

被写体が動物なので、自分の理想通りに撮影できることはほとんどないんです。重いカメラを抱えながら登山をして、6時間ほど待っても結局何も現れないまま、日が暮れてしまうこともよくあります。

でも、そういう日があるからこそ、可愛い動物の写真が撮れたときは、本当に嬉しくて!待つ時間も含めて撮影の楽しさだと思っているので、自然に溶け込むように静かに景色を眺めて、いつでも動物の動きに反応できるようにしています」

 

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Q5. 将来の展望は?

将来は、北海道で看護師として働きながら、写真家としても活躍していきたいです。看護師は日々、命と向き合う仕事なので、生命を写す野生動物の撮影にもどこか通じるものがあると感じています。

あとは、いつか写真展を開くのも夢のひとつです。わたし自身、よく写真展に行くんですけど、スマホの小さい画面の中で見る写真とは違って、まるで動物と目を合わせているような、写真の世界にのめり込む感覚が味わえるんです。SNSでの投稿だけではなくて、写真展を開くことで、身近な動物の存在に気づいていない人にも、可愛さを伝えられたら良いなと思います」

長谷野乃子のプロフィール

年齢:16歳
出身地:東京都町田市
所属:共立女子第二高等学校
趣味:写真撮影
特技:写真撮影
大切にしている言葉:繋がり

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Photo:Nanako Araie
Text:Mizuki Maeda

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