「気になる10代名鑑」の815人目は、はやとさん(19)。大学に通いながら、就活を始める前の高校生や大学生に向けたラジオ番組の制作に携わり、企画部のリーダーを務めています。ラジオを通して、就活に対するハードルを下げたいと話すはやとさんに、活動を始めたきっかけや将来の展望を根ほり葉ほり聞いてみました。
はやとを知る5つの質問
Q1. いま、力を注いでいることは何ですか?
「法政大学に通いながら、キャリアデザイン学部のメンバーと一緒に、『脱力就活』というラジオ番組を配信しています。
この番組は、高校生や大学生に向けて、就活に関する情報を発信していて、つらいものだというイメージのある就活にエンタメ性をもたせて、日本一やさしい『就活×エンタメ』の就活番組をめざしています。インフルエンサーさんをMCに、企業の方をゲストにお招きして、渋谷にある『CROSS FM』で、毎週日曜日に配信しています。
ぼくは、企画部のリーダーとして、台本の構成や修正、企業のリサーチ、キャスティングなどを担当しています。就職や働くことに対して、漠然と『大変そう』というイメージをもっている学生に、就活へのハードルを下げられるように意識しています」
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Q2. 活動を始めたきっかけは?
「大学1年生のときに、大学の講義で登壇していた先輩が『ラジオ番組を一緒にやりませんか?』って呼びかけていたのを聞いたのがきっかけです。
その当時、就活にはまだ関心がなかったし、メディアに関わりたいなんて気持ちはなかったんです。ただ、大学で何か真剣に頑張れることがないかなって考えていて。就活に関することなら、自分が就職活動を始めるときに役立つかもしれないって感じて始めました。
それに、大学を卒業するときに、大学生活でこれを頑張ってきてよかった!って言いたい気持ちもあって。いまでは真剣に取り組めているこの活動に、すごくやりがいを感じています」
Q3. 活動する中で難しいと感じることは?
「やっぱり、番組の台本をつくるのはすごく難しいです。
就活生と企業側のギャップやミスマッチが起こる大きい原因のひとつは、企業側が伝えたいことが就活生に伝わっていないからだと思うんです。だからこそ、そこのギャップを緩和したいと思っていて、企業様の意図や良さが伝わるような台本をつくることを意識しています。それと同時に、MCの良さを引き出せるように構成を考えていますが、時間もかかるし、難しいことばかりです。
他にも、MCや企業のキャスティングにも苦労しています。MCのキャスティングは、インフルエンサー100人に連絡して3人決まる、みたいな確率なので、その効率を上げるのも、今後の課題だと感じています」
Q4. 最近、新しく始めた挑戦はありますか?
「ラジオ番組の中で、天の声として出演する挑戦をはじめました。
実際、自分がラジオに出演することは、番組を構成するうえで大切なことだと思っていて。ラジオを聴いてくれている視聴者の方が、何を感じるのか、どういう構成にしたらMCやゲストが話しやすいのかを考えるいい機会になりました。
ただ、リアルタイムで自分の声が流れるのはすごく緊張します。自分の言葉が、そのまま全部届いちゃうって考えると、責任感を感じますよね」
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Q5. 今後の展望は?
「まだ漠然としているんですけど、自分が関わるすべての人を元気にできる存在でいたいです。
いま、ラジオ番組制作に関わる中で、企画とか運営とか、できることが増えてきている感じがしていて、誰かのためになる仕事をして、人を元気づけられることが嬉しいんです。これからも、いろんな仕事ができて、誰も予想しないアイディアを出して、守備範囲を広くしながら関わっていきたいです。
理想は、何を聞かれても答えられるような『辞書みたいな人間』になること。どんな仕事を任されても、それできますよ!って言えて、一緒に仕事をしたいと思ってもらえるような人になれたらいいなと思っています」
はやとのプロフィール
年齢:19歳
出身地:神奈川県横浜市
所属:法政大学、脱力就活
趣味:サッカー、ドライブ
特技:人間観察
大切にしている言葉:妥協しない
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Photo:Nanako Araie
Text:Serina Hirano