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若者代表として声を政府へと届ける。身の回りの社会課題を解決できる人間へ【小野日向汰・18歳】

若者代表として声を政府へと届ける。身の回りの社会課題を解決できる人間へ【小野日向汰・18歳】

「気になる10代名鑑」の800人目は、小野さん(18)。持続可能な社会に向けたジャパンユースプラットフォーム(JYPS)事務局政策提言部で活動し、さまざまな場所でのイベントの運営に携わっています。地方出身である経験も活かしながら、若者の声を社会に届けたいという思いをもつ小野さんに、活動のきっかけや将来の展望について、聞いてみました。

小野日向汰を知る5つの質問

Q1. いま、力を入れていることは?

持続可能な社会に向けたジャパンユースプラットフォーム事務局政策提言部で活動しています。日本の若者の声を集約して、それを提言として政府や国連に届けています。

今年の6月には、このプロジェクトの一環のイベントで、東京都会場と、僕の出身地である岡山県会場、オンライン会場の3つの会場で、教育と環境の分野に関するディスカッションをおこないました。

特に強く意識しているのは、地方の若者の声を、政府や国連機関に届けたいという思い。先ほどのイベントでは、東京都会場よりも岡山県会場のほうが多く人が集まったのもあって、地方の熱量を実感しました。今後、他のエリアでも開催できたらと考えています」

Q2. 活動を始めたきっかけは?

「もともと、教育の一環で、両親がいろんなイベントに連れて行ってくれたことがきっかけになったと思います。週末の度に、ものづくりから環境に関するものまで、さまざまなイベントに一緒に参加して、次第に環境や社会に関心をもち始めました。

それと、高校2年生のときに、子宮頸がんについての講演会に参加したことの影響も大きかったです。その場には僕以外、男性はほとんどいなくて。自分が直接的な当事者でない課題についても知ること、まずはそれについて知ってみようとする意志があるのを行動に起こすことって、とても重要なんだと考えるようになりました

Q3. 活動をしている中で、印象的だった出来事は?

6月に開催したディスカッションイベント『話し合おう!私たちの未来!』です。僕は岡山県での開催を提案して、会場の総括も担当させてもらいました。

もともと、若者の声を届けられるイベントって、大都市ばかりで開催されていることに疑問があって。だから、このイベントの開催を通して、地方の若者の声も取り入れたいと思ったんです。そうしたら、どの会場よりも、岡山に多い人数の若者が集まってくれて。イベントの宣伝にも力を入れたので、すごく嬉しかったですね。

ブラック校則や、教育格差など身近な問題について話し合って、意見を交換し合いました。こういったイベントは、社会課題に対して自分の考えをもつきっかけにもなると思うので、地方であっても、参加するチャンスがあることは大切だと感じました」

Q4. 自分を変えた出会いはありますか?

高校の生徒会の顧問の先生と、高校のゼミの顧問の先生との出会いです。このふたりとの出会いが無ければ、今の自分は無いと思っています。

岡山で通っていた県立高校では、前例のないことにチャレンジしたり、新しいことを始めたりする人は多くはなくて。

でもこのふたりの先生は、自分が新しいことを始める後押しをしてくれたし、発表できる場所につなげてくれたんです。とても感謝しています」

 

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Q5. 将来の展望は?

国連本部で行われている派遣に参加して、日本と海外の若者同士で意見を交換してみたいと思っています。自分たちにはない考え方を吸収して、日本の若者に伝えたいです。

大事にするべきなのは、自分自身がワクワクすることに取り組むことだと思っています。自分にない価値観を知ったり、逆に伝えたりすることが、ぼくにとっていちばんワクワクすることです。

これからも、身の回りの社会課題の解決に向け、頑張っていこうと思います」

小野日向汰のプロフィール

年齢:18歳
出身地:岡山県倉敷市
所属:慶応義塾大学SFC、持続可能な社会に向けたジャパンユースプラットフォーム(JYPS) 事務局政策提言部
趣味:音楽鑑賞、ドラマ・映画鑑賞、おいしいものを食べること、ランニング、読書

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Photo:Eri Miura
Text:koyuki Michishita

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Koyuki Michishita

ライター

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