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日本のスタートアップをもっと盛り上げたい!イベントやコミュニティをサポートしながら起業にも挑戦【新見蓮・19歳】

日本のスタートアップをもっと盛り上げたい!イベントやコミュニティをサポートしながら起業にも挑戦【新見蓮・19歳】

気になる10代名鑑の690人目は、新見蓮さん(19。大学に通いながら、日本のスタートアップを盛り上げていきたいという思いをもって、イベントやコミュニティに積極的に参加しています。サポーターとしてだけでなく、自らプレイヤーとしてもスタートアップに関わっていきたいと話す新見さんに、活動を始めたきっかけや印象的だった出来事について、聞いてみました。

新見蓮を知る5つの質問

Q1. プロフィールを教えてください。

「早稲田大学の社会科学部に在学しています。子どものころは、父の仕事の関係で上海とホーチミンに住んでいて、ここ6年ほどは日本に住んでいます。高校生のときから課外活動を始めました。いまはコミュニケーションやスタートアップに興味があるので、インターンやアルバイトとして現場に入りながら学んでいます。これまで、官公庁のイベントや学生団体、スタートアップの現場で経験を積んできました。

あとは写真をやっていて、ポートレートやスナップをメインで撮っています。撮影しながら都内を散歩することも好きで、休日にはカメラを持って出かけています」

Q2. いま、力を入れていることは?

早稲田大学発の学生団体『Beyond2020NextProject』で、幹事を務めています。この団体には、高校生、大学生、大学院生が所属していて、アントレプレナーシップの育成や普及を目的をテーマに活動しています。活動内容としては、小中高生に向けたアントレプレナーシップ教育をおこなったり、国連や自治体、教育機関と協力して、小学生向けのSDGs教育を実施したりしています。

また『SHIBUYA QWS』というインキュベーション施設で、コミュニケータースタッフの仕事をしたり、『IVS』や『Takeoff Tokyo』といったスタートアップ系のイベントにも積極的に参加したりしています。コミュニティに実際に入ってみることで、個人や企業やがどのようにスタートアップに関わっていけるのかを、メタ的に認知することができると感じています。

夏から始まるゼミでも、日本のスタートアップコミュニティやコミュニケーションデザインについて学んでいきたいと思っているので、僕にとってスタートアップ最前線の現場に関われることは、とても貴重な機会なんです」

Q3. 活動を始めたきっかけは?

高校1年生のとき、U-20を対象にした合宿型イベントに参加したことです。僕の中で、とりあえずやってみる、動いてみるという行動力が根付いたと思います。そのイベントには、同世代の既に課外活動に取り組んでいる人、これから取り組みたいと思っている人など、アクティブな人たちが全国から集まっていました。

高校生という時期から、外に飛び出す活動に手を出している人たちとつながれたことは、附属高校に通っていた僕にとって、すごく刺激的でした。そのときに出会った人たちとは、いまでもお互いの活動について共有する関係が続いています」

Q4. 活動を続けている中で、印象的だった体験は?

昨年の11月にフィンランドで開催された、北欧最大級のスタートアップ・イベント『SLUSH』に参加したことです。このイベントに参加したことで、漠然とスタートアップに関わりたいという思いが、確固たるものに変わりました。事前にネットで見てある程度は理解していたつもりでしたが、実際に行ってみると、ヘルシンキの街全体を巻き込んで世界中から人が集まっているという規模感や、学生のみでイベントの運営がされているという事実に圧倒されてしまいました。

実は『SLUSH』には自費で参加しました。政府の派遣プログラムもあったんですが、うっかりして申し込みを忘れてしまったんです。でもどうしても行きたくて、両親に懇願したました。完全に英語ですし、ひとり旅だったこともあって、100%すべてを理解して吸収できたわけではなかったけど、初めてのヨーロッパ、そしてひとり旅は、期間は短かったとはいえ、留学のような気分で。これから何をやっていきたいのか、見つめ直すきっかけになりました」

Q5. 最近、新しく始めた挑戦は?

実は、あるビジネスコンテストでグループになったメンバーで、起業をすることになりました。そのコンテストで優勝したときのアイディアをベースに、合同会社Hocoleという会社を立ち上げます。

日本に“誇り”をもってほしいという思いを込めていて、具体的には『Kabu-Kimono』という、カジュアルな和服のレンタルサービスをインバウンド向けに展開していく予定です。洋服が当たり前になったいまの日本社会に、着物の良さを伝えていきたいと思っています。これまでもスタートアップの現場には関わってきましたが、実際に起業に関わるのは初めて。わからないこともありますが、これまで培ってきた人脈や知識を糧に頑張ります。

そして、日本のスタートアップを盛り上げることに貢献し続けていきたいです。これまでの海外経験を通じて、日本がすごい国だということは感じています。でも、もしかすると、『以前はすごかった国』になってしまうかもしれないとも思っていて。自分の活動で、まだまだ世界で戦えることを示していきたいです」

新見蓮のプロフィール

年齢:19歳
出身地:東京都中野区
所属:早稲田大学社会科学部、株式会社レイワセダ、株式会社MoonJapan、Beyond 2020 Next Project、SHIBUYA QWSコミュニケーター、株式会社小高ワーカーズベース、合同会社Hocole、Takeoff Tokyo
趣味:写真撮影、人と話すこと、散歩、アルティメット、野球観戦
大切にしている言葉:日々是好日

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新見 蓮
早稲田大学社会科学部2年 コミュニケーション、スタートアップコミュニティを研究 takeoff Tokyo 運営 閣僚、…
https://my.prairie.cards/u/ren213

Photo:Eri Miura
Text:Ayuka Moriya

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Ayuka Moriya

エディター

1999年生まれ、秋田県出身。東京外国語大学 国際社会学部在学時よりライター・エディターとして主にインタビュー記事の執筆、ディレクションに携わる。Steenzでは、2021年ローンチ当初より「気になる10代名鑑」のコンテンツ制作を担当。

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