
「気になる10代名鑑」の599人目は、百華さん(16)。『若者のキャリア形成』を軸に、コミュニティをつくったりイベントを開催したりなど、精力的に活動しています。将来は、企業と求職者をマッチングすることができるソリューションづくりをしたいと語る百華さんに、活動を始めたきっかけや今後の展望について、詳しく聞いてみました。
百華を知る5つの質問
Q1. いまいちばん力を注いでいる活動は?
「『若者のキャリア形成』を軸に、自分自身が若者であるという立場を活かしながら、活動しています。さまざまな交流イベントに参加してロールモデルと呼べる人たちに出会って、自分の将来について考えるようになったんです。
『キャリアってわからない』『アクションを起こしたいけど、何から始めたらいいかわからない』という人に向けて、キャリア教育イベントを開催したり、同じビジョンを掲げている人のコミュニティをつくったりしています。
ほかにも、出版社でインターンのような活動もしています。若くてもキャリア形成できる、ということを示したいと思っています」
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Q2. そのテーマで活動を始めたきっかけは?
「イベントや交流会で出会った同世代に憧れたことがきっかけです。わたしは活動を始めるまで、狭い価値観の中で育ってきたという意識が強くて。外の世界を知るために交流の場に参加しようと思ったんです。
ビジョンに向かって行動を起こしている人、自分の世界を歌にして表現しているシンガーソングライターの人、ウクライナにボランティアにいった人……。それぞれの分野で輝いているたくさんの人に出会いました。たくさん刺激を受けて、自分も人に影響を与えられるような人になりたい、と思うようになったんです。
新しい価値観を得ることは大事だと思っているので、いまでも予定があえば、コミュニティやイベントなどにできるだけ参加するようにしています」
Q3. 悩みはありますか?
「強いて言うとすれば、活動に対して理解されないときがあることです。いろいろな活動をすることで、『すごいね』と声をかけてもらうことはあるんですけど……。それでも『高校生なんだから勉強しないと』と言われたり、同級生には『なんでそんなことしてるの?』って思われているのかなと感じたり……。そういう思いをすることがあります。
理解してもらえなくて、悲しくはあるけど、できるだけ多くの人の価値観を知りたいなと思っているので、できるだけ理解したいなと思っています。価値観はひとりひとり違うものなので、完全に理解できなくても、受け入れたいと思うし、価値観が違うからといって、その人の意見をまったく聞かないということはしたくないんです。
むしろ考えさせられることも多いので、そういう自分とは違う意見も、自分の中で吟味できたらなと思っています」
Q4. ほかに好きなことはありますか?
「イラストやデザインが好きです。イベントのホームページのデザインを考えたり、休日にふらっと美術館に行ったり……最近はよくアニメを観ます。特に『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』というアニメが好きで。作画が綺麗なのはもちろん、観る度に泣いてしまうんです。そういうアニメってなかなかないと思っていて。
あとは音楽も好きで、作曲したり、バンド活動したりもしています。小さいときから、何かを自分でつくることが大好きだったので、その延長かな。現在できる楽器はドラム、ベース、ギター、キーボード。既存の曲をアレンジしたりするのも楽しいです」
Q5. 今後の展望は?
「人が『輝く』ためのキャリア形成を支えられるような人になりたいです。この『輝く』という言葉をキーワードにしていて。自分がありのままに、理想に近づいていくことができれば輝く道を見つけていけると思うんです。
いま考えているのは、求職者と企業のキャリアマッチングを行うことができるようなソリューションづくりをすること。新卒のうち、3年以内に離職する人が全体の3割もいるというデータがあって。求職者も企業も、お互いに求めていることがあって、もっとうまくマッチングできれば、離職率も減るんじゃないかなと思っています。
自分に合うか合わないかは、意思決定や教育、環境などさまざまな要因が絡まり合っていると考えているので、その『さまざまな要因』を数値化することで、納得のいくキャリア形成ができるんじゃないかなと思っています。
とはいえわたし自身、就職活動をしたことも就職したこともないので、社会のシステムを大学でしっかり勉強したあと、就職を経験して、最適な形を見つけていけたらなと思います」
百華のプロフィール
年齢:16歳
出身地:東京都世田谷区
所属:東京都市大学等々力高等学校
趣味:作曲・ねこを眺める・友達と遊ぶ
特技:ピアノとドラムの耳コピ
大切にしている言葉:自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ
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Photo:Eri Miura
Text:Chikiri Kudo