「気になる10代名鑑」の577人目は、鶴田一朗さん(19)。高校3年生のときに自身の会社を設立し、現在は大学に通いながら、会社経営をしています。誰もが幸せに生きることができる世の中にしたいと語る鶴田さんに、活動を始めたきっかけや今後の展望について、詳しく聞いてみました。
鶴田一朗の活動を知る5つの質問
Q1. いま、力を入れて取り組んでいることは何ですか?
「自分の会社の経営です。高校生のときに起業した『Kvasir Works株式会社』という会社で、SNS運用に課題を感じている中小企業やベンチャー企業に向けて、InstagramやTikTokなどのSNS運用代行事業や、広告事業といったサービスを展開しています」
🚀高校生社長爆誕🚀
今月、法人登記をしました!🎉高校2年生くらいのとき「高校在学中に起業したいな〜」と思って行動し始めてから2年弱。
ようやく法人化できました。
もうそろそろ高校卒業しますが、これからも頑張っていきますので、何卒よろしくお願いいたします…!
— Ichiro/Tsuruda@Kvasir Works (@Ichiro63552829) February 27, 2023
Q2. 活動を始めたきっかけは?
「高校1年生のとき、同年代で起業して活躍している人から刺激を受けたことがきっかけです。もともと世の中にある課題などを解決したいと思っていたので、起業を通して課題を解決できるということを知ったことも大きくて。通っていた高校は自由な時間が多かったので、その時間を使って自分を変えるような挑戦がしたいと思って、いろんなことに取り組んできました。
起業に興味を持ち始めてからは、周囲の課題や自身の関心などをテーマにプロジェクトを立ち上げる『マイプロジェクト』という学内のプログラムに参加をしたり、ビジネスについて学ぶ『アントレ』という部活動に入部をしたりして、とにかくアクションを続けました。それから、ビジネスについて学んだことをTwitterで発信をすることで、SNSの運用のノウハウを学んでいきました。このときの経験が、いまの会社のサービスにつながっていますね。
そのあとは、高校3年生のときに本格的に起業に挑戦をしてみようと思ってユニコーン起業部という高校生の起業支援のコミニュティに入部をしました。」
Q3. 活動をする中で、つらかったことや壁に感じたことを教えてください
「起業家として社会と関わっていく中で、自分の未熟さを痛感しました。社会経験を積んでいないので、社会人として当たり前のマナーを知らなかったり、ビジネスの基本的なことがわからなかったりして、そういった部分ではとても苦労をしましたね。
やっぱり10代なので、学生生活しか送ってこなかったからこその苦悩だと思います」
Q4. 印象的だった出来事はありますか?
「日本生まれのビジネスチャットツール『Chatwork』の創業者である山本敏行さんとの出会いです。もともとはN高の起業部でやろうと思っていたのですが、最後のチャンスで2次審査のときに落ちてしまって……。これからどうしていこうかと考えていたところ、たまたま山本さんが高校生の起業家を支援しているという記事を見つけて、連絡をしました。
そこからユニコーン起業部に参加をさせていただき、週に1回程度のミーティングを経て、最終的に支援いただいて、会社を設立することができました。諦めずに粘り強くチャレンジをすることで夢や目標を実現できるということを知れたので、とてもいい体験でした」
Q5.将来の夢は何ですか?
「史上最年少での株式上場です。27歳までに時価総額1000億円をめざしています。それから、だれもが幸せに生きることができる世の中をつくっていきたいです。まだ模索中ですが、もっとサービスを拡大させていくことで、幸せの連鎖を増やしていきたいです。
また、日本がもっと若者が挑戦できるような社会になってほしいです。自身が支援を受けて挑戦ができたように、いつかは自分が若者を支援をする側の人間になりたいと思っています」
鶴田一朗のプロフィール
年齢:19歳
出身地:兵庫県神戸市
所属:Kvasir Works株式会社 代表取締役CEO、 iU情報経営イノベーション専門職大学 ユニコーン起業部
趣味:読書、散歩、友達と遊ぶこと
特技:人を幸せにすること
大切にしている言葉:思い立ったが吉日、与えるは受けるより幸いなり、夢なき者に成功なし
鶴田一朗のSNS
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18歳で法人化して、上京してきてから半年ほどになりました。非常に刺激的で楽しい毎日です!
たくさん挑戦でき、色々な出会いもありました。これからも周りの人たちに感謝しながら引き続き頑張っていきます!
来年には20歳になるので、起業家としても人間としても成長できるように頑張っていきます。
— Ichiro/Tsuruda@Kvasir Works (@Ichiro63552829) October 27, 2023
★note
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Photo:Eri Miura
Text:Mao Kawasaki