タイムリーな話題から、カルチャー、さらには社会問題まで、さまざまなテーマについて、リアルな10代の声を聞くシリーズ「10代リアルVOICE」。
今回のテーマは「2023年に最も聴いた音楽」。年末が近づくにつれて、さまざまな音楽配信サービスの、「最も聴いたプレイリスト」がシェアされますよね。トレンドの移り変わりが激しい音楽シーンの中で、リアルな10代が今年いちばんよく聴いた音楽とは? 今回は5人のティーンに、ランキング形式で2023年によく聴いた楽曲を聞いてみました。
1. 柴田花菜さん「ポジティブな気持ちになる洋楽をたくさん聴きました」
「TWICEはわたしにとってすごくパワーをくれる存在で、いつ聴いても、パフォーマンスを見ていても、ポジティブな気持ちにさせてくれます。ジャスティン・ビーバーの『LoveYourself』は、寝るときにずっと聴いていた曲で、エド・シーランの『Thinking out Loud』は好きすぎて、時間あるときはずっと聴いていました。基本的に洋楽をよく聴いています」
2. 横濱奏恵さん「HIPHOPを聴くと、自分が強くなったように思えます」
「今年はHIPHOPをよく聴きました。HIPHOPのビートに乗ると、わたし自身も強くなったように思えるんです。特に、沖縄出身のラッパー・唾奇の曲が好きで、よく聞いてます。落ち着くビートで、耳が幸せになります」
3. SERUCHOCOさん「J-POPから洋楽まで、作業用から歌うものまで、幅広く聴いています」
「いちばん聴いた曲は、イタリアのラッパー/シンガーソングライターのウィリー・ペオーテの曲です。作業中によく聴いているのですが、リズム感がテンション上がるけど、イタリア語なので歌詞が気にならなくて、おすすめです。あいみょんさんの曲は、もしもモニタニングのカラオケ企画を見つけたら『歌いたい!』と思っている曲。Vaundyはずっと好きで、歌詞にすごい共感します。帰りのバスとかでよく聴いている曲です」
4. 渡邉ひまりさん「推しの曲をたくさん聴いて、元気をもらっています!」
「Nissyこと西島隆弘さんの曲を、今年もたくさん聴きました! いつもわたしにとって元気をくれる存在です。来年もたくさん聴いていきたいなと思っています」
5. おやまさきさん「課題をこなすために、心が落ち着く曲を無意識的にリピートしていました」
「アイドルオタクなので、上位の2曲は推しの曲ですね。それ以外は、課題の作業中によく聴いていた曲。心が落ち着くアーティストさんの曲が多いですね」
流行った邦楽だけでなく、ジャンルや国など、さまざまなアーティストの楽曲がラインナップする結果となりました。また、推し活の曲とBGMとしての曲をバランスよく聴いているというライフスタイルも垣間見えます。みなさんは今年、どんな曲をたくさん聴きましたか? 一年の振り返りに、好きな音楽と向き合う時間をつくってみるのも良さそうですね。
Photo:Eri Miura
Text:Ayuka Moriya