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タイパ重視な10代はお花見をした?現代のお花見事情について聞いてみた【10代リアルVOICE】

タイパ重視な10代はお花見をした?現代のお花見事情について聞いてみた【10代リアルVOICE】

タイムリーな話題から、カルチャー、さらには社会問題まで、さまざまなテーマについて、リアルな10代の声を聞くシリーズ10代リアルVOICE

今回のテーマは「お花見」について。数年ぶりに賑やかな春を楽しんでいる人も多いのではないでしょうか。一方で「若者のお花見離れ」と言われることも……。そこで、お花見についてどう思っているのか、そもそも今年お花見をしたのか、4名の10代に聞いてみました。

1. 重枝梨乃さん「友達や家族と花見をしました。時間によって雰囲気が変わるのも桜の魅力!」

19歳。建築や特殊メイクなど幅広い表現活動に取り組む。最近はプログラミングに夢中。

「お花見はいつもします。お花見スポットとして有名な目黒川が近いので、そのあたりによく行きます。目黒川の近くは、たくさんの人がお花見をしにきているのでかなり混雑していますが、その賑やかさもいいなって思います。私は家族や友達とゆっくり過ごす時間が好きなので、食べ歩きをしながらのんびりリラックスしています。

最近は公園に行って、みんなでテイクアウトをして、お花見するのにもハマっています。だんだん陽が落ちて暗くなってくる夕方ぐらいの雰囲気もとても好きです。どの時間に見る桜も魅力的だなと思っています」

建築から特殊メイク、プログラミングまで。自由にウイングを広げる表現探求者【重枝梨乃・19歳】
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2. uyさん「あらたまったお花見というより、『ながら花見』をしています」

19歳。女子美術大学芸術学部アートデザイン表現学科で芸術を軸に学ぶ。演劇サークル「てのひら」を旗揚げ。

「お花見しました! 近所の緑道に桜が咲いていて、飼っている犬と一緒に散歩しながら、ひとりでお花見しました。最近、天気がいい日が続いていたので、友人と少し遠くの公園まで桜を見ながら歩いたりも。

あらたまって花見をするというよりは、自然に日常に取り込むのが良いのかなって考えています。これはお花見に限らず、他の行事でも同じ感覚があるかもしれません」

作り手として、伝え手として。ふたつの視点でアートと社会の接点を考える表現者【uy・19歳】
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3. 吉永來未さん「いわゆる『ザ・花見』にはちょっとハードルを感じます」

18歳。学生支援団体ORYVES代表。インターンでの経験を活かし、ビジネスコンテストや教育系イベントを手掛ける。

「友達と新宿御苑に行って、いろいろな種類の桜を見ました! お花見といえば、レジャーシートを敷いて、お弁当とかを食べて……みたいなイメージがありますが、個人的になんだかそれはハードルが高く感じてしまって。だから、桜を見た後に近くのカフェに行くくらいがちょうど良いなと思っています。

Instagramとかでキレイな桜の写真がシェアされるようになって、お花見に行くこと自体には何の抵抗もないんですが『花より団子』という感じではない気がします

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4. 南拓人さん「キャンパスで桜を眺めながら、友達と春休みの思い出をシェアしたいと思っています」

19歳。多摩美術大学で映像などを学ぶ。個人での創作活動のほか、学内で活動を行う『多摩美アイドル育成委員会』の運営スタッフとしても活動中。

「お花見、今年はまだやっていないので、ぜひやりたいと思っています。大学のキャンパス内にとてもキレイな桜があって、そこで大学の友人たちと花見をしたいですね。

お昼休みに学内のパン屋さんで買ったパンを持ち寄ったり、ドーナツやピザを持ち寄ったりして、みんなで春休みの思い出などを共有したりしたいです」

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楽しみ方は十人十色ですが、お花見自体は「する」という回答がほとんどでした。共通していたのは、花見のためだけにわざわざ準備をするほどではないということ。宴会スタイルの花見というよりは、気を許せる家族や友達と、ときにはひとりでゆったり桜を眺める時間が、10代にとっての最良なお花見なのかもしれませんね。

Photo:Eri Miura
Text:Ayuka Moriya

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Ayuka Moriya

エディター

1999年生まれ、秋田県出身。東京外国語大学 国際社会学部在学時よりライター・エディターとして主にインタビュー記事の執筆、ディレクションに携わる。Steenzでは、2021年ローンチ当初より「気になる10代名鑑」のコンテンツ制作を担当。

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