世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする「Steenz Breaking News」。今回は、11月6日(日)まで開催されている、SNSにおにぎりの写真を投稿すると給食5食分相当の寄付になる『おにぎりアクション』をご紹介します。
10月16日は「世界食糧デー」。食糧問題について考えるとき
2021年時点で、飢餓の影響を受けているひとは世界中に8億2,800万人。そのなかには子どもも多く含まれていて、命を落とす危険性のある栄養不良や低体重などに苦しんでいます。
この現状を解決するために始まったのが、SNSでできる支援のかたち「おにぎりアクション」です。
この「おにぎりアクション」、実は2015年から続けられていて、「世界食糧デー(10月16日)」に合わせて開催されています。飢餓をゼロにするためにも、食糧問題は、世界の国々が協力して解決しなければならない重要な問題です。
そして、政府や企業だけではなく、自分たちひとりひとりが行動することが、問題解決のカギとなります。
「#OnigiriAction」とつけてSNSにおにぎりの写真を投稿
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おにぎりアクションに必要なものは、「おにぎり」だけです。購入したものや自分で作ったもの、あるいはイラストでもOK。10月6日(木)から11月6日(日)の期間中、写真を撮り、TwitterやInstagram、特設サイトに「#OnigiriAction」とつけて投稿してください。
投稿1枚につき、給食5食分(100円)の寄付を、協賛企業が提供します。集まった寄付金は、NPO法人TABLE FOR TWO Internationalを通じて、アフリカやアジアの子どもたちに給食として届けられます。
2021年の活動では約140万食が子どもたちに届けられました
2021年のおにぎりアクションでは、47都道府県35カ国から27万3,876枚の写真が投稿され、139万7,795食(※)の給食が届けられました。
※ これには、おにぎりアクションの別企画(写真投稿1枚=10食企画)も含まれます。
温かい栄養のある給食は、子どもたちのお腹と心を満たしてくれますが、それだけでは終わりません。仕事や家の手伝いをしている子どもたちも、給食目的に学校に通わせてもらえるようになり、結果的に教育支援にもつながるのです。
実際に、東アフリカに位置するルワンダのバンダ村では、おにぎりアクションによって給食が届けられたことで、学校の出席率が60%から100%近くまで上がって、学業成績も向上したそうです。しっかり教育を受ければ、将来就ける職業の選択肢も増え、貧困から抜け出せる可能性も高まります。おにぎりアクションは、飢餓だけではなく、教育・貧困問題の解決にも貢献できるんです。
「飢餓や貧困問題解決のために、自分にできることはないか」と考えているひとは、おにぎりアクションも選択肢のひとつに加えてみてくださいね。
Reference:おにぎりアクション公式サイト
Image:PR TIMES
Text:Yuki Tsuruta