
「気になる10代名鑑」223人目は、ももぞうさん(18)。8歳のころからドラマーとしてバンド活動を始め、現在もプロのドラマーを目指して、3つのバンドを掛け持ちするなど、精力的に活動しています。「音楽によって救われた」と語るももぞうさんに、その秘めた思いを語ってもらいました。
■ももぞうを知るための5つの質問

Q1. どんな活動をしていますか?
「5歳のときからドラムを始めて、一流のドラマーになれるように、いまもバンド活動を中心に、ライブのサポートや個人レッスンの講師など、ドラマー一本で活動しています。
いまは3つのバンドに入っていて。10代のメンバーが集まった男女4人組のロックバンド『マグロニカン』と、私が小さいときからお世話になっている『木造建築』、それから、最近結成した、同世代女子3人組の『Fuzz』です。
バンド活動自体は8歳から始めたのですが、当時は同年代で音楽をやっている方がまわりにいなかったので、大人に混ざって活動していました。でも最近はバンドメンバーをはじめ、同年代の音楽仲間に出会える機会が増えて、本当に嬉しいです」
前のバンドが演奏している間にソデでドラムのセッティングが出来るって素敵。 pic.twitter.com/mJPMDz8FSr
— マグロニカン (@mg2tokyo) August 27, 2022
Q2. 目標としている存在はありますか?
「歌を生かし、バンド全体が一体となれるグルーヴを作れるようなドラマーです。ドラムって、ギターやベースと違って人力だから、自分で音を調整しなきゃいけないんですけど、ドンっていう一発だけでも感動させられるようになりたくて。
憧れの存在でいうと、『NANIWA EXPRESS』の東原力哉さん。初めて力哉さんが出す音を聞いたときは、涙が止まらなくなりました。ドラムだけで、こんなにも感動したのは初めてだったので。私も力哉さんのように、人を感動させられるようなドラムが叩きたいと思いました。
このネックレスは、東原さんからいただいたもの。小学生からファンだった力哉さんに、『マグロニカン』のメンバーの力丸のお父さんである白山貴史さんのつながりでお会いすることができて。これは“チーム力哉”の証で、私にとって大切な宝物です」

Q3. 活動をしていて大変だったことは?
「いまも身長が148㎝しかないんですけど、ホント小学生のときとかは小さくて。心も弱かったし、人見知りもあったので、大人の方と混ざってバンドをやるのは、想像以上に大変でした。メンバー募集に申し込んで『小学生です』って言っているのに、いざ顔合わせしたら帰られちゃったり……。
あと、ライブハウスとかに出入りしていたことで、学校の友達から“怖い”とか“気持ち悪い”とか言われて、いじめられたこともありました。それでも挫けずやめなかったから、いま、ここにいるんだと思います」

Q4. 活動を続ける原動力は?
「コロナ禍がまだまだ続く中で、この世界も、自分も、ちゃんと前に進めてるのか、よくわからなくなって。なんとなく時間だけが過ぎていっているような高校3年間でした。進学しようか、就職しようか、それともドラマーの道を進んで行こうか……悩んだりもしました。
でも、そんな先が見えない不安の中にいても、やっぱり自分の意思をちゃんと持って進むことが大事だなと思うようになって。
それに、ドラムの講師をしていく中で、子どもたちから『ドラム楽しい』『好き』と言ってもらえたり、ステージに立つ中で『ももぞうちゃんのドラムで元気になれたよ』っていう言葉をもらうことも。守りたい笑顔があるから、私は意地でも音楽やめられないなと思っています」

Q5. 今後の展望・将来の夢は?
「音楽を通して、ごはんが食べられない子どもたち、泣いている子どもたちを、少しでも笑顔にしたい。助けたいです。いまの10代の私たちにしかできないとか伝えられることってあると思うから、伝えていきたい。
私はお医者さんにも政治家にもなれないから、物理的に助けることはできないかもしれないけど、精神的な面からでも、助けられる人でありたいと思っています」
■ももぞうのプロフィール
年齢:18歳出身地:埼玉県所属:マグロニカン、木造建築、Fuzz
■ももぞうのSNS
★YouTube
Photo:Eri Miura