Steenz Breaking News

このマークの意味、説明できる?実は子どもたちの未来を守るアクションのしるしです【Steenz Breaking News】

このマークの意味、説明できる?実は子どもたちの未来を守るアクションのしるしです【Steenz Breaking News】

世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする、「Steenz Breaking News」。今日は、赤いカップのマークが付いた商品を購入すると、学校給食支援につながる「レッドカップキャンペーン」を紹介します。

給食支援につながるレッドカップキャンペーン

世界では、いまも飢餓が問題となっており、子どもたちの5人にひとりは、慢性的な栄養不良に苦しんでいます。飢餓が原因で、命を落とす子どもも少なくありません。

そんな子どもたちの未来を守るために、私たちが簡単に参加できるアクションが「レッドカップキャンペーン」。赤いカップのマークはその目印なのです。

 

この赤いカップのマークは、国連WFP(世界食糧計画)の学校給食支援に賛同した企業の商品に付いています。そして、対象商品を購入すると、その売上の一部が寄付されるという仕組みです。

レッドカップキャンペーンは2011年から始まり、2021年8月時点で、約2,000万人の子どもたちに学校給食を届けられました。最近は参加する企業も増え、食料品はもちろん、日用雑貨やファッションなど、さまざまな商品に付いています。

 

たとえば、ハウス食品の「とんがりコーン」やロッテの「ガーナリップル」といった身近なお菓子にも付いています。

1食の学校給食によって広がる未来

もしかすると「たった1食の学校給食」と思ってしまうかもしれませんが、途上国の子どもたちにとってこの1食はとても貴重で、さまざまな可能性を秘めています。

例えば、学校給食が提供されると1食分の食費が浮き、家計を助けることにつながります。そのため、子どもたちは学校に行くようになり、就学率も上昇。これまで、家計を助けるために家の手伝いをしていた子どもや、「女性に勉強は必要ない」という考え方が残る地域の女の子のように、勉強する機会を奪われてきた子どもたちが、学校へ行くきっかけにもなるのです。

レッドカップキャンペーンは経済発展にも貢献

さらに国連WFPは、学校給食に必要な材料を手に入れるために支援する国の農家と契約します。農家の人々は、決まった取引先ができるため収入も安定。さらに自分たちが作ったものを、その地で消費する「地産地消」の流れが生まれ、地域経済もまわり始めます。これによって、経済発展につながるのです。

普段、何気なく行っている買い物が途上国の支援となり、子どもたちの未来を守るレッドカップキャンペーン。気軽にできる社会貢献として、覚えておくといいかもしれません。

Referenace:
レッドカップキャンペーン10th Anniversary動画サイト|国連WFP協会
【商品×社会貢献】レッドカップキャンペーンに参加しませんか?|国連WFP協会
飢餓から救う。未来を救う。|国連WFP協会

Image:PR TIMES
Text:Yuki Tsuruta

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Yuki Tsuruda

ライター

鹿児島県在住のフリーライター。販売職や事務職を経験後、2020年5月からフリーランスのライターへ。執筆ジャンルは、ものづくりやSDGsなど。

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