Teenage Realities

10代にとっての“癒し”とは?忙しい毎日を支えてくれる存在を聞いてみた【10代リアルVOICE】

10代にとっての“癒し”とは?忙しい毎日を支えてくれる存在を聞いてみた【10代リアルVOICE】

タイムリーな話題から、カルチャー、さらには社会問題まで、さまざまなテーマについて、ティーンたちの声を聞くシリーズ10代リアルVOICE

今回のテーマは「癒し」。学校に課題活動、アルバイトと、かつてに比べてはるかに忙しくなっているといわれている、現代の10代。彼らにとって、癒しの存在とは? 8名のティーンが答えてくれました。

1. 中澤瀧さん「飼っている犬の存在。落ち込んだときに誰よりも寄り添ってくれる」

17歳。高校2年時に出演した朗読劇をきっかけに、現在は俳優を志し、舞台などで活動。

家にいるペットの犬です。外にいるときは基本的に気を使っているので、純粋にかわいい姿にはとても癒されます。

以前、舞台のオーディションに落ちてしまって、すごく落ち込んでいたときに、僕の気持ちを感じとってくれたのかわからないですが、ずっとそばに居てくれて。いま思い出しただけでも泣きそうです。僕にとってはペットが癒しでもあり、そばにいると落ち着く存在です」

声優志望から一転、舞台の虜に。俳優を目指して修行中の高校3年生【中澤龍・17歳】
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2. はなびさん「水族館こそ癒しの空間!行けないときは、スーパーの魚売り場で我慢します」

19歳。お笑い芸人を志し、周囲の反対を押し切って上京。現在は都内の養成所、TikTokを中心に活動中。

「私にとって癒しを与えてくれる場所は、水族館です。魚を見るのが楽しいんです。水族館まで行く時間がないときは、スーパーの鮮魚コーナーなどで、魚を眺めて癒してもらっています(笑)。自分の好きな生き物と触れ合うのは、本当に癒しになります。

あとは、布団の中も癒してくれる場所です。1日をがんばった夜に入る布団は本当に最高ですよね」

夢は「イッテQ」出演!家族の反対を押し切って鹿児島から上京したお笑い開拓者【はなび・19歳】
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3. ういさん「ドラム部屋!自分の好きなものしかないし、猫が加われば、2倍癒されます」

17歳。高校生ドラマーとして活動。SNSで自身のドラム演奏の動画を投稿している。

「僕にとっての癒しのスペースは、ドラムの練習部屋。自分のしたいことが全部詰まったような部屋になっていて、ドラムについて深く追求することができるし、自分しか使わないので、時間を忘れて没頭できます。言うなれば、『精神と時の部屋』みたいなものですかね。

さらにその部屋に飼っている猫が入ってくると、癒しが倍増します」

目標はバンドから信頼されるプロのドラマー。サポート&叩いてみた動画で注目を集める高校生【うい・17歳】
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https://steenz.jp/9384/

4. SARAさん「喫茶店こそ癒しの空間。気持ちがほぐれていきます」

19歳。美容学生。大好きなヘアメイク、ファッションについてInstagramで発信している。

「友達と過ごす時間が、私の癒しです。いろいろと抱えている肩の荷を下ろせる気がします。

あと、癒しの場所といえば、喫茶店。マスターがセレクトした、ゆるやかな店内の音楽と、ほろ苦いオレグラッセが、日々の疲れとか小さな悩みを、やわらかくしてくれる気がします

「その日なりたい自分になる」がモットー。“ヘアメイク×SNS”で女の子の楽しさを伝える美容学生【SARA・19歳】
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5. 柴田眞子さん「食べ物!癒しだけでなく、満足感も与えてくれます」

17歳。複数の学生団体に所属してきた経験を活かし、学生団体HASHIを発足。身近な食から社会課題解決に向けて取り組んでいる。

「食べ物ですね! 最近の推しの食べ物は、スイカです。暑い中、水分と糖分が同時に補給できる、最高の食べ物です。

スーパーなどで売っているひと口サイズのものは食べやすいんですが、プラスチック容器に入ったものではなく、量り売りスタイルのものだと、環境にも良くて、より癒しになるなと思います。それか、アイスのコーンみたいに食べられる容器にしてくれたら嬉しいな」

「食」という身近な切り口から、社会課題と向き合う高校生アクティビスト【柴田眞子・17歳】
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6. koikiさん「お花。特に道端に咲いているお花にときめきを感じます」

18歳。文化服装学院に通う服飾学生。ファッションだけでなく、イラスト制作なども手掛ける。

「私の癒しはお花です。お花にはトキメキが詰まっていると感じます。アルバイト先もお花に関係する場所で、自分の癒し空間で働けていることに喜びを感じています。よく友達にもお花をプレゼントするのですが、もらったときの反応が素敵で、お花の持っているパワーを肌で感じられます。

店頭に並ぶカラフルなお花も好きなのですが、個人的には道端に咲いているお花のほうが好き。意識しないと気づけなくて、かわいいとアピールしていない、不意打ちな感じにとてもキュンとしてしまいます。違う種類のお花が同じ場所に咲いていたりすると、自然にできたコントラストに、毎度胸を打たれて、ときめきを感じます」

好きな気持ちこそ、最大のエネルギー。絵を通して日常にトキメキを届ける服飾学生【koiki・18歳】
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7. 清水萌絵さん「料理に全集中すると、他のことを忘れられる」

17歳。同世代の仲間と共に、映像制作に取り組む。宝物のフィルムカメラで写真を撮ることが好き。

最近は疲れたり嫌なことがあったら、癒しを求めて料理をしています。私は料理は本当に苦手で、味つけ玉子を作るぐらいでもがんばっているほうなのですが、逆にそのおかげで、料理をしようとすると全集中するしかないので、他の悩みや考えごとを忘れられて便利です。

レシピをネットで拾って、その通りにしてみます。時間はかかりますが、意外とおいしくつくれるんですよ。カレーをつくったり、パスタをつくったり、どれも簡単なものばかりですが、少しずつ具材を変えてみたりして、かなり楽しいです。最近では、マフィンなどお菓子づくりにも挑戦しています」

白黒つけない映像作品で、社会について考えるきっかけをつくりたい【清水萌絵・17歳】
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8. 七転さん「オリラジ中田さんのYouTubeチャンネルでマインドセット!」

17歳。ラッパー・サウンドクリエイターとして活動する高校生。第17回『BAZOOKA!!!/高校生RAP選手権 』(通称:高ラ)に出場。

「僕にとっての癒しは、オリラジの中田さんです。いつもメインチャンネルの、ビジネス書解説をよく見ていて、本当に有益で、面白いんです。でも癒しを目的に見るのは、トークチャンネルのほう。

メインチャンネルでは他人の考えを解説しているけど、トークチャンネルでは中田さん自身の考えを喋ることが重視されています。嫌な気分のときって、大抵は、脳内が整理されていない状態。だから中田さんのトークチャンネルで、別のことを真剣に考え、マインドリセットすることで癒されています」

高校生ラッパーの頂点を目指す!歌うようなフローで戦うサウンドクリエイター【七転・17歳】
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忙しい毎日を駆け抜けているティーンたちの、癒しの方法。参考にしてみてはいかがでしょうか。

Photo:Eri Miura
Text:Ayuka Moriya
Edit:Takeshi Koh

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Ayuka Moriya

エディター

1999年生まれ、秋田県出身。東京外国語大学 国際社会学部在学時よりライター・エディターとして主にインタビュー記事の執筆、ディレクションに携わる。Steenzでは、2021年ローンチ当初より「気になる10代名鑑」のコンテンツ制作を担当。

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