「気になる10代名鑑」107人目は、安田駿介さん(17)。後世に自分の名を残すことを最終的な目標として、政治家を志しています。複数の学生団体に所属しながら、政治家になる前段階としての起業を検討し、勉強をしているという安田さんの思考に迫ります。
■安田駿介を知る10の質問
Q1. プロフィールを教えてください。
「東京都出身の17歳で、先日、『S高等学校』に転校したばかりです。30代ぐらいを目処に、政治家になることを目標にしていて、いまはその準備となるような活動をしています」
今日、正式にS高への転校手続きが完了しました!
これからよろしくお願いします!— 安田駿介 (@yasuda1229) April 15, 2022
Q2. 活動について詳しく教えてください。
「熱量が高い同世代の人たちと繋がりたいっていう思いで、『WEIN STUDENTS』や『SHIRUBE』といった学生コミュニティや『Command”F』という教育プログラムなど、何かに挑戦する人たちが集まっているに、複数所属しています。
『WEINSTUDENTS』ではマインドセットを、『SHIRUBE』ではリーダーシップを、『Command”F』ではビジネスを……といったように、団体ごとに違う学びを得たいと思ってます」
Q3. 活動をはじめた理由は?
「将来的に政治家になるためには、選挙を勝ち抜くためのお金と知名度、さらに人脈が必要だと思うんです。その3つを身につけるために取るべき行動として、いま、いちばん有効だと思ってるのが起業。現在の活動は、そのための一歩なんです。
また、政治家になるという目標以前に、人生の目標が『自分が死んだ100年後の世界でも、名前が残るような人物になること』なんです。そのためにも、いまの活動を通して、認知を広げていきたいと思ってます」
Q4. 政治家を目指し始めたきっかけは?
「政治家になりたいと思ったのは高校生のころ。2019年の参議院選挙のとき、N党の立花孝志さんの政見放送の動画をたまたま見かけて。単純に『面白いな』って思って、それをきっかけに他の政治家の方々の動画を見ているうちに、自分も改革を起こす側になりたいなと思うようになってました」
最近、ようやく”起業は手段”っていう概念が理解できてきた!
— 安田駿介 (@yasuda1229) April 2, 2022
Q5. どんな政治家を目指していますか?
「同性婚や選択的夫婦別姓など、当たり前に実現しなければいけないことを、当たり前にしていきたいです。あと政治って、『大人の事情』でいろんなしがらみがあるイメージがあると思うんです。自分は、それに立ち向かえるような政治家になれればと思ってます」
Q6. なぜ、通信制の高校に転校した?
「S高に転校したのは、つい最近です。学生団体などの課外活動にどっぷり関わっていくうちに、元々通っていた高校で、普通に勉強することに満足できなくなったんです。親にも猛反対されましたけど、学校外での活動をしているときの僕の目がいままでに見たことないぐらい輝いてたらしく、最終的には許してもらえました」
Q7. 普段はどんな友達と過ごすことが多い?
「以前は学校の友だちと過ごすことが多かったんですけど、最近は学生団体で知り合った人と過ごすことが多いです。SHIRUBEが比較的わいわいしたコミュニティなので遊びに行く機会も多いですし、WEINのメンバーと旅行に行ったこともあります」
Q8. 趣味はありますか?
「Netflixで映画やドラマを見ること。お気に入りの映画は『新感染』『今、私たちの学校は…』『今際の国のアリス』です。登場人物が死んじゃう作品が好きみたいですね(笑)。でもそういう作品を見ると、命ってなんだろうって考えさせられる……それも好きなんです」
Q9. 幸せや生きがいを感じる瞬間はどんなとき?
「まわりから『あの人ヤバいね』『あの人変わってるね』と言われることです。成功するためには、人と違うことをやらなきゃいけないと思っていて。だから、そう言われるってことは、できている証なんじゃないかなと。仮に挑戦して失敗したとしても、行動したという事実が将来的に役に立つと思うので、積極的に挑戦することを心がけてます」
Q10. 同じ時代を生きる10代に、メッセージをお願いします。
「難民キャンプの子どもたちに、将来就きたい職業を聞くと『医者』と『先生』という、ふたつの答えしか出ないんだそう。それは、彼らがそのふたつの職業の大人としか関わったことがないからだっていう話を聞いたことがあります。
人間は、自分の関わっている範囲内でしか意思決定ができないもの。だからこそ、自分の可能性を広めるために、多種多様な人に会っていくのが大切なんだと思います。ひとりひとりが目指している場所は違うと思いますが、一緒にがんばっていきましょう!」
■安田駿介の今日のファッション
「ファッションには正直あまりこだわってないんですけど、強いて言えば、シンプルな服を着ることが多いですね。ショッピングモールに入っているようなお店で、買い物は済ませてしまいます」
■安田駿介のSNS
Photo:Eri MiuraText:Ayaka ShinadaEdit:Takeshi Koh