東京・中目黒の、とあるカフェ。いろいろなコミュニケーションツールが発達したけど、やっぱり楽しいのは、開放的なカフェでの、何気ないおしゃべり。そんな10代のおしゃべりをこっそりチェック。以前「気になる10代名鑑」にも登場してくれたTAATA(18)、HONOMI(18)、Sae(19)の3人は今日、どんな話題で盛り上がっているんでしょうか?
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今回のテーマ「スマホがない恋愛って、できそ?」
親の世代とかの恋愛って想像できない
SAE: 最近、私の好きなオーストラリアのYouTuberが「スマホがなくても生きていける生活をしたい」って言ってて。間違いないなって。
スマホが生活のメインになってること、気づいたらあるかもしれない。だから私も、最近はスマホがなくてもなんともない生活をしようって思ってる。
TAATA: でもウチらでどっか行くなら、必要なのってカメラ機能だけじゃない?
HONOMI: 記録ができればいいよね。ってか、こうやってしゃべってる時間がいちばん楽しいもんね。友達といるときはスマホ見てないし。
TAATA: 確かに。スマホがなくて生活してた人、いたわけじゃん? 親とかすごくない? うちの親はスケジュールを全部共有してて、ママのバイトの送り迎えをパパがしてたとか言ってた。
SAE: うちも、お父さんが留学してたときは、手紙でやり取りしてたって。でも私が留学してるときは、SNSで繋がれてたからよかったけど、手紙だけだったらヤバいかも……。だからそういう時代に生きるなんて考えられない。どういう感じなんだろうね。
連絡手段がないと続かない
TAATA: でもそのせいで、連絡はマメじゃないとダメってなってると思わない?
HONOMI: 確かに、生まれる時代によって、思うことも違うだろうね。
TAATA: 連絡できる手段があるのに、なんでしないの?って自然と思い込んでいるような。
HONOMI: インスタ見てるって分かっちゃうと、オンラインなのに、なんでLINE返さないの?ってなる。
TAATA: 恋人とケンカになるのって、いわゆるホウレンソウが出来てないからじゃん? 事後報告じゃなくて、順を追ってやってくれないからバトルするんだと思う。お互いを不安にさせないで信頼関係を築いていくなら、連絡ってめっちゃ大事。
SAE: うんうん。彼氏とも最低限のことはLINEしてるから続いてる。言わなくてもいいけど、学校行ってくる!とか言える存在だから、会ってなくても安心できる。
TAATA: 全然連絡とらないっていうカップルもいるけど、わたしは無理だな。
SAE: とか言いつつ、お互い4~5時間連絡がつかないことはある(笑)。けど、Twitterみたいな感じで、レスなくてもとりあえず送っとく。それで安心できれば問題ないかなって。
TAATA: 相手によって、変わることもあるよね。
HONOMI: 私も彼氏を信用できてないときは、友達と遊んでても常にスマホ見てたなぁ。相手によって頻度が変わったりもするかも。
TAATA: でも、連絡返したくない彼氏と返してほしい彼女だったら、うまくいかないよね。
HONOMI: そこ、マジ大事。相手によって変わることもあるけど、基本は溜めたくないから、すぐ返す。
TAATA: HONOMIはマジで早いよね(笑)。逆にSAEみたいにレスが遅いタイプなら、無理に早く返さなくてもいいし。自分がやりやすいようにコントロールできたほうがいいよね。
恋愛はSNSでオープンにするべき?
SAE: 私は、自分の恋愛をSNSに載せるのに、抵抗あるな~。今はそこまでじゃないけど、いつか別れるんだったら投稿するの怖くない?って思ってた。あげるとしても付き合って1年以上とか、信頼できるようになってからだな。
TAATA: 私は投稿はするけど、すぐはあげないな。ちゃんとその人を知って、簡単なことでは別れないだろうなって思ってから。そもそも、シェアしなきゃいけないわけじゃないもんね。
例えば、私は恋人のカッコイイところは共有したくなるけど、むしろ共有したくないっていうタイプの人もいる。
HONOMI: いるいる。私は投稿してもいいけど、タグ付けはしたくない。彼のアカウントに飛べるじゃん? それでフォローする人がいたとして、別れたときのことを考えたら、ちょっと気まずい(笑)。DMでも別れちゃったんですか?って絶対来るから。
TAATA: 普通に付き合っていても、最近彼氏との投稿上がってないですけどどうかしましたかって来るよ。
SAE: そういうのも面倒だね。あと、別れて消すのもつらいし。
どのくらいプライベートを共有できる?
SAE: Zenlyも彼氏が消しちゃって、もうアンインしようかなって(笑)。弾独行動が好きなのもあって、人と会おうってなって会うのは好きだけど、そうじゃない気分のときもあるから。
HONOMI: 私も、本当に仲いい子しか入れてない。
TAATA: 仲いい子のバイト先に遊びに行くときは便利なんだよね。最初3人しかいなかったのが、Zenlyで気づいたら10人集まってることとかある。
HONOMI: あと待ち合わせ場所もわかりやすいしね。
SAE: そうそう、この前スマホなくしたって思ったら、誰かの紙袋に入れっぱなしだったみたいで、Zenlyのおかげで追えたんだよね(笑)。
TAATA: でもノリで交換するのはちょっとイヤ。
HONOMI: わかる! 私もそれイヤ。あとはスケーターの子たちがめっちゃ使っているイメージあるわ。
TAATA: あの人たちは常にボード乗って移動してるからね(笑)。私の場合は位置情報はそこまで重要じゃないけど、スケジュールは共有しておきたい! 男の人って、スケジュール管理苦手すぎない?
SAE: 私も毎回彼氏のスケジュールをいっしょに決めてた。ここに予定入れてって! だって携帯にも入れないんだよ? そんなの忘れるに決まってるじゃん(笑)。
TAATA: TimeTree、めっちゃ使えるよ。バイトと仕事だけ共有するのがオススメかな。
HONOMI: 私のまわりは逆に予定立てないタイプが多くて。超ギリギリに決めるんだよね。早く決めてほしいんだけど(笑)。
SAE: それこそ、スケーターとか本当に予定立てないもんね。
TAATA: 元気だよね(笑)。終電で来て、始発で帰るみたいな。
HONOMI:だからスケーターと付き合うと、超大変なときもある。めっちゃ振り回されるっていう(笑)。
話は弾んで、あっという間に2時間が経過。全4回でお届けしてきた、カフェトーク、いかがでしたか? Steenzでは、これからもティーンのリアルなおしゃべりを追っていきます。次回もお楽しみに!
今回のカフェは・・・GOOD SOUND COFFEE(中目黒)
中目黒駅から徒歩3分。店舗デザイン・プロデュースや飲食店経営を行う「カームデザイン」と「エイベックス・ビジネス・ディベロップメント」のサウンドチーム『Sound edge』のコラボレーションで生まれた、“空間を音でプロデュース”したカフェ。店内にはあちこちにスピーカーが設置されており、音楽を聴きながらゆったりとした時間を過ごせます。もちろん空間だけでなく、こだわり抜いたコーヒーや、バラエティ豊かなフードメニューにも注目。リーズナブルな価格帯も嬉しいところ。
登場したティーンのスナップ
Text: Atsuko Arahata
Photo: Kaori Someya