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失敗が栄養になる!圧倒的行動力で複数のプロジェクトに挑む、サウナLOVERな大学生【若林大生・19歳】

失敗が栄養になる!圧倒的行動力で複数のプロジェクトに挑む、サウナLOVERな大学生【若林大生・19歳】

気になる10代名鑑」の42人目は、若林大生だいきさん(19)。社会人からの出資を受けてサウナイベントを主催したり、サウナ同好会を共同設立したり、さらに4つものビジネスコンテストに出たり……。「本気でやりたいことに出会いたい」という情熱を糧に、圧倒的な行動力でさまざまなプロジェクトに関わる、そんな若林さんの原動力や、内面の葛藤についても聞いてみました。

■若林大生を知る10の質問

Q1. どんな活動をされていますか?

「慶應義塾大学の環境情報学部の1年です。大学での勉強以外に、上場起業でのインターン、世界一わかりやすいメタバース・Web3入門メディア『イージーバース』の運営など、さまざまなアクションをしています。

昨年だけでも、サウナイベントの主催や、あとは挑戦者が集う学生コミュニティ『WEIN STUDENTS』での活動や、オーダーメイドRPG『RemePro』のローンチ、慶應大学サウナ同好会『SAUNA FRIENDS』や、みんながクリエイティブ活動をする世界を目指す『Addver』の共同設立など、いろいろなプロジェクトをスタートさせました」

Q2.活動を始めたきっかけは?

「ちょうど高校3年のときにコロナが広がって、退屈な毎日にちょっとイライラを感じていたんです。それに、同級生が亡くなるっていうショッキングな出来事も重なって。

ふと『自分がどう生きようが、広い世界で捉えたら誤差だから、他人の目を気にしても仕方ない』と思ったんですよ。それから、心が動く方向へアクションを起こすようになりました」

Q3. アクティブに動き続けるために、大切にしていることは?

「とにかく、おもしろいと思うことに飛びつくこと。まずは自分自身が、おもしろがれるかどうかを、ひとつのの判断基準にしているんです。あとは、長期的な視点をもつこと。目の前のことだけじゃなくて、長く楽しめることを優先したほうが、結果として大きなことを成し遂げられると思うんです」

Q4. 活動していて、壁にぶつかることはありますか?

「めちゃめちゃあります。例えば、サウナイベントが自己満足で終わってしまったこと。せっかく自分でプロデュースするなら……と思って、玄人向けの『アウフグース』という高温サウナ体験を用意したんです。参加してくれる人も、きっと自分と同じように楽しんで、ハマってくれるだろうと思っていたんです。でもイマイチだったみたいで。参加してくれる人のニーズは、必ずしも自分と一致しないんだと気づきました

Q5. 今はどんなことにチャレンジしたい?

「去年、あまりにもいろいろと手を広げすぎてしまって、実際、バランスを取れていないこともあって。尊敬する経営者に『5股して、5人に気づかれている状態』だって指摘されて、ハッとしました。

興味の幅が広く、何にでも飛び込めるのは僕の長所ですが、ひとつひとつに本気で取り組めないという短所でもある。その反省を活かしつつ、今年は絞っていくようなアプローチをしていきたいです」

Q6. 普段はどんな友達と過ごすことが多いですか?

「大学の友達や、『WEIN STUDENTS』という学生コミュニティのメンバーたち。クリエイティブだったり、テクノロジーオタクだったり、何かにおかしいほどハマっている人が多くて。そういう友達と、プロジェクトの話や真面目で深いことを、ああだこうだと議論しているときが、いちばん楽しいですね」

Q7. 合わない人とはどう接している?

「僕みたいに、何かに熱中している人間に対して、冷ややかな視線を投げたり、否定的な態度を示したりする人も、やっぱり一定数いますよね。でも、意見が合わないのは仕方がないことだって思います。

直接的には関わらないようにしていますが、SNSでアンチ系の書き込みを見かけたら、そっとフォローを外しますね(笑)」

Q8. 宝物にしているものは?

高校の陸上部の後輩からもらった色紙です。高校3年間は部活ひとすじで、けっこう頑張っていたんですよ。でも2年生のとき、記録も伸びてきて絶好調だったときに、コロナで部活動ができなくなって……。一気に頑張る理由が見えなくなりました。

結局、3年生の大会では、目標が達成できず、悔しい結末になったのですが『これほど努力してきた先輩が無理だったなら仕方ない。責任を負わないでほしい』と後輩たちから励まされたんです。そんな後輩たちがは、僕の誇りです」

Q9. 社会が「こう変わればいい」と思うことは?

「今の大学に進学するとき、親や一部の同級生から、学部選びについて、けっこうネガティブな反応があって。法学部や経済学部に行ったほうがいいって、いろんな人に言われたんです。でも僕にとっては、法律や経済を本気で学びたいと思えなかったし、起業に興味があったから、先進的な研究をしているいまの学部が魅力的だった。

やっぱり社会全体に、安定した就職をして、家庭を持って、老後はのんびり暮らすことが正しい、という風潮を感じます。もちろんそれも正解だろうけど、正解はそれだけじゃないはず。自分にとっての『正解』を押しつけるのではなく、互いの最適解を認め、尊重し合える社会になってほしいですね」

Q10. 同じ時代を生きる10代にメッセージをお願いします。

「10代は今しかない。学生らしく思いっきり楽しむのもいいし、自分の好きなことに突き抜けることもいいと思う。

親やまわりの意見は二の次で、とにかく自分の気持ちを大切に、思うがままに生きてもいいと、僕は思います!

■若林大生の今日のファッション

トップス/CHIMNEY COFFEE ボトム/GU スニーカー/UNIQLO 

「せっかくなら宣伝させてもらおうと思って、バイトしている渋谷のカフェ、CHIMNEY COFFEEのTシャツを着てきました。おいしいコーヒーを飲みに来てください!」

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Photo:Kana Tarumi
Text:Natsumi Sasaki

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Steenz編集部

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