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ダンスも英語も、楽しみながら極める!世界を目指すHIP HOPダンサー【目黒瑞己・19歳】

ダンスも英語も、楽しみながら極める!世界を目指すHIP HOPダンサー【目黒瑞己・19歳】

気になる10代名鑑」22人目は、自分らしさを大切にダンサーとして活動している目黒瑞己さん(19)。最注目のダンスグループ「Dr.SWAG」のクルーとして彼らと共演し、2022年3月にはオリジナルの振付での作品制作するという目黒さんの、熱いダンスへの想いを聞いてみました。

■目黒瑞己を知る10の質問

Q1. プロフィールを教えてください。

目黒瑞己です。いまは大学に通いながら、主に『J.R.B.Y.』というグループで、ダンサーとして活動しています。ダンスを自分から取ったら何も残らないくらい、自分にとってダンスは、アイデンティティのようなものです」

Q2. ダンスを始めたきっかけは?

「小学4年生のとき、友達のお母さんに『やってみれば?』って言われたこと。軽い気持ちで始めたら、すごく楽しくて。周りの上手い人を見るたびに『かっこいい、自分もこうなりたい』って思うようになって、ずっと続けて今に至ります。

何かをすることの理由とか原動力とかって、シンプルだと思うんですよね。『楽しい』とか『面白い』とか、そういう気持ちだけ。楽しくなかったら続けてないですね」

Q3. 現在活動しているグループについて教えてください。

「『J.R.B.Y』という6人組グループで、リーダー的存在の人から誘ってもらって、本気でダンスをしたいと思ってジョインしました。『Just Relax n Be Yourself(自分らしく、かっこよく、気張らないで俺たちらしくいこう)』がコンセプトで、そのイニシャルからグループ名を決めました。

みんな忙しく、なかなか予定を合わせるのが大変で、本番前になると深夜練をすることも。でも、一緒にいて気を使わないし、お互いに考えていることは話さなくても伝わるくらい仲がいい。メンバーは宝物です」

Q4. ダンスでこだわっているポイントは?

「何よりまず、楽しく踊ること。楽しくないのにやっていても、なんの意味もない。あとは、見ている人が『何これ!?』って思うような、バグった動きを取り入れるようにもしています。アニメーションとかロボットとか、人間離れした動きが好きなんです

Q5. 趣味はありますか?

「音楽ですね。やっぱりダンスに関連するHIP HOPをよく聴くんですけど、大学に入ってからは、友達から勧められて、HIP HOP以外のゆったりした曲やロックも聴くようになりました。最近だと、アメリカのシンガーソングライター・Clairoの『Softly』っていう曲を知って、いいなと思いました。

 

 

あとは英語が好きなので、大学での英語の勉強もめちゃめちゃ楽しい。好きな洋楽の歌詞の翻訳を見て、『こんなこと言ってるのか』って理解したり、スラングを知ったり。実際に自分で訳してみたりもします。ちょっとだけですけど(笑)」

Q6. 生きるうえでのポリシーはありますか?

「礼儀を重んじること。僕、たとえ相手が年上であっても、初対面でタメ語で話しかけられると、ちょっと気になっちゃうんです。自分がされて嫌なことはしたくないので、年下が相手でも初対面では必ず敬語を使っています

Q7. 社会が「こう変わればいいのにな」と思うことはありますか?

HIP HOPやダンサーに対して、世間からの見方がもっと良くなればいいなと思います。昔に比べたらかなりマシになったんですけど、HIP HOPに対して、ワルそうなイメージはまだまだ残っていて。

あと、アーティストと違って、バックダンサーや振付師って、前日に大幅に無茶な依頼をされたりしがちなんです。作品をより良くするためには、いくらでも協力したいですが、同時にダンサーもアーティストと対等な立場で扱ってほしいなとも思うんです

Q8. いま挑戦していることはありますか?

「ダンサーたちを自分で集めて、自分の振り付けで踊ってもらう、いわゆる“単独ナンバー”の仕事を依頼されたので、初めて制作しています。

ただ振りを作るだけではなく、20名くらいの人を動かして構成を考えて、曲を決めて繋げて…。わからないことだらけですが、自分でやると決めた挑戦なので、やりきりたいです!」

Q9. 今後の展望は?

「ダンサー個人として、もっと存在感を出していきたいですね。もちろんチームで有名になるのも大事ですけど、メンバーそれぞれがビッグになって集まれば、もっとスゴいことになるはず。そのためにも、まずはひとりでどこまで成り上がれるか、を意識しようと。

もうひとつ、自分のレッスンを受けてくれる生徒を持つことも直近の目標。最終的な究極のゴールは、L.A.で有名になることや海外進出なんですが、まずはまだ日本で頑張ります」

Q10. 同じ時代を生きる10代にメッセージをお願いします。

「いろいろやってみる、っていうことが、とても大事だと思います。一歩踏み出してみたら自分の好きなことが見つかるかもしれないし、能力を誰かに見抜いてもらえるかもしれない。僕自身、初めての挑戦をするときは緊張するし怖いけど、一緒に勇気を出してやっていきましょう!」

■目黒瑞己の今日のファッション

ジャケット/m&m’s レーシングジャケット デニム/evisu キックス/Dunk High “Varsity Maize

「黄色が好きなので、スタイルの中に黄色はマスト。Pop SmorkやKANDYTOWNのスタイルに影響を受けているので、ウケは悪いけど、腰パン気味のファッションが多いです。髪は大学に入るまで長かったんですけど、数か月前に、軽いノリで坊主にしてみました。髪色も今しかできない色にチャレンジしました」

■目黒瑞己のSNS

★Instagram

Photo:Eri Miura
Text:Tomoka Uendo
Edit:Takeshi Koh

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Ayuka Moriya

エディター

1999年生まれ、秋田県出身。東京外国語大学 国際社会学部在学時よりライター・エディターとして主にインタビュー記事の執筆、ディレクションに携わる。Steenzでは、2021年ローンチ当初より「気になる10代名鑑」のコンテンツ制作を担当。

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