
こんにちは! 安岡美月です。今月から、約1年間のカナダ留学が始まりました。「Steenz Abroad」の第8弾ライターとして、カナダでの経験や発見をお届けしていけたらと思います。
実はカナダ留学、初めてではないんです! 周りからは、「なんでまたカナダ!?」と驚かれましたが、ちゃんと理由があります。今回は自己紹介となぜ2回目のカナダ留学を決めたのかお話しします。
はじめに自己紹介
わたしは都内の大学に通う大学2年生。わたしの学部は少し特殊で、2年後期から3年前期の1年間、全員が海外留学をするというカリキュラムがあります。全員がそれぞれの国や地域で、それぞれの興味関心を留学先で深掘りします。
わたしは小学生の頃から異文化交流や異文化理解に関わる活動をしていて、そこから派生して、南アジア地域における社会格差を教育で是正する方法を研究・考案したいと考えるようになり、今の大学に入学しました。現在も、異文化や教育関連の活動を継続しています。
1回目のカナダ留学
先にもお伝えしましたが……カナダに留学するのは、人生で2回目なんです!
10歳の頃から短期のプログラムでホームステイを数回経験し、英語はある程度できるものの発音や反応の遅さに悔しさを感じていました。それに、英語以外にも、もう1言語話せたらかっこいいな、という思いが強まり、中学に入学後、12歳のとき、単身で英語に加えてフランス語も学ぶためカナダ・トロント近郊の町に留学しました。
当時、中学生が単身でカナダに留学できるのは最長半年間と決まっていたため、本当はもっと長くいたかったのですが、夏休み明けから中1のほぼ終わりまで、カナダで過ごしました。アジア人はわたしひとりだけではないかと思うくらい田舎の地域で、ホストファミリー宅に滞在しながら、現地の子どもたちと同じように公立中学校に通いました。ひっそりとした町ながら、人々の交流は活発で温かく、その環境で半年間、必死に英語とフランス語を学びました。
なぜ再びカナダ?
中学の頃は、「言語を習得する」「日本文化を発信する」「カナダ文化を日本に持ち帰る」この3つを考えていました。
大学生になって、もともとあった「途上国の教育開発に携わりたい」という教育への関心が深まったとき、大学のカリキュラムでちょうど留学先を選ぶ時期を迎えました。そこで、真っ先に思い出したのがカナダでの経験。中学生の頃は、生徒として受けていたカナダの教育を、今度はより専門的な視点から分析したいと思い、再びカナダに戻ることを決めました。
カナダは、授業の内容、目指す学びのゴール、人の関わり方など、日本では経験できないことが多そう。様々な教育の形を知り、将来、途上国の教育開発に新たな仕組みを提案できるように、今回のカナダ留学で知見を深めていきたいと考えています!
カナダに来てみて
今回滞在するのはアルバータ州。州は違えど、カナダの人の温かさと自然の豊かさは変わりません。
そして、寮のルームメイトも同じ授業をとる学生もとっても真面目で、ずっと勉強しています。その姿を見て、「休みの日も頑張らねば」と良い刺激になっています。
心から学ぶことが楽しい、と感じるように導ける教育とは? システム自体が循環し、成長できる教育とは? そんな問いを胸に、研究におけるヒントをどんどん見つけ、人と人との繋がりを大切にしながら成長したいです。初心を忘れず1年間やり遂げます!
安岡美月のプロフィール
2006年生まれ、福岡育ち。9月から1年間、教育や社会学の勉強のため、カナダ・アルバータ州に留学中。大の動物好きで、実家では4種7匹の動物を飼っている。特技は言語習得と三線。3ヶ月もあれば日常会話くらいまではできるようになる。