
こんにちは!オーストラリアのブリスベンでワーキングホリデー中のReoです。
「Steenz Abroad」シリーズ、「REO in Brisbane」の6回目。オーストラリアにあるリゾートホテルのセールス&マーケティング部で働く大学生がリアルな日常をお届けします!
セールス&マーケティングの仕事って?
私が働いているセールス&マーケティング部には、大きく分けて3つチームがあります。会議やウェディングなどをコーディネートするイベントチーム、ウェブサイトなどを運営するデザインチーム、そして、オーストラリア国内や、日本を含む海外学生の団体を担当するチームです。
その中で私は海外学生を担当するチームに所属していて、ドメスティックスクールグループの管理と、日本の学生の団体向け教育プログラムの企画・開発を担当しています。
このチームは、主に、学生さんたちが私たちのリゾートに泊まる数日間のプランニングと、学校とのメールや電話でのやり取りを通じて、学生が安全に満足して旅行できるようなサポートを行っています。
先生から、「なるべく生徒の面倒を見ないで済むように、もっと旅程を詰め込んで!」なんてリクエストが来ることがあったり、自分の担当するチームの売上を守るために、他のイベントや他国を担当するチームとリゾート内の施設の会場確保で争ったりすることもあります。
日本の教育プログラム開発のお仕事に関しては、修学旅行や語学研修のために訪れる中高生を対象に、旅行前から旅行後まで一貫して学びを深められるようなスタディツアーやアクティビティを開発中です。
職場環境はどんな?
日本マーケットを担当する日本人社員2人をのぞいて、チームは全員オーストラリア人。そのため、オフィスでは毎日のようにオージースラングが飛び交い、早口の雑談が止まりません。
この会社に限らず、オーストラリア人は話をするのが大好きな上とても早口なので、最初はそのスピードとスラングの多さについていけず、馴染むのには時間がかかりました。
初めの頃は皆が雑談しているのをただ眺めていることが多かったのですが、「You need to speak up!(もっと話しな!)」といろんな人に声をかけられ、最近は頑張らなくても自然に会話に混ざれるようになってきました。
一度限界に。オフィスで大泣き!
実はこの部署に配属されて1ヶ月ほど経ったころ、一度精神的な限界を迎えて、オフィスで大泣きしてしまいました。慣れないオージー文化の中での新しい環境、家では社員さんの自閉症のある息子さんのケアを一人で任されることもあるし、さらには、上司ともうまくいかない……足中に湿疹ができるほど、いくつかのストレスが一気に重なってしまったんです。
そんな時、普段から良く面倒を見てくださっていた社員の方々が温かい言葉をかけてくださり、「ここで立ち止まっている場合じゃないな」と前向きに考えるきっかけになりました。
私はこれまで、ストレスや不安を一人で抱え、自分を追い込むタイプでしたが、オープンなコミュニケーションを大切にするオージー文化の中で、ネガティブなことも素直に人に話すように意識を変えて行きました。その結果、部署にもだんだん馴染むことができ、今では上司とも毎日冗談を言い合うほどの仲に。
最初はオフィスに私情を持ち込んだことに申し訳なさを感じていましたが、今振り返ると、あの経験があったからこそ今があると思えるようになりました。オフィスで泣いた話は、今では笑い話の一つです!
REOのプロフィール
東京・宮崎・シンガポール育ちの大学2年生。現在はオーストラリアでインターン中。
趣味は3歳から習っているバレエ・ピアノ、大学から始めた合気道。