
世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする「Steenz Breaking News」。今日は、4月18日から開催している『デザインあ展 neo』についてご紹介します。
「デザインあ展 neo」が虎ノ門ヒルズ「TOKYO NODE」でスタート!
NHK Eテレでおなじみの教育番組『デザインあ neo』。デザイン思考のおもしろさを教え、新たな発見をもたらしてくれる同番組は、子どもから大人まで楽しめる内容で人気を集めています。そのコンセプトを体験の場に拡げる展覧会として『デザインあ展 neo』が2025 年 4 月 18 日(金)〜9 月 23 日(火 ・ 祝)の期間、虎ノ門ヒルズ「 TOKYO NODE」にて開催されています。
全国を巡回した「デザインあ展」を4年前にも開催していますが、今回は「neo」と称して、前回の展覧会よりもさらにパワーアップ。「行為(動詞)」をテーマとして、観察・考察・体験といったアプローチの作品が多数展示されています。今回は、その展覧会を取材。ライターが体験した様子を交えてご紹介します。
虎ノ門ヒルズ全体が「デザインあ neo」仕様に!
会場のTOKYO NODEへは、虎ノ門ヒルズの8階から高層階行きエレベーターに乗ります。その途中、2階の吹き抜けには、展覧会を開催していることを示す大きなフラッグがありました。その他にも、さまざまなところに『デザインあ neo』ならではのしかけが散りばめられていました。
巨大な「あ」をくぐった先にあるのは?
会場に入って、まず目に飛び込んでくるのは、天井から吊り下げられた巨大な「あ」。
その下にあるのは「イントロダクション~動詞の庭~」です。さまざまな「動詞」の言葉が、その行為と関連する物と共に展示されていました。改めて、私たちの暮らしが動詞の連続であることに気づかされます。
手に取ってさわれる展示が多いのが特徴の『デザインあ展 neo』。「オノマトピース」のコーナーでは、多数の丸い木製の球体に食感を表すオノマトペ(擬音語や擬態語)が印刷され、展示されていました。それを料理のフォーマットにあてはめると、絵がなくても、なんとなくどんな食べ物なのかがわかるようになっています。シャキシャキするおにぎり、シャキシャキするサンドイッチと聞いて、みなさんはどんな食材を思い浮かべますか?
また、全身を使って体験する展示もたくさんありました。
こちらは「たべられるきもち」。巨大な箸につままれているのは餅ですが、その隣に座ったり挟まったりできるのです。ぜひ、餅の横に並んで、食べられる前の気持ちになってみてくださいね。
「こわすとなおす」は、巨大な壺を壊すことができる展示です。とはいえ、簡単に直すこともできるので、安心してください。壺が壊れる時や直す時の気持ちの変化を感じてみて。
なぜか天井にクズ籠が吊ってある「るてす」という展示も。このクズ籠にどうやってゴミを捨てるのかは、ぜひ現場で確認してみてください。
じっくりと対象を観察する「デッサンあ」。普段はなんとなく見ているものをよく観察すると、その機能性や美しさに気がつくことができます。
オリジナルのおみやげも
会場出口にはショップも併設。シャツやトートバッグ、アクリルスタンド、ぬいぐるみなどが並びますが、全てのグッズに番組ロゴの「あ」がデザインされています。
虎ノ門ヒルズ内飲食店とのコラボも要チェック!
さらに、虎ノ門ヒルズ内のレストランやカフェでは、『デザインあ展 neo』の開催を記念したスペシャルなメニューを販売しています。
ステーションタワー8階の「TOKYO NODE CAFE」で提供されているのは、「のせる、はさむ、たべるバーガー」(1,800円)や「きょうも いいてんき きみの てづくり なめらか プリン」(550円)など。
「のせる、はさむ、たべるバーガー」は名前の通り、自分でパンに具材を載せていき、挟んで食べるバーガーです。さらに「つつむ」ためのオリジナル包み紙をもらえるので、包むのもよし、持ち帰って飾るのもありです。
ぜひ、体験して楽しんで!
「みる」「さわる」「こわす」「たべる」など、普段は何気なくおこなっていることでも、デザインを通すと違った見方ができる『デザインあ展 neo』。バージョンアップした展示をぜひ、体感しに行ってくださいね。
デザインあ展 neo
会期:2025年4月18日(金)~9月23日(火・祝)
開館時間:10:00~19:00 ※最終入館は閉館の30 分前まで
会場:虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 45F「TOKYO NODE GALLERY A・B・C」
住所:東京都港区虎ノ門2-6-2
アクセス:東京メトロ 日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅の改札を出て右手 ・ A2側出口へ
料金:一般2,500円、高校生 ・ 中学生1,200円、小学生1,000円、2歳以上500円 ※会期を来場期間ごとに分けて順次発売
公式サイト:https://exhibition-ah-neo.jp/
Text:Itsuki Tanaka