Teenage Realities

「勉強のやる気、どうやって出す?」10代のリアルなモチベを上げる方法【10代リアルVOICE】

「勉強のやる気、どうやって出す?」10代のリアルなモチベを上げる方法【10代リアルVOICE】

タイムリーな話題から、カルチャー、さらには社会問題まで、さまざまなテーマについて、リアルな10代の声を聞くシリーズ10代リアルVOICE

今回のテーマは、『勉強のモチベーションの上げ方』。たとえば、推しの動画を観て気合を入れる、勉強YouTuberを観る、勉強環境を整えるなど。いまを生きるティーンたちが実践しているリアルなモチベアップ術を調査しました。

1. 梅木岳人さん「リマインダーを設定や、音楽をかけるなど、複数の方法で『やる気スイッチ』をオン」

紅茶農家や養鶏農家などを学びながら、生産から販売まで行う農業の6次産業化に実践的に取り組む19歳

「勉強のモチベーションを上げるために、いくつかの方法を持つようにしています。

音楽をかけたり、タスクをつくったりと、やらなきゃというモードにさせたり。特に後回しにしてしまうことや、忘れてしまうことが多いので、リマインダーを設定することも意識しています

転機は牡蠣漁師の見習い修行。農家をまわり「農業の6次産業」に挑む農大生【梅木岳人・19歳】
転機は牡蠣漁師の見習い修行。農家をまわり「農業の6次産業」に挑む農大生【梅木岳人・19歳】
「気になる10代名鑑」の948人目は、梅木岳人さん(19)。紅茶農家や養鶏農家などで学びながら、生産から販売までをおこなう農業の6次産業化に関心を持って、実践的な知識を深めています。生産者と消費者の距離を縮めたいと話す梅 […]
https://steenz.jp/40301/

2. ゆいさん「 環境リセット!部屋を整え、心も整える」

着を活用したファッションデザインや、子どもたちとの活動を通じてファッションショーの未来のために活動18歳

「まず、環境を整える! 勉強をするときは、部屋をきれいにするところからはじめています。

心の準備としては、自分よりもすごいと感じるひとに会って『自分の未熟さ』を体感することかな(笑)。未熟なところを実感することで、自然とやる気が出てきます」

若者の声を服に。古着を通じて環境問題に向き合うファッションデザイナー【ゆい・19歳】
若者の声を服に。古着を通じて環境問題に向き合うファッションデザイナー【ゆい・19歳】
「気になる10代名鑑」の930人目は、ゆいさん(19)。古着を活用したファッションデザインや、子どもたちとの活動を通じてファッションショーの未来を考えています。ファッションデザインを通じて環境問題と向き合うゆいさんに、活 […]
https://steenz.jp/39573/

3. 水野美咲さん「集中できる場所。そして、頑張っている人のところへ」

高校時代のインドネシアでの留学経験がきっかけとなり静岡で観光をテーマに活動している18歳

「モチベーションを維持するために『やらなきゃ』ではなく、『やろうかな』と自然に思える環境づくりを意識しています。

たとえば、大学の図書館や、自習室。同じ空間に頑張っている人がいると自然と気持ちが切り替わります。

高校生の頃は、毎朝少しだけ早く家を出て、静かな教室にひとりで勉強することが習慣でした。空気が冷たい朝の時間は、自分の中にある雑音も消えて、集中できるんです」

世界のお茶と静岡茶のブレンド体験を企画。バリ島留学をきっかけに静岡の未来のために活動中【水野美咲・18】
世界のお茶と静岡茶のブレンド体験を企画。バリ島留学をきっかけに静岡の未来のために活動中【水野美咲・18】
「気になる10代名鑑」の945人目は、水野美咲さん(18)。「まずはやってみる」という精神から、静岡で観光をテーマに活動しています。高校時代のインドネシアでの留学経験がきっかけだったと話す美咲さんに、そのエピソードや静岡 […]
https://steenz.jp/40119/

4. 佐藤愛奈さん「お気に入りタンブラーでテンションをUP」

組織運営者と制作者という二つの顔を持ちながら、大学内コミュニティで、ファッションをテーマにさまざまなイベントに携わっている19歳。

お気に入りのタンブラーを使うこと。自然とテンションが上がって勉強がはかどります。

最近は、タンブラーに入れる飲み物も自分で作るようにしています。特に、アイスカフェモカにハマっていて、勉強する科目に応じて飲み物を変えていくことも楽しみのひとつです。

たとえば、英語の勉強をするときはカモミールティー、学校の課題をこなすときはコーヒーといったように、飲み物をコーディネートしながら勉強をすすめると、気持ちも前向きになり、苦手な教科にも向き合えるようになります

それぞれの“好き”に没頭できる世界にしたい!ファッションを軸に多方面で活躍するプロジェクトリーダー【佐藤愛奈・19歳】
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「気になる10代名鑑」の946人目は、佐藤愛奈まなさん(19)。大学内のコミュニティで、ファッションをテーマにさまざまなイベントに携わっています。組織運営者と制作者という2つの顔を持つ佐藤さんに、活動をはじめたきっかけや […]
https://steenz.jp/40924/

5. 吉田祐梨「勉強アカウントで仲間意識を。自己投資も欠かせない」

若者の食生活をテクノロジーの力で支えたいと、アプリ開発に取り組み数々のコンテストに参加している15歳。

Twitterで勉強専用のアカウントを作っています。

同年代の意識高い系の仲間たちと繋がることがなによりの刺激です! いい意味で焦りを感じて、気がついたら『勉強しないと!』という気持ちになっています。

ほかにも、自分で参考書を買うという自己投資をすることもモチベーションのひとつです。しっかりとお金をかけた分、『無駄にしたくない!』という責任感が生まれてきます」

健康のための「お弁当アプリ」を開発。若者の食生活をテクノロジーから支えたい高校生【吉田祐梨・15歳】
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「気になる10代名鑑」の950人目は、吉田祐梨よしだゆり(15)。若者の食生活をテクノロジーの力で支えたいと、中学生の頃からアプリ開発に取り組んでいます。これまで数々のアプリ開発コンテストに参加してきた吉田さんに、活動の […]
https://steenz.jp/40911/

6. 山崎陽菜さん「1日を可視化して習慣化する」

NPO法人のメンバーとして、稲城市で放課後学習教室を開校するなど、教育支援をしながら活動する19歳。

分単位でオリジナルの予定表を作成して、ルーティン化しています。

起きてから勉強はじめるまでの時間。休憩をする時間。特に起床してすぐの行動を毎日ルーティン化することがコツですね。スケジュール表の横に、実際にかかった時間を赤文字で加えていくことで、振り返ることができます。

移動中などのスキマ時間にも取り入れられる勉強法も活用。たとえば、PodcastやYouTubeで英語教材を聞くなど、効率的に勉強ができるよう工夫しています」

物資提供は「支援」なのか。ミクロネシアでの気づきを胸に放課後学習支援に奮闘【山崎陽菜・19歳】
物資提供は「支援」なのか。ミクロネシアでの気づきを胸に放課後学習支援に奮闘【山崎陽菜・19歳】
「気になる10代名鑑」の958人目は、山崎陽菜さん(19)。NPO法人のメンバーとして、稲城市で放課後学習教室を開校するなど、教育支援に関わっています。ミクロネシアでの滞在が“支援”とは何か考えるきっかけとなったと話す山 […]
https://steenz.jp/40907/

7. まっちゃんさん「自分専用のスペースで、心地よい環境を。」

『人を楽しませる空間』をつくることをテーマに、大学内の学生の意見交流の機会を創出するイベントを企画している19歳。

とにかく大きな机で勉強しています。

パソコンや本、資料、メモ用紙。飲み物からお菓子まで、片付けずに気の置ける場所にしてから作業に取り掛かります。よく『机の上が汚い』と苦言されてしまうこともありますが、開いたままの本や、メモをそのままにしておけることが、ストレスフリーな環境に感じるんです。

その分、自分の中で法則性があって、少しでも位置がずれたり、自分以外のひとが触れたりすることに抵抗があります。気になってしまってストレスに感じて、集中できないこともあるので、自分にとってベストと思える空間を意識しています」

キャンパスを盛り上げる鍵はヤギ?「全員の70点より、誰かの120点」を目指してイベント企画する大学生【まっちゃん・19歳】
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「気になる10代名鑑」の962人目は、まっちゃんさん(19)。『人を楽しませる空間』をつくることをテーマに、大学内の学生の意見交流の機会を創出するイベントを企画しています。最近は大学内でヤギを飼うプロジェクトを進行中だと […]
https://steenz.jp/41892/

8. 長谷川美晴さん「勉強しているひとがいる環境は、自然とモチベがあがる」

貧困による教育問題にアプローチするべく、大学でNPO運営やソーシャルビジネスについて勉強している19歳。

「学校のキャンパスで勉強することです。

勉強すると決めたときは、授業がなくても早めにキャンパスに行きます。周りのひとが勉強していると、自分自身も勉強モードに入ることができるからです。勉強をする環境は、とても大事だと思っています。

わたしは、人間観察が好きで、ひとが勉強している様子を見ながら『こんなこと勉強しているんだ!』と、たくさんのことに興味をもつきっかけにもなっています」

子どもが堂々と夢を語れる社会に。支援のあり方を模索する文武両道の大学生【長谷川美晴・19歳】
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「気になる10代名鑑」の960人目は、長谷川美晴さん(19)。貧困による教育問題にアプローチするべく、大学でNPO運営やソーシャルビジネスについて勉強しています。今年は所属する空手部の活動とも両立させながら、ボランティア […]
https://steenz.jp/40959/

勉強のモチベアップ方法は、どれも10代ならではの視点と日常が垣間見える、ユニークな工夫ばかり。これからも「10代リアルVOICE」では、彼らのリアルな声や関心ごとを発信していきます!

Photo:Nanako Araie、Kaori Someya
Text:Serina Hirano

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Serina Hirano

ライター/ディレクター

ライター兼ディレクターとして、東京と静岡県・東伊豆町の二拠点で活動中。インタビュー記事を中心に、学生、スタートアップ、まちづくりの現場まで、取材・執筆・編集・企画運営まで一気通貫で手がけています。“今”を懸命に生きる若者を応援したいという想いから、2024年より10代のリアルな声を伝えるメディア「Steenz」に参画。

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