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プロサーファーを目指し、波とともに成長。心理学を学び、悩めるひとたちを支えたい【cocona・19歳】

プロサーファーを目指し、波とともに成長。心理学を学び、悩めるひとたちを支えたい【cocona・19歳】

気になる10代名鑑」の970人目は、coconaさん(19)。幼いころからサーフィンに親しみ、現在はプロを目指して日本各地の大会に挑戦しています。自身の経験からメンタルの重要性を実感し、大学では心理学を学んでいるcoconaさんに、プロを目指したきっかけや今後の展望を聞いてみました。

coconaを知る5つの質問

Q1. いま、力を入れていることは?

小学校3年生からサーフィンを続け、現在はプロを目指すアマチュア選手として日本各地の大会に出場しています。

実は、サーフィンって、技術だけでなくメンタルの安定が重要な競技でもあるんです。プロサーファーになるには、プロ試験に合格する必要があり、その試験に出場するためにも試合で勝ち続けなければなりません。そして、サーフィンの試合は技の難易度や完成度、波の大きさなどが審査基準となりますが、サーフィンの競技場となる海は毎回コンディションが異なります。

プロを目指すなかで、こうしたメンタルについても考えるようになって、いま大学では心理学を専攻しています」

 

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Q2. 活動を始めたきっかけは?

「幼い頃から海が好きで、毎週末家族と海に行っていました。そこでサーファーが波に乗る姿を見て、『波って乗れるんだ!』と感動し、自分もやってみたいと思ったのがきっかけです。

最初は何をすればいいのか分かりませんでしたが、ショップの方にレッスンを教わるうちに、サーフィンがどんどん身近な存在になりました。プロを目指すようになったのは、始めてから2〜3年後。憧れのプロサーファー・野呂玲花さんに出会い、自分もプロとして世界を回り、世界一になりたいと思うようになりました。」

Q3.活動する中で、印象的な出会いは?

わたしがプロを目指すきっかけとなった、野呂玲花さんとの出会いです。小学6年生から中学1年生に上がるタイミングで、彼女の試合やテレビでの活躍を見て、洗練された技術や世界に挑む姿勢にずっと憧れていて。

サーファーとしても、女性としても尊敬していて、いつか会いたいと思っていたんです。そんな中、野呂さんがサーフボードを店頭で販売していることをSNSで知り、『これはチャンスだ!』と思って、会いにいくために思い切って購入を決意しました。その後、彼女のレッスンで学びたいという思いが強まって、実際に野呂さんのもとで教わるようになりました!」

Q4. 活動をする中でつらかったことは?

大学受験の時期が一番つらかったです。勉強とサーフィンの両立が想像以上に厳しく、特に自分の住んでいる場所の近くに海がないことが大きなハードルで……。週末しか海に入れないのに、その貴重な時間も勉強に割かなければならず、海に入った後の疲れた状態でも机に向かう必要がありました。

さらに、気持ちが乱れるとパフォーマンスにも直結してしまいます。そんな中で、自分のコンディションをどう調整するかが大きな課題でした。最初は大変だったけれど、少しずつ調子の悪い自分を否定せず、『いまはこういう時期だよね』と受け入れられるようになって。だんだんストレスに余裕を持って向き合えるようになりました」

 

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Q5. 将来の展望は?

将来はプロサーファーとして活躍しながら、スポーツ選手や悩みを抱えるひとのカウンセリングにも携わりたいと考えています。大学で心理学を学んでいるのも、自分がサーフィンをしていたからこそで、特に夢を諦めざるを得ない子どもたちを少しでも減らしたいという想いもあるんです。

直近の目標としては、プロサーファーの資格を取得し、さらに大学院へ進学して公認心理士の資格を取得することです。スポーツ心理学だけでなく、幅広い知識を身につけることで、より多くのひとの力になれたら嬉しいです」

coconaのプロフィール

年齢:19歳
出身地:東京都新宿区
所属:目白大学
趣味:弾き語り
特技:サーフィン
大切にしている言葉:All the Best

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Photo:Nanako Araie
Text:Honori Kukimoto

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Honori Kukimoto

ライター

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