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高齢者とともに老いや生き方を考える体験型ソーシャルエンターテイメント『ダイアログ・ウィズ・タイム』とは?【Steenz Breaking News】

高齢者とともに老いや生き方を考える体験型ソーシャルエンターテイメント『ダイアログ・ウィズ・タイム』とは?【Steenz Breaking News】

世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする「Steenz Breaking News」。今日は、75歳以上の高齢者の案内役とともに、歳を重ねることや生き方について考える体験型エンターテインメント『ダイアログ・ウィズ・タイム』についてご紹介します。

だれにでも平等に訪れる「老い」


「老後」や「老い」と聞いて、どのようなイメージを持つでしょうか。かつては人生の終盤を意味していた、これらの言葉たち。人生100年時代に突入した現在では、老いを迎えてからの時間も長く、「老後」や「老い」という言葉に対する見方も大きく変わってきています。

2023年の厚生労働省の調査によると、日本人の平均寿命は男性が81歳,女性が87歳と発表されました。今後、平均寿命はさらに伸びる可能性があります。例えば、「2007年生まれの約半数が107歳まで生きる可能性がある」という予測があります。現在50歳未満の人も、100歳以上の年齢まで生きる可能性が高いとされています。

この春、そんな「長い人生を豊かに生きるためのヒント」を得られるイベント『ダイアログ・ウィズ・タイム』が開催されます。

老いや老後に対する価値観が変わるかも?『ダイアログ・ウィズ・タイム』とは

2025年4月19日(土)から6月29日(日)の期間、東京・竹芝で開催される『ダイアログ・ウィズ・タイム』。
これは、年齢を重ねることの豊かさについて考えるきっかけを生み出すことを目的とした、体験型エンターテイメントです。

互いを認め、助けあう社会を実現するためのさまざまなプロジェクトを手がける一般社団法人 ダイアローグ・ジャパン・ソサエティが主催する本イベント。「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」「ダイアログ・イン・サイレンス」に続く対話型プログラムとして、2012年のイスラエルを皮切りに世界各地で開催されており、日本では今回が4回目の開催となります。

「未来に会いに行こう。」をテーマに掲げる『ダイアログ・ウィズ・タイム』で参加者を案内するのは75歳以上の人生の先輩たち。

多様な世代が約1.5時間のプログラムの中でさまざまなアクティビティを体験し、年齢を重ねることへの向き合い方や心の豊かさなどについて考えます。

イベントのアンケートによると、参加者の4割近くが「歳を重ねることへの不安」が減ったと回答したそうです。高齢者との対話によって、参加者の老後へのネガティブな感情に少し変化がみられたのかもしれません。

人生の先輩との対話から見つける未来への希望

『ダイアログ・ウィズ・タイム』で75歳以上の人生の先輩たちと過ごす時間は、私たちの「老い」へのイメージを一変させるでしょう。年齢を超えた対話を通じて、不安は期待へと変わり、人生100年時代を豊かに生きるヒントが見つかるはずです。

ダイアログ・ウィズ・タイム

開催期間:2025年4月19日(土)〜6月29日(日)
開催場所:ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」(東京・竹芝)
(東京都港区海岸1丁目10−45 アトレ竹芝 シアター棟 1F)
体験時間:約90分
料金:大人 3,850円、学生 2,750円、小学生 1,650円(税込)
※WEBより事前予約制
WEBサイト:https://dwt.dialogue.or.jp/

Reference:
厚生労働省「簡易生命表」/令和5年

Text:kagari

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ライター/エシカル・コンシェルジュ

フリーのライター/エシカル・コンシェルジュ。学生時代、100本以上のドキュメンタリー映画を通して、世界各国の社会問題を知る。事務職を経て独立後、ソーシャルグッドに関連する記事を執筆。都会暮らしからはじめるエシカルな暮らしを実践中。 Twitter:@ka_ga_r_i Instagram:@kagari_ethicallifejapan

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