
「気になる10代名鑑」の930人目は、ゆいさん(19)。古着を活用したファッションデザインや、子どもたちとの活動を通じてファッションショーの未来を考えています。ファッションデザインを通じて環境問題と向き合うゆいさんに、活動をはじめたきっかけや、将来の展望を伺いました。
ゆいを知る5つの質問
Q1. いま、いちばん力を入れている活動は?
「舞台衣装のデザイン・制作と、『美しいものを創りたい』という思いを込めて、衣装のアイテムなど、アパレルに関する広告のデザインにも取り組んでいます。
衣装制作では、環境問題への関心から捨てられる古着を活用し、ストリートファッションショーにも参加しました。浮世絵をモチーフにした衣装を制作したときには、道行く人や外国人が写真を撮ってくれて、とても嬉しかったです。
同時に、20名ほどを対象にしたワークショップもおこなっています。参加者の“心の風景”を描いてもらい、それを身にまとう衣装へと変換する試みです。大人だけでなく子どもも対象にしていて、日常にあるものを自分らしく変える楽しさや、ファッションを通して“心のままの自分”になれる体験を届けたいと思っています」
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Q2. 活動を始めたきっかけは?
「幼少期に実写版の『シンデレラ』を観て、『私もこんな世界を作りたい!』と思ったことが、ファッションに興味を持つきっかけでした。
いまでもディズニーが大好きで、ショーを観たり、パーク内を巡ったりすることからインスピレーションを得ています。そうした体験が、自分の作品にも影響を与えていると感じています」
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Q3. 活動にあたってのファーストアクションは?
「当時どうしても入りたかったピクサースタジオに入る方法を調べて、まずは美術系の中学校に進学しました。ファッションに触れたのは、自分たちがデザインした服を着てファッションショーを開催したときです。
そこで、自分の世界観を持っている先輩に憧れ、感性に響いたひとと積極的に話すようになって。ファッションに限らず、さまざまな分野の方とディスカッションをしていくことで、自分のアイデアを形にしていっています」
Q4.活動をしている中で、印象的だった出会いは?
「DOKKA vividというブランドのデザイナー、AKIHOさんとNODOKAさんとの出会いです。『DOKKA vivid』は、古着や端切れをリメイクしたアップサイクルなコンセプトで注目を浴びていて、エレガントかつ鮮やかなビビットカラーを使ったアイテムでファッションブランドを展開しています。
古着や資材を活用したアートスペースを訪れたときにお会いし、とても親身に相談に乗ってくださったり、アドバイスをくださったり。常に未来を見据えて活動している姿を、とても尊敬しています。
以前は、お仕事のお手伝いもさせていただいていて、未知の世界に飛び込む勇気と希望をもらっています」
Q5. 将来の展望は?
「“一晩の夢”のような体験をファッションで実現することです。でも、美的な価値だけでなく、社会的な意味を持つファッションも創作していきたい。
子どもたちとワークショップをやっていることもあって、若い世代の声をしっかり聴き、それを作品に反映させながら仕事を生み出していきたいと考えています。
子どもたちがこの世界に絶望しないように。環境問題にも配慮して、いま生きている世界を改めて見つめ直せる服作りに挑んでいきます」
ゆいのプロフィール
年齢:19歳
出身地:東京都豊島区
所属:女子美術大学
趣味:人間達のライフストーリーを聞く事
特技:答えの出ない問いの答えを出さない事
大切にしている言葉:他人の身になって学ぼうとすること、彼らの目をとおして物事を見ること、そこから平和は始まります。(バラク・オバマ)
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Photo:Nanako Araie
Text:Serina Hirano