
「気になる10代名鑑」の928人目は、自由の魔女エルさん(19)。プリミティブな魔法の世界に魅せられて創作活動に取り組んでいます。アートを通じて、精神的に豊かな世界の実現に貢献したいと話す自由の魔女エルさんに、活動を始めたきっかけや将来の展望を伺いました。
自由の魔女エルを知る5つの質問
Q1. いま、いちばん力を入れている活動は?
「おもにデザイナーとしてゲームの制作に携わったり、世界の多様な民族文化や伝承をアート体験として提供し、現代人の価値観をアップグレードさせる活動をしています。これは世界の多様な価値観を通して人生や社会の質を上げることを目的としています。
もともと魔女、魔術といった文化に興味があり、これまでに活動の一環として、占い師の友達と地元・佐渡のイベント『アースセレブレーション』に、魔女の隠れ家-アートと占いのお店-を出店させたこともあります」
個人的にLigueeコラボのこの絵は
主に
●心臓
●鳥
モチーフで描いたのだが、
見方を変えてみると白い鳥の部分が🫰(指ハート)しているようにも見えるんだよな…どちらにせよ心臓も指ハートもニュアンスが同じなので意味が増えてラッキーです! pic.twitter.com/F4pmHRKDPy
— 自由の魔女エル⛓️🪽 中村心香 (@ElllllyMagick) May 23, 2024
Q2. 活動を始めたきっかけは?
「幼い頃、トゥレット症候群、いわゆるチック症という症状に悩まされており、精神的に辛い思いをしていた時期があります。そんなときに、魔法という価値観に出会ったことで、前向きになることができました。
古来、魔法がプリミティブな文化として世界に実在していたという事実に衝撃を受け、魔法で人生の困難も乗り越えられるような気がしたんですね。
この経験から、魔法といった未知なる価値観を広める活動を始めました。魔法というと理解されづらく、ときには怪しいとも思われがちですが、それをアートで提示していくことがわたしのミッションなので、創造力に変えて活動に取り組んでいます」
Q3. 自身のクリエイティブに影響を与えたものは?
「『アミ小さな宇宙人』という小説です。内容がとにかく愛と賢さに溢れていて、わたしの創作活動の道しるべ的な本です。わたしに、愛とは何か、いま自分たちに必要なものは何かを考えるヒントをくれた本です。
一説では、実話をもとに書かれたとも言われています。宇宙人の少年に出会って、おとぎ話のような星に行ったり、魂の伴侶に出会ったりする話は作り話にも思えますが、それでもこんな世界が本当にあったら素敵だなと思います。読むたびに、わたしもこんな愛に溢れた世界をつくりたいと思わせてくれる本です」
Q4. 活動を通して、実現したいビジョンは?
「いまは神秘的なものや珍しいものが好きなひとをターゲットに、消費者向けの体験をつくっていますが、今後は企業とも提携して、社内研修もできたらと思っています。
現代ではテクノロジーによって効率化や資本的豊かさを手に入れられた一方で、精神的な充足感を忘れつつあるとも思っていて。でもわたしが魔法の価値観に助けられたように、世界はまだ知らない人生を豊かにしてくれる考え方が溢れています。そのなかには、多くのひとが先入観や文化の違いで無意識に避けているものも多いと思うんです。
だからこそ、そんな価値観がアップグレードされるようなアート体験が必要なんじゃないかと考えていて。より多様な価値観が共存できる、マルチカルチャリズムの世界を実現させたいと思っています」
この投稿をInstagramで見る
Q5. 将来の展望は?
「海外に行きたい気持ちがずっとあります。各国を旅して、フィールドワークを元にそこで出会った文化や伝承からアート体験を創ってみたいと思っています。現地に行ってこの目この肌で体感しなければ得ることのできないインスピレーションってあると思うんですよね。
各地で創作を続けることで、アートを通じて精神的に豊かな世界の実現に近づくことができると信じています」
自由の魔女エルのプロフィール
年齢:19歳
出身地:新潟県佐渡ヶ島
所属:株式会社SynapStudio、デジタルハリウッド大学
趣味:タロット占い(修行中)・アニメ「マギ」の見返し
特技:魔術・絵画アート系・お経の暗唱
大切にしている言葉:大丈夫だ。心配するな。なんとかなる(一休宗純)
自由の魔女エルのSNS
未完、未解、未知…それらの言葉は我らの憧憬を刺激し、魅惑の世界へ誘ってくれる。
時に、理解できないものは人間に恐怖を与えるが、その一方で希望も与えてくれる。
未知が与える希望。
私は魔法という名の未知なる希望に惹かれ、その世界を表現しようとしている。— 自由の魔女エル⛓️🪽 中村心香 (@ElllllyMagick) October 26, 2024
この投稿をInstagramで見る
★note
Photo:Nanako Araie
Text:Ayuka Moriya