
「気になる10代名鑑」の918人目は、紙谷凛さん(17)。中学生のころから映像制作を始め、現在はプロジェクションマッピングを手掛けるほか、ドローンのオペレーションについても学んでいます。勇気を持ってプロにDMでメッセージを送ったことが、いまの活動に繋がっていると話す紙谷さんに、活動についてあれこれ聞いてみました。
紙谷凛を知る5つの質問
Q1. いま、力を入れていることは?
「映像制作全般に取り組んでいます。
いまは特にプロジェクションマッピングに注力していて、最近まで、『プロジェクションマッピング甲子園』への出品に向けて活動していました。あとは、通っている高校の校舎にマッピングをおこなうための準備を進めています。
もうひとつ力を入れているのが、ドローン分野での活動です。いまは、慶應義塾大学発のベンチャー企業に所属して、ドローンのオペレーションについて学んでいます」
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Q2. 活動をはじめたきっかけは?
「中学生のころ、デザイナーの父がよく仕事現場に連れて行ってくれていました。それがきっかけで『クリエイティブな活動をするひとたちってカッコいい……自分で何かを作れるような人になりたい』って思うようになって。
同じくらいの時期から、YouTubeでの動画編集をしていたんですけど、中学校3年生のときに学校の先生が『プロジェクションマッピング甲子園』という大会があることを教えてくれたんです。ディズニーランドの映像を見せてくれて、初めてプロジェクションマッピングってこんなに素敵なものなんだと知って。じゃあやってみようと思って、そこから独学で制作を始めました」
Q3.活動にあたってのファーストアクションは?
「初めてプロジェクションマッピングを作るってなったとき、まずはプロのマネをしようって思って、調べている中で、『とりこ舎』のイシイキヨコさんという人の作品に出会ったんです。それで、所属されている会社にDMを送ってみたことが始まりでした。それから、作品の作り方を教わったり、現場で一緒に作業をしたりするようになって。
ドローン分野での活動も、そうやって自分から声を掛けたことがきっかけになっているんです。やった後悔より、やらなかった後悔のほうが大きいって言うじゃないですか。それを大事にしてきた結果、いまがあるのかなって思っています」
Q4.どんなことをテーマに活動をおこなっていますか?
「『映像で人の心をハックする』ことです。
自分の作品を見てくれたひとたちの人生に、何か少しでも影響を与えられればいいなという想いで制作しています。ただ見て終わりではなく、映像を通じて何かを感じたり、思ったりしてほしいなって。
そのために、普段からひとが何を求めているのかとか、何をしたら喜ぶのかなっていうことはすごく考えていて。作品づくりにおいて、それを実現するための努力は惜しまない姿勢でやっています」
Q5. 今後の展望は?
「夢は『最高のクリエイター』になることです。
いまと変わらず、まずは作品を作っていって、少しでも多くの人に届けられるようにすることを目標に活動していこうと思っています。でもそのなかで、どうしたらもっと人を感動させられるのか、喜ばせられるのかっていうことは、より深く追求していきたいです」
紙谷凛のプロフィール
年齢:17歳(2007年9月21日)
出身地:東京都
所属:ドルトン東京学園
大切にしている言葉:「できるか」「できないか」ではなく「やる」か「やらないか」、脱優等生
紙谷凛のSNS
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素敵な卒業式に向けて🌸#卒業式#プロジェクションマッピング pic.twitter.com/lh6ED2bB53
— Rin Kamitani 紙谷凛 (@kamitanirin) February 13, 2025
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Photo:Nanako Araie
Text:Fuka Hagai