
「気になる10代名鑑」の936人目は、後田百歌さん(16)。興味のあることに全力で飛び込み、モデル活動や生徒会など幅広く挑戦中です。人とのつながりを大切にしながら「やりたい」を行動に変えることを大事にしている後田さんに、あれこれ話を聞いてみました。
後田百歌を知る5つの質問
Q1. いま、力を入れていることは?
「通っているN高で生徒会選挙に立候補して、3万人以上の生徒から最多得票数で副会長に選ばれました。
N高グループの生徒会は国内最大運営規模だと言われているんです。年間1,000万円の運営予算が与えられて、課外学習や特別授業の企画や文化祭などの運営、学校のルールの制定など、さまざまな決裁権限を持っています。わたしは副会長として、学校を盛り上げるためのイベントの立案や運営に携わっています。
あと、XやInstagram、TikTokなどSNSを活用して自己表現の幅を広げていて、人との関わりを大切にしながら、常に新しいことに取り組んでいます。課外活動やワークショップにも積極的に参加するようにしていて、いまはモデル活動にも挑戦中です」
生徒会公式アカウントからもお知らせでましたー!!📢
みんなに活動知ってもらえるとうれしいな〜
ぜひ拡散おねがいします🥹🙌🏻 https://t.co/339DGWzsrq— もか (@N9_moka) February 10, 2025
Q2. 活動を始めるときのファーストアクションは?
「『友達をつくること』からすべてが始まりました!
初めての環境に飛び込んだときには、自分と同じことに挑戦している人や、ノリが合いそうな人、『気になる!』と思った人には、怖気づかずに話しかけるようにしているんです。
中学生のころの宿泊イベントで、上級生が気さくに話しかけてくれたことがとても嬉しくて。その経験がきっかけで、待つのではなく、自分から積極的に動くことが大切なんだと実感しました。通信制高校という環境を活かしてさまざまな活動をしている人たちと出会う中で、その考えがさらに強まりました。いまでは、新しい挑戦をするときには、まず人とつながることを大切にしています」
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Q3.活動をする中で、印象的だった出来事は?
「学園内の職業体験イベントで、山口県で塩を作っている方が『すべては海から始まっている』という話をしてくれたんです。最初は塩の話だったのに、そこから壮大なつながりが見えてきたことに驚いたんですけど、実際に対面で話を聞いたからこそ、その言葉がスッと自分の中に入ってきたんだなって。直接顔を合わせて話を聞くことや、実際に目で見たり肌で感じたりすることの大切さに気づきました。
やっぱり『人と直接関わること』がいちばん大事だと改めて感じましたし、それがわたしにとっての活動の原動力になっているのだと思います」
Q4. 活動をする中で、壁に感じてしまったことがあれば教えてください
「いろんなことに挑戦しているからこそ、予定を詰め込みすぎて疲れてしまったり、本当にこれをやりたいのかなと悩んだりすることもあって。つい自分で限界を作ってしまいそうになるんです。
そんなときは『どれかをやめる』という選択をするのではなく、生徒会のミーティングで少し肩の力を抜いてみんなと話すなど、プライベートと活動の間に適度な余白をつくるようにしています。メリハリをつけすぎずにいることで、どの活動も無理なく続けられているのかもしれません」
Q5. 将来の展望は?
「自分の経験をもっと多くの人に伝えて、背中を押せる存在になりたいです。
いまは、自分が本当にやりたいことがなんなのか、そしてその環境を作り出せる職業はなんだろう、と模索中です。
でも、食わず嫌いせずに挑戦するのが自分の強みだと思っているので、これからも気になることがあれば、気持ちだけで終わらせず行動に移していきたいです。やりたいことを気持ちが薄れる前にやることで、自分の得意を見つけたり、新しい出会いがあったり、自分の好きな自分になれるんです。自分の好きなことを諦めてしまう人が、少しでも減ってほしいと思っています」
後田百歌のプロフィール
年齢:16歳
出身地:東京都立川市
所属:N高等学校
趣味:読書
特技:はじめの一歩
大切にしている言葉:一期一会
後田百歌のSNS
本当にありがとうございました!!
#NED2024 pic.twitter.com/TURXfANBKA
— もか (@N9_moka) December 7, 2024
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Photo:Nanako Araie
Text:Honori Kukimoto