世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする「Steenz Breaking News」。今日は、東京ミッドタウン日比谷で開催される、日本の食の未来を考えるイベント「食と生きる」についてご紹介します。
日本の食文化の「いま」はどうなっている?
2025年1月10日(金)〜 1月19日(日)にかけて東京ミッドタウン日比谷で「食と生きる」というイベントが開催されます。18の企業・団体が集結し、企業や団体、個人の取り組みの紹介から実践的なワークショップまでニッポンの食をめぐる課題を知ることができるイベントです。
四季や豊かな自然に恵まれた日本で育まれてきた「和食」は、自然を尊ぶといった考えが背景にある一方で、気候変動や自給率、文化の継承など、多くの課題を抱えているのも事実です。
そんな日本の食について、さまざまな観点から考えることができる「食と生きる」のイベントの内容について見ていきましょう。
4つのコンテンツから日本の食を知る
まず最初に紹介したいのが、総勢36名・全14プログラムから構成されるシンポジウムです。第一線で活躍する食のエキスパートたちによる、クロストーク形式で行われます。サステナブル農業や能登の食文化といったさまざまなテーマから、食をめぐる現在と未来をひも解くための知見を得ることができそうです。
次にご紹介したいのが、18の企業・団体の取り組みに触れるエキシビションです。会場の地下1F 日比谷アーケードでは、イベントの共同参加団体や企業によるパネル展示により、食にまつわるサプライチェーンや食文化の継承などの取り組みが紹介されます。
また、実際に手を動かしながら食について考えることができるワークショップも用意されています。子どもから大人まで参加可能な「ぬか床教室」や「おにぎり作り体験」など、各分野のプロから学ぶことができる魅力あふれるコンテンツです。
セミナーや展示から日本の食について学びを深めたあとは、会場内レストラン12店舗による「食と生きる」コラボメニューも見逃せません。「RESTAURANT TOYO」による地方生産者を応援する黒毛和牛を用いたディナーメニューや、発酵食品をふんだんに取り入れた「銀波」のトラウトサーモン定食、「林屋新兵衛」による手揉み製法の爽奏緑茶など、盛りだくさんです。イベント期間にしか出会えないお食事を堪能してみてはいかがでしょうか。
身近な「食」を見つめなおす機会に
食の社会課題解決のきっかけつくりをめざすイベント「食と生きる」。日本の食文化は、わたしたちと身近であるがゆえに、改めて考える機会が少ない人もいるかと思います。友人や家族と、まずは興味のあるコンテンツから楽しく日本の食文化に触れてみませんか。
「食と生きる」概要
会場:東京ミッドタウン日比谷
日程:2025年1月10日(金)〜19 日(日)10日間
参加費:各イベントの開催概要に準ずる
URL:https://www.hibiya.tokyo-midtown.com/shokutoikiru/#introduction
Text:kagari