Steenz Breaking News

暮らしと地球環境の向上をめざして。ロフトが進める独自の取り組み「LOFT GREEN PROJECT」とは?【Steenz Breaking News】

暮らしと地球環境の向上をめざして。ロフトが進める独自の取り組み「LOFT GREEN PROJECT」とは?【Steenz Breaking News】

世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする「Steenz Breaking News」。今日は、ロフトのサステナブルな取り組み「LOFT GREEN PROJECT」についてご紹介します。

ロフトが店内装飾用タペストリーのアップサイクルを実現

さまざまな生活雑貨を販売し、私たちにとって馴染みの深いお店であるロフト。そんなロフトでは新たに、店内に飾られている「のぼり旗」や「垂れ幕」などといった、タペストリー(布製の広告表示物)に関するサステナブルな取り組みが始まりました。

これまで一度の使用で廃棄されていたタペストリーですが、今回、産業用インクジェットプリンタなどを手がける株式会社ミマキエンジニアリング(以下:ミマキ)の協力を得て、再利用できるようになりました。取り組みを進めるにあたり、鍵となったのが、印刷済みの生地から染料を抜く「ネオクロマト・プロセス」というミマキの技術です。この技術により、使用済みタペストリーを脱色し、その生地に別のデザインを印刷することが可能になりました。タペストリーの廃棄量、および焼却時に出る二酸化炭素排出量の低減につながると期待されています。

布地を再利用した「循環使用タペストリー」は、池袋ロフトにて11月からテスト運用をおこなっています。池袋ロフトに足を運んだ際は、注目してみてください。

ロフトが取り組む「LOFT GREEN PROJECT」とは?

「循環使用タペストリー」は、ロフトが取り組む「LOFT GREEN PROJECT」の一環としておこなわれています。「LOFT GREEN PROJECT」とは、「できることから始める」を合言葉に、環境と社会価値の創造を目的としたサステナブルな取り組みのこと。2021年の秋に始まり、環境配慮型商品の品ぞろえを含め、エシカル消費を意識したウェルビーイングな暮らしを広めるアクションを展開しています。

店舗にさまざまなサステナブルな商品がそろっていると、興味はあるけれどそういった商品に詳しくない、といった人も手に取りやすくなるので良いですね。あるいは、ロフトで見かけたのをきっかけに、興味をもつ人もいるかもしれません。また、ロフトの店頭では環境への配慮以外にも、「人・地域・社会への配慮」や「回収リサイクルプログラム」の3つのテーマに取り組んでいるそうです。

「BIOLOGIC LOOP」で繊維商品の回収も

先ほども触れた「回収リサイクルプログラム」とは、繊維循環プラットフォーム「BIOLOGIC LOOP(ビオロジックループ)」のことです。多様な繊維製品の循環リサイクル事業を手がける株式会社BP Labが運営しており、2022年4月から、ロフトの一部店舗も回収拠点となっています。銀座ロフトでの実施を皮切りに、現在は銀座、渋谷、池袋、横浜、千葉、吉祥寺、梅田、京都の8店舗で、繊維衣類や繊維製品などの回収をおこなっています。

2022年4月~2024年10月までの間に、5,038kgの繊維製品を回収したそう。上記8店舗には回収ボックスが設置されているため、見かけた際は利用してみてください。ちなみにこのプラットフォームは、先ほど紹介した循環使用タペストリーの取り組みにも活用され、店頭で使用したタペストリーの回収業務も担っているとのことです。

身近なお店がおこなうサステナブルな取り組み。他の企業の活動もチェックしてみて

人や環境に優しく、尚且つより良い暮らしを目指すロフトの「LOFT GREEN PROJECT」。普段、何気なく利用していたお店がこのような活動を行っていることに、おどろいた方もいるのではないでしょうか。近年は、内容は違えどサステナブルな取り組みをおこなう企業が増えています。そのため、自分がよく利用するお店やサービスを運営する企業が、どのようなサステナブルな取り組みを行っているのか、チェックしてみてはいかがでしょうか。

Text:Yuki Tsuruda

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Yuki Tsuruda

ライター

鹿児島県在住のフリーライター。販売職や事務職を経験後、2020年5月からフリーランスのライターへ。執筆ジャンルは、ものづくりやSDGsなど。

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