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いよいよ明日。衆議院議員総選挙を直前におさらい!「選挙割」キャンペーンも活用しよう【Steenz Breaking News】

いよいよ明日。衆議院議員総選挙を直前におさらい!「選挙割」キャンペーンも活用しよう【Steenz Breaking News】

世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする「Steenz Breaking News」。今日は、2024年10月27日に行われる衆議院議員総選挙と、投票に行ったら活用したいさまざまな「選挙割」についてご紹介します。

今回の選挙って何が決まるの?

明日、2024年10月27日に行われるのは「第50回衆議院議員総選挙」。選挙権をもつ18歳以上の方の中には、今回が初めての選挙だという方もいるはず。もちろん、まだ選挙権がない10代も、数年後には投票所入場券が届き、選挙に参加することになります。改めて、おさらいしておきましょう。

今回の選挙は、名前の通り、衆議院の議員を選出するための選挙です。衆議院の現在の議員定数は465人。そのすべてのメンバーを決めるという意味で「総選挙」という名前がついています。

選挙の方法はふたつあります。ひとつめは「小選挙区選挙」と呼んでいる方法で、この決め方で289人を選びます。全国を289の選挙区と呼ばれるエリアに分け、それぞれの選挙区から1人を選ぶ方式です。そのため、投票用紙には「候補者の名前」を記入します。

ふたつめは「比例代表選挙」です。全国を11の選挙区(ブロック)に分け、そのブロックごとに政党を選びます。事前に政党は議員の名簿を作っており、政党の得票数に応じて、当選者数が決まります。こちらは「政党名」を投票用紙に記入します。

今回はこのふたつの選挙に投票することになります。選挙権をもつ方には、すでに居住地の世帯主宛に投票所入場券が届いているはずですので、確認してくださいね。

実はもうひとつ、投票するんです

衆議院の総選挙の投票日には「最高裁判所裁判官国民審査」も同時に行われます。これは最高裁判所の裁判官を審査する制度で、投票用紙に印刷された裁判官の名前の中から「辞めさせたい人」に×をつけます。仮に、全員に問題がなければ何も記入しませんし、逆に全員を辞めさせたいということであれば、全てに×を記入することになります。

どうやって情報を得る?

衆議院議員総選挙では、候補者の意見や主張は各都道府県の選挙管理委員会が発行する「選挙公報」に掲載されています。こちらは各家庭に配布されていますし、都道府県選挙管理委員会の公式サイトでも見ることができます。

また、「政見放送」と呼ばれる番組も、NHKをはじめとする各テレビ局で放送されます。こうしたものをチェックすることで、候補者が何を主張しているのかを直接確認できます。

さらには、報道各社が衆議院総選挙の特集サイトを作っています。そうしたサイトでは、候補者にアンケートを実施し、いま争点になっている事柄について一覧を作っている場合が多く、比較しやすくなっているので、こうしたサイトを確認するのもよいでしょう。

最高裁判所裁判官国民審査についても、「最高裁判所裁判官国民審査公報」を各都道府県の選挙管理委員会が発行しており、裁判官たちの経歴や、どの裁判を担当したのかが記載されています。

報道各社も、最高裁判所裁判官の誰がどのような判決を下したかをまとめています。社会背景とともに書かれていることもあるので、どの裁判でどのような判決が下されたのかを知ることができるのです。

投票に行く前に。選挙割の情報も調べてみよう!

近年、投票率アップに寄与したいと、さまざまな施設で投票した人に対して「選挙割」というキャンペーンが行われるようになってきました。そのうちのいくつかをご紹介します。

ラーメンチェーンの「一風堂」は、10月27日(日)~10月29日(火)の3日間、全店で「センキョ割®」を実施します。期間中、店舗にてラーメンを注文した際に「投票済証明書」を提示すると、「替玉一玉」もしくは「半熟玉子一個」のいずれかが無料でゲットできるのだそうです。

 

また、コーヒーチェーンの「猿田彦珈琲」では、10/27(日)〜11/10(日)の期間で「投票済証明書」を見せると、次回使えるドリンク100円OFFチケットと交換してくれるそうですよ。

全国チェーン以外でも、各地でさまざまな「選挙割」が行われれているようです。山形駅隣の商業施設「エスパル山形」では、10月31日(木)までの期間、投票所の看板の画像か「投票所来場カード」を持参した方に対して、対象23店舗で受けられる特典やサービスが用意されています。

ちなみに、選挙割を受けるのに必要な「投票済証明書」や「投票所来場カード」は、投票所で自由に持ち帰ることができたり、係員の方に声をかけるともらえたり、自治体によって交付方法や交付の有無が異なりますので、確認してみましょう。

お住まいの近くのお店でも行われているかどうか、調べてみてくださいね。

選挙に行ってみよう!

初めての選挙で不安な方もいるかもしれません。投票所入場券をなくしてしまっていても、運転免許証などの本人確認書類を持って指定の投票所へ行けば投票ができますし、システム上でわからないことがあれば、スタッフに聞けば教えてもらえるので、安心して投票に行ってみてください。

総務省の調査によると、2021年に行われた衆議院議員総選挙における、10代の投票率は43.23%、2022年の参議院議員通常選挙では、35.42%にとどまりました。10代の投票率の低さが課題となっているいま、ひとりひとりが政治を自分ごととして捉えて、関心をもつことが大切です。選挙に行く予定はなかった、という方も、まずは「投票に行ってみる」ことから、はじめてみませんか。

Reference
総務省:第50回衆議院議員総選挙
総務省:国政選挙の年代別投票率の推移について

TextItsuki Tanaka

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Itsuki Tanaka

ライター

フリーランスのライター。食、農、環境領域 /博物館好き/コーヒー、アイス、チョコも好き。

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