世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする「Steenz Breaking News」。今日は、お酒のデビューにぴったりの微アルコール・低アルコールなお酒についてご紹介します。
20歳のアルコールデビューにおすすめしたい「微アル」「低アル」
2022年4月から成人年齢が18歳に引き下げられましたが、18歳で成人となっても、変わらず「20歳から」であるもののひとつが、お酒です。いまはまだ10代でも、20歳の誕生日のお祝いでお酒デビューしたい! という方もいるのではないでしょうか。
お酒のデビューでは、いきなり強いお酒に挑戦するのではなく、まずはアルコール度数の低い「低アルコール」や、アルコール度数1%以下の「微アルコール」のお酒からスタートしてみるのがおすすめです。
2024年2月に厚生労働省が「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」を公表するなど、飲酒における健康志向は年々高まりを見せています。そんな中で注目されているのが、これらのお酒。健康への配慮に加え、お酒が好きな人も、苦手な人もみんなで楽しめるといった点でも人気が高まり、各アルコールメーカーはアルコール度数を低く抑えた商品を続々と発表しています。
今回はその中でも、ソーシャルグッドな要素を持つプロダクトを厳選して「20歳になったら飲みたいお酒」をテーマにご紹介します。
発酵アップサイクル技術を活用!タカラ「発酵蒸留サワー」
始めにご紹介するのは、“アルコール分3%でお酒を飲んだ満足感が楽しめる、食事に合うチューハイ”を掲げる、「宝酒造株式会社」の「タカラ『発酵蒸留サワー』」。クリア、レモン、ぶどうの3つのフレーバーが展開されており、すでに放映中のTVやWebCMで目にした人もいるかもしれません。
「発酵アップサイクル技術」のプラットフォームを提供するスタートアップ企業「株式会社ファーメンステーション」との協力により誕生したこの商品。これまでは搾汁後に廃棄されていた柑橘の果皮を、独自の発酵アップサイクル技術によって素材化したものを利用している、サステナブルなお酒なのだそうです。
また、果皮の発酵・蒸留技術により叶ったという果実の複雑な香りは、ぜひ一度飲んで確かめてみたいですね。
鳥取県発のローアルコールビール「CIRAFFITI(シラフィティ)」
続いてご紹介するのは、鳥取県発のノンアル・ローアルコールクラフトビールブランド「CIRAFFITI(シラフィティ)」です。
クラフトビールとは、大量生産されるビールとは異なり、小規模な醸造所でつくられ、職人たちや醸造所の個性が反映されたビールのこと。「CIRAFFITI」は、日本初となるノンアル・ローアルコールクラフトビール「専門」の醸造所を構え、クラフトビールと同様の製法・原材料で製造するこだわりがポイントなのだそう。特殊な酵母と独自のレシピにより、アルコール分0.5%のローアルコールでありながら、ビールに見劣りしない味わいや香り、さらに通常のビールと比べて半分以下のカロリーを実現しています。
そんな「CIRAFFITI」は、シーン別に合わせて飲みたい3種類が発売されています。
ひとつめはホップの香りと心地よい苦味が料理にも合う「SESSION IPA(セッションアイピーエー)」。ふたつめは、スポーツ後や頑張った後にぴったりな清涼感あふれる酸味が特徴の「Sour Ale(サワーエール)」。3つ目は、水分・塩分・ミネラルたっぷりでサウナ上がりなどに染みわたる「Salty Sauna(ソルティサウナ)」です。
おしゃれな瓶に、シーンや気分で選べる3つの味わいで、カジュアルなアルコールデビューにうってつけの1本となりそうです!
ビールづくりの過程で出る“アレ”をアップサイクル!「BREWTO(ブリュート)」
最後にご紹介するのは、2024年9月20日(金)よりクラウドファンディングサイトにて先行販売されているローアルコールクラフトビール「BREWTO(ブリュート)」。山口鳴滝の湧き水を使用するなど、こだわりを持って商品化にこぎつけた、アルコール度数0.5%のローアルコールクラフトビールです。クラフトビールメーカー「山口地ビール」の知見を生かして開発されました。
さらに、ビールの製造過程で出る麦芽の絞りかす「モルトかす」の栄養価の高さに着目したアップサイクルプロダクト「モルトグラノーラ」にも注目。ローアルコールクラフトビールのおつまみとなるようなスナックをめざして、開発をおこなっているのだそう。「BREWTO」独自のソーシャルグッドな取り組みの、これからの展開に期待したいですね!
20歳になったら、微アル・低アルでサステナブルなお酒を楽しんでみて
その存在感を日に日に増している、微アルコールや低アルコールなお酒たち。これからの時代や、若者世代に寄り添う存在となりそうなお酒を、20歳になる日を待ちわびながら、ぜひチェックしてみてください。
References:
厚生労働省「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」
若年層の飲酒に関する意識調査
Text:kagari
※未成年の飲酒は法律で禁止されています。お酒は20歳になってから。