「気になる10代名鑑」の825人目は、井上幹太さん(17歳)。小学生から社会人までの幅広い世代に向け、金融教育に関するイベント企画や運営など、金融の知識を広める活動に力を入れています。お金の重要性を知ったことをきっかけに活動を始めたという井上さんに、印象的だった出来事や今後の展望について、伺ってみました。
井上幹太を知る5つの質問
Q1. いま、力を入れていることは?
「小学生から社会人まで、幅広い世代の人に対して、キャリア教育や金融リテラシーを知ってもらうためのイベントを企画したり、金融コンテンツを開発したりしています。
今年の6月には、若者の金融教育の重要性を訴えるため『学生団体FIN/School/』を立ち上げました。その活動の一環として、大手金融機関と共同企画で『金融を知ってみる会』というイベントを開催し、NISA制度やiDeCo制度の仕組み、投資の分析方法等について、大学生や若手社会人が学ぶ機会を提供しました。
また、金融機関の方と協力して、学校独自の通貨を発行するという事業開発もおこなっています。この独自通貨をアプリケーション上で活用し、学校内での消費体験をシミュレーションをすることで、学生のうちから実践的に金融について学べることをめざしています!」
#金融教育
【イベント登壇のお知らせ】猶興会にて「金融教育」をテーマに1時間ほど自分語りさせて頂きました!下記にYouTube動画をつけているのですが、
少し長いのでShort版も掲載します!(1分)https://t.co/IwaWjtkLEB当日お世話になった方に改めて感謝申し上げます!
11月にもお邪魔します! pic.twitter.com/8vm2eRPAsn— かんた@学生から始める大人のマネー教育 (@kanta_finschool) September 5, 2024
Q2. 活動を始めたきっかけは?
「中学時代からライター活動をしていて。そこで稼いだお金を投資したり、資産運用をしたりしたことで、金融教育の重要性を知りました。
小学校から中学校まで、10年間ほど不登校で。家で本を読んでいることが多く、自然と文章を書くことも好きになりました。それを活かせることはないかなと考えたときに、いろんなことを調べながら書くライター業にたどり着いたんです。2年前までは、企業向けのSEO記事をつくっていました。
その活動で得たお金をどう使おうかなぁと考えたとき、将来に活かせるのは、消費ではなく投資だと思って。投資をおこなうにあたって、経済の仕組みやお金の流れなどを勉強するようになったんです」
Q3. 活動をする中で、印象的だった出来事は?
「今年の4月、『SHIMOKITA COLLEGE Boarding Program』に参加し、多様な価値観を知れたことです。
SHIMOKITA COLLEGEには、高校生から社会人まで、多様な背景や価値観をもつ人が住んでいて。僕は小学校や中学校にも行かず、高校も通信制だったので、全日制の学校に通っている同年代と、キャリア形成に対する考えが大きく異なっていることに気づいたんです。
これから生きていくにあたって、自らキャリアを築くことが大切だと思うのですが、教育というものが、その基盤をどのように作って、個々のキャリアデザインにどのような影響を与えるのかについて、強い興味をもって。また、僕が関心をもっている金融とも密接な関係にあるので、『キャリア教育』の重要性を改めて感じることができました」
【ブログ開講】お金の学校「FIN/School. 」〜学生から始める大人のマネー教育〜
詳細はこちらから!https://t.co/XO04mj1tFp
【団体紹介】学生団体FIN/School. からのお知らせ! – お金の学校 FIN/School. 〜学生から始める大人のマネー教育〜https://t.co/96fcrWWLyU— かんた@学生から始める大人のマネー教育 (@kanta_finschool) September 10, 2024
Q4. 活動をするうえで、大切にしていることは?
「大人の方に求められるビジネスマナーがちゃんとできるように、意識しています。
例えば、服装ひとつとっても、制服で行くと、必然的に学生と交流をしていると感じると思うんです。だからビジネスをするのであれば、対等な目線で話してもらえるように、大人のビジネスマナーに準じた形で、『襟付きのスーツを着ていく』『必要な書類をきちんと準備する』といった、社会人として当たり前に求められることをできるように心がけています。
また、学生団体を運用するには、企業からの協賛金が重要なので、企業の方々とのコミュニケーションをとるときには、特に気をつけています。たくさんの学生団体がある中で、できるだけ早く、いい印象をもってもらえるように、口調や態度だったり、敬語の使い方だったりには、気を配っていて。その意識はメンバーにも共有するようにしています」
Q5. 将来の展望は?
「最終目標は、すべての人がお金に困らない社会を実現することです。
そのために、金融リテラシーは、最も必要となるインフラのひとつだと考えていて。まずはお金を稼ぐ能力を育てるためにも、小学生からキャリア教育をおこない、そして高校生になったら経済教育を、そしてお金を稼ぐことができるようになったら金融教育をおこなうといった、3つの連なる教育を実現することをめざしています。
まずは僕自身が企業の経営に携わりたいと思っているので、金融経営コンサルタントをめざそうと考えています」
井上幹太のプロフィール
年齢:17歳
出身地:京都市伏見区
所属:学生団体FIN/School. (S高等学校)
趣味:大相撲観戦、戦時・昭和歌謡鑑賞
特技:投資、企業分析
大切にしている言葉:われ1級なりぬ、かつて2級なりき、されどムートンなんは昔も今も変わらず。
井上幹太のSNS
【自己紹介】
>N/S高2期生(高3)
>学生団体FIN/School. 代表、学生団体連合UNION対外向け渉外をしています!
>専門:お金が大好きで「金融」が主専攻です!
>一言:色んな方とお話ししたいので、一度お話した、お会いした、お仕事ご一緒した方でも大歓迎です!https://t.co/UHIIdUEM7F pic.twitter.com/TFH2qOJOPF— かんた@学生から始める大人のマネー教育 (@kanta_finschool) September 30, 2024
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Photo:Nanako Araie
Text:Honori Kukimoto